【坂城町観光PR】パートナープレイヤーの榊翔太選手&山口和樹選手が行ってきました!
11月17日(水)AC長野パルセイロのホームタウン『坂城町』に、トップチームのホームタウンパートナープレイヤーの榊翔太選手と山口和樹選手が訪問してきましたので、ご報告いたします。
坂城町は長野県東信地域と北信地域の結節点にあり、長野市と軽井沢町とのほぼ中間点に位置します。
町の中央を流れる千曲川と、1,000m級の山々の間に市街地があり扇状地を形成していて坂道が多い特徴があります。
またこのような豊かな自然と、わが国有数の工業集積地として全国的に注目を集めた“モノづくりの街”としての側面、そして江戸時代に整備された北国街道の宿場町”坂木宿”として栄えた歴史と、多様性のある街です。
早速、『さかき地場産直売所 あいさい』さまに到着しました。
店内に入ると、収穫したばかりとお聞きした地域名産品“ねずみ大根”が並んでいました!
見れば見るほど、真ん丸な胴体から伸びる根の先端がねずみの可愛い尻尾に見えます。
北海道出身の榊選手と愛知県出身の山口選手も「初めて見ました!確かにねずみですね」と感心していました。
さて今回の旅での目的の一つは、その“ねずみ大根”を食べること!
直売所に併設された『あいさい食堂』に、“ねずみ大根”を材料にした郷土料理“おしぼりうどん”と“おしぼりそば”があります。
そばとうどん、どちらにするか両選手に尋ねると...
「そば大好きです、長野のそばってホント最高に美味しいです!」と、そば派だったのが榊選手。
一方の山口選手は、「麺類だったら何でも好きなので、僕はうどんにします!」
さて、11月になるとおしぼりの元となる“ねずみ大根”自身が寒さから身を守るために、でんぷん質をさらに蓄えることから辛くなりますが、同時に甘さを兼ね揃えた奥行きのある味になるそうです。
そのねずみ大根のしぼり汁に、信州味噌・かつおぶし・ネギなどの薬味をお好みで入れて辛味を調整します。辛さの後にほのかに感じる甘さの特徴を活かしたこの食べ方が、名物“おしぼりうどん・そば”です。
それぞれが選んだ“おしぼり”と初対面した2人、「大根の辛味の匂いがしますね」
試しに数本の麺をおしぼり汁に浸けて、好みの味に調整することから始めます。
「辛いの平気で大好き」な榊選手は...
「辛いけどめっちゃ美味しい!」と、おしぼり汁のみでしばらくそのまま食べ進めます。
「辛いの苦手」な山口選手は...
\ からーーーーい /
「辛いから味噌半分入れました…」「まだ辛いから残りの味噌全部入れました…」と、味を調整。
やっと丁度いい感じの辛さになったようで、一安心しました。
辛味に対照的な2人でしたが、好みの量の味噌と、おしぼり汁のバランスが大切なようです。
ここ坂城町は日本で最も降水量が少ない地域で、野菜の適作地とはいい難い自然環境ですが、ねずみ大根は昔から【鍬で耕せば火花が出るような小石混じりの畑が栽培に適している】とされ、他の土地ではねずみ大根本来の形や風味は出せないそうです。
「美味しかった!」と、共通の感想だった両選手。
美味しかったそばもうどんも“毎朝の手打ち”だそうで、“おしぼり”との相性もバツグンでした。
身体の芯から温まるような辛さと、口内の最後に残る大根の甘さとコシのある麺類が病みつきになる逸品で、クセになる味でした。『あいさい食堂』さま、ごちそうさまでした!
次の目的地は『鉄の展示館』さま。
館内の案内をしてくださるのは、主任学芸員 時信武史さま。
坂城町は刀匠の町として界隈で広く知られています。
日本刀の人間国宝・故 宮入行平刀匠がこの地に住み、現在では日本全国で活躍されている宮入一門会と呼ばれる多くの名刀匠を育てたこともあり、その功績を称え『鉄の展示館』が誕生したのだそうです。
この『鉄の展示館』は、東京以外で唯一の全国規模の日本刀展示会などが行われている博物館だそう。
今回の訪問でも『天下百剣と名刀写し展in坂城』として、アニメーションとのコラボ企画が開催されていました。
ちなみに“名刀写し”とは刀匠が自分の腕を磨くために、数々の名刀や名工の作風に倣って作った日本刀のことをいいます。
私達の誰も本物の“日本刀”に触れたこともなく、間近で見たこともない旨を伝えると、「じゃあ触ってみますか?」と、まさかのご提案。
急なことに驚いていると、重厚感のある鞘に収まった日本刀が目の前に。まずは時信さんのお手本動作を見ながら学びます。
「うわあ、本物」と、一気に緊張感のある空気に。(そんなに離れて見なくても大丈夫だよ...)というくらいの二人。
ちょっと近づいてみました。榊選手の後ろで一歩下がって見ていた山口選手。
更に取扱い方の作法と注意事項を教わり、選手達が実際に持たせていただきました。
置かれた日本刀に対して正座。一礼をして敬意を表してから手に触れます。自然に真剣な表情に。
ライト光線に照らすことで刃文を鑑賞。刃文とは刀身に見られる白い波のような模様のことです。
2人の選手が貴重な経験をさせていただいた後、スタッフも日本刀を触らせていただくことに。
スタッフのカメラを預かってくれた選手。慣れないカメラでなかなか上手に撮ってくれました。
私たちが手にさせていただいた日本刀は、人間国宝・故 宮入行平刀匠の作品だと教えていただき、再度驚きました。
貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました!
なかなか出来ない経験をさせていただいた後、今度は展示品を鑑賞しながら、日本刀の歴史などを含めてより深く勉強しました。
時代による刀身の反り、幅、厚み、刃文。または光の角度によって微かに見て取れる細かな変化など...
一本一本眺めているとあっという間に時間が過ぎましたが、最後まで興味津々な両選手。
お話の途中で選手もいくつか質問しました。
「一本(一振り)作るのにどのくらいの年月が必要なんですか?」⇒ 1年くらいはかかる。
「僕が作るとして修行期間はどのくらい必要ですか?」⇒ 多くは師匠の見様見真似で覚える世界。最短で五年は必要です。
「買おうとすればいくらくらいするんですか?」⇒ (目の前にあった刀を例に)これは歴史的な刀を真似した刀ですが、五百万円。歴史に関わってきた本物の有名な刀だと、五億円の値が付いた刀もあります。
さて名刀と呼ばれる日本刀には、数々の逸話や伝説があります。
例えば今回の展示会でも写しが展示されている“国宝 童子切安綱”と“国宝 石田切込正宗”。
まず“童子切安綱”ですが、平安時代に“酒呑童子”と呼ばれ、京の都で好き放題に暴れまわっていた鬼の首を討ち取ったとされる刀です。石田三成が関ケ原で敗れた時に所有していた刀とされ、その後に徳川家康の二男 結城秀康に贈られ生涯愛用したとされるのが“石田切込正宗”。
他にも歴史とロマンがつまった名刀の写しが多く展示されていました。
余談ですが、わざわざ"日本刀"と“日本”をつけて呼ぶのは、製法が日本独自のものだからだそうです。時代劇でお馴染みの刀鍛冶が、赤くやけた鋼をカンコンカンコン打って作り上げるのが“日本刀”です。
その魅力は一切の無駄を省いた研ぎ澄まされた形状、光の角度によって変化する輝き方、それぞれが持つ歴史的な背景など。
“日本刀”とは、その圧倒的な存在感から観る者に想像を広げさせてくれる奥深い世界でした...!
日本刀の魅力にどっぷりと浸かった後に訪れたのは、『さかきテクノセンター』内の『cafeぴろきち』さま。
美味しいランチとスイーツ、カフェが評判とのお店ですが、営業日が水・木・金・土曜日の昼間だけとの事でしたので、この機会に訪問させていただきました。
メニューを覗いてみると美味しそうなものばかりでしたが、さっと決めたのは榊選手。
榊選手のセレクトは、”ぴろノワール”。アイスが選べたので、抹茶に。セットのドリンクはアイスコーヒーに。
山口選手セレクトは”ガトーショコラ”。セットのドリンクはりんごジュース。
こっそりと「和樹、コーヒー飲めないんすよ」と榊選手が教えてくれました。
スタッフは”季節のタルト”。この日はリンゴのタルト!タルトの他にも、”シフォンケーキ”や”本日のお菓子”など、季節によって旬のメニューに代わるとのことで、何度も通いたくなります。
広い店内に座り心地のいいソファー。大きな窓に差し込む西日が眩しくも暖かく、開放的な空間でゆったりとした時間が流れていました。
余談。旅の道中、ふとした会話の中にスマートに飛び出してくる『翔太のダジャレ』を何とか皆さんにお伝えしたかったのですが...その面白さを文章にしますと、まるで榊選手がスベってしまうような結果が予想されたため、断念しました。
お伝えできるのは、終始両選手が坂城町の旅を楽しんでくれていたこと。最後には「また明日から頑張ります!」と力強く宣言してくれました。残りの試合、日本刀のような切れ味鋭いプレーに期待が高まります!
今回の旅は、坂城町スポーツ推進担当係長 春日康成さまにご案内いただきました。一緒に写真を撮りそびれてしまいましたが、お忙しい中同行いただき、節々で補足の情報をくださり大変助かりました。春日さん、ありがとうございました!
皆さんも、ぜひとも坂城町にお出かけして“おしぼりうどん”、“日本刀鑑賞”と“美味しいスイーツ”を楽しんでみてください!
※撮影・食事時のみマスクを外しております。食事の際は出来るだけ黙食を。
※観光の際は、マスク着用・手指消毒等の新型コロナウイルス感染対策を徹底し、安心安全に楽しみましょう。
これまでの選手ホームタウン訪問”テキスト&フォトレポート” おさらい
・信濃町:田中謙吾選手が行ってきました!
・野沢温泉村:大桃海斗選手が行ってきました!
・小布施町:水谷拓磨選手&住永翔選手が行ってきました!
・飯綱町:三田尚希選手が行ってきました!