宇野沢祐次選手の引退記者会見を実施いたしました
2019シーズンをもって現役を引退し、アカデミースタッフへの就任を決めた宇野沢祐次選手の記者会見を実施いたしました。
■開催日時:2020年1月30日(木)13:30
■開催場所:長野Uスタジアム 記者会見場
■登壇者: AC長野パルセイロ 宇野沢祐次
冒頭の挨拶
「私、宇野沢祐次は昨シーズンをもって現役を引退して、パルセイロのアカデミーアシスタントコーチとして、新たな挑戦をすることに決めました」
記者からの質問(抜粋)
Q.この10年間で一番心に残っていることについて
「1番を決めるのは難しいので、3つ答えさせてもらいます。
一つ目は、地域からJFLに昇格した年。僕がパルセイロに呼ばれて来た年です。当時の薩川監督からこのタイミングでJFLに昇格しなければ、パルセイロがどうなるかわからないと言われて移籍してきました。少数精鋭で地域リーグを戦い、地域決勝の決勝戦は今とは違う厳しい日程の中、チーム一丸で勝利し、昇格したときの仲間は今でも繋がっていますし、そういう意味でも心に残っています。
二つ目はJFL優勝です。JFLに昇格してから2位が続き、あと一歩という結果でしたが、選手たちからはJ2昇格のためにスタジアムを作って欲しいという要望を出していました。ただ優勝という結果がなければ難しいという中で、監督も薩川さんから美濃部さんに代わり、また新たな風が吹き込んだりして、最終的にはみんなの力で達成できて、その達成感という意味で心に残っています。
三つ目の入れ替え戦は、パルセイロに関わっているすべての人に記憶に残っていると思いますが、僕自身もなんとかJ2に昇格させたいと思っていました。あのホームとアウェイの2試合で、その後のチームに大きな影響を与えたと思っています。僕もシュートをポストに当ててしまいましたが、あれが入っていれば。ほかの試合でもそうしたシーンはありますが、特にあの試合のあの一本は、ずっと心に残っています」
Q.アカデミースタッフ就任を決めた理由について
「僕自身パルセイロで10年間プレーして、長野のサッカーの発展に少しでも貢献したいという思いです。僕自身はサッカー王国の千葉で育ちましたが、長野ではまだまだそういった育成の環境が足りないと感じていたので、そこに自分の経験や技術を発揮して貢献していけたらいいと思って決めました」
Q.J2昇格のため、今シーズンの選手たちへ伝えたい思いは?
「僕自身もなんとかJ2に昇格させたいと思っていましたし、今パルセイロに関わっているすべての人がそう思っています。願い続ければ絶対に叶うと思っているので、今の選手たちにもそういった過去の入れ替え戦で上がれなかったことなどを背負って、引き継いで、昇格してほしいと思っています」
Q.サポーターへのメッセージをお願いします。
「本当にずっと、良い時も悪い時も応援してくれたサポーターの皆様、本当にありがとうございました。J2昇格を果たして、引退できればよかったんですが、その夢は叶わず、残念ではありますが、これからのパルセイロを今までどおりの温かい応援で、J2に導いてくれることを信じています。僕自身も選手ではないですが、J2昇格に貢献できるようにがんばっていきたいと思いますので、僕自身を含めて、またぜひ応援をよろしくお願いいたします」