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2018.12.21

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トップチーム 横山雄次監督就任記者会見

トップチーム 横山雄次監督就任記者会見 レポート

■開催日時:2018年12月21日(金)11:30
■開催場所:長野Uスタジアム
■登壇者:
・長野パルセイロ・アスレチッククラブ 代表取締役社長 堀江三定
・AC長野パルセイロ 新監督 横山雄次

 

■長野パルセイロ・アスレチッククラブ 代表取締役社長 堀江三定 挨拶


「日頃よりご支援をいただきまして誠にありがとうございます。まず今回の監督就任にあたっての経緯をご説明させていただきたいと思っております。今シーズン、AC長野パルセイロは、過去最低の10位という結果になりました。これには色々な原因があるかと思いますが、1つのチームとしてなかなか機能しなかった部分が多かったかと思います。そうした中で、来シーズンどうやって改善していくかを考えながら監督選びをしました。
 1つ大きなところでは、ご承知のとおり平均年齢が高くなってきていますので、若手主体とは考えていました。その中で育成をしっかりと経験してきた監督。また若手を育てながら、我々の目標でもあるJ2昇格を目指すといった観点を重視して選ばせてもらいました。指導者として大宮アルディージャでは各年代のアカデミーを経験され、その後のブラウブリッツ秋田の監督をした後、湘南ベルマーレではヘッドコーチとしてJ1昇格を果たしている。その後、今シーズンまで栃木SCで3年間務められ、2年続けて2位という成績で、2年目にはJ3からJ2の昇格もされている。こういった経験を持っておられることが大きなポイントになりました。
 従いまして、我々もこのチームが昇格を目指す中で、若手をしっかりと育てながら指導をしていただける横山監督に来シーズンの監督をお願いしました。栃木SC時代には私も何試合か見させもらいましたが、堅実な試合運びができて、色々な引き出しがあり、相手チームの対策がしっかりできるそういった印象が第一です。それからアグレッシブに、ハードワークがきっちりとできるということで、そうした面も行ってもらいたいと監督にお話をさせていただきました。」

 

■AC長野パルセイロ 新監督 横山雄次 挨拶

 

「こんにちは。来シーズンよりAC長野パルセイロの監督を務めさせていただくことになりました横山です。よろしくお願いします。1ヶ月前まで栃木SCの監督としてJ2を戦っていましたが、僕自身も選手と一緒で、タイミングでチームが決まっていくものだというのを改めて感じているところです。
 短い時間でしたが長野パルセイロで何ができるかというところを真摯に考えました。2016年、17年に昇格を目指して戦う中で、長野パルセイロの良いところ、あまり良くないところも少しですが分かっているつもりです。去年はJ2を戦っていて試合を全て見ているわけではないですが、長野パルセイロの現状や課題が分かる中で、僕自身が3年間、栃木SCでやってきたこと生かせれば、長野パルセイロの力になれるのではないかと思い、この仕事を引き受けさせていただきました。監督をさせていただけるということに大きな喜びを感じ、また同時に大きな責任感を感じています。
 戦術的なことに関しては、まだ選手が確定していないこともあるので、細かなことを言うことは控えさせていただきますが、ファン・サポーターの方々に、選手の勝ちたいという気持ちや情熱が伝わり、応援していただけるそんなチームを作りたいと思っています。そういう意味で非常にやりがいを感じながら、準備をしているところです。とにかく自分の持っているものをすべて出して、長野パルセイロのために働きたいと思っています。よろしくお願いします。」

 

 

■報道陣から横山新監督への質疑応答 


Q.外から見たAC長野パルセイロのイメージ
「2016年、2017年と長野パルセイロと戦う中で、本当に堅実で固い守備がある。またセットプレーが強いというところは感じていました。ここ数年を見ると、得点力が課題になっているのが外からみた印象です。良いところは継続しながら、修正するところは修正をして、戦うチームになれば、さらに良くなると感じています。」

 

Q.選手たちに伝えたいこと
「チームのために犠牲心を持って、ハードワークをする、一生懸命やるということをまず求めたいと思っています。それを口でいうのは簡単ですが、練習から、それこそ私生活から含めて、この1年を本当にチームのために働くことを要求していきたいと思っています。」

 

Q.どういうチームを作りたいか
「勝ちにこだわるという中で、先程もいったとおり、ファン・サポーターに気持ちが伝わるサッカーをしたいと思っています。細かな戦術のところにつきましては、過去のデータや映像を見て考えているところもあります。あとメンバーが揃った中で、来シーズンが始まるときにしっかりと選手に説明したいと思っています。」

 

Q.来シーズンの目標
「そこはJ3優勝、J2昇格というのは目標にしたいと思っています。社長からオファーをいただいた時点では、しっかりとスタイルを作って、若手を育成しながらという話をしてくれましたが、若手を育てると言って丁寧に指導しても若手は育たないと思っています。とにかく勝つことが大事。今の長野パルセイロであれば優勝争いをしながら、そういう厳しい戦いする中で、若手がレギュラーをつかみ、成長するのが先だと思っているので、そこはブレずに優勝するという目標の中で、僕自身は戦いたいと思っています。」

 

Q.どういうスタイルを目指すのか
「今、思っているのは、とにかく勝つためのサッカーで、しっかりと守りながら攻撃的にいく。言葉にすると堅守多攻という言葉を考えています。ただこれは2017年の大宮アルディージャの渋谷監督やブラウブリッツ秋田が杉山監督の時代に言っていたり、少し真似するみたいで、ちょっと言葉にするか悩みましたが、とにかくしっかりと守りながら攻撃的にやりたいです。
 多攻の中には1つは攻撃の回数。もう1つは攻撃のバリエーションの多さ。そして攻撃にかける人数。今のところのイメージですが、しっかりと守るというところは外したくはないですが、勝つためにしっかりと得点を獲りに行くものを作りたいです。」

 

Q.J2昇格のために必要なものとは
「言葉だけでは伝えられないですが、本当に細かいこと。練習、練習以外の生活も含めて、選手の意識。それはスタッフもそうかもしれないですし、フロントスタッフにも言えるかもしれません。全員が同じ方向を向いて、同じ方向で一体感を持っていくというのがまずは大事だと思っています。」

 

Q.獲得したい希望の選手とは
「今のチームでこういうプレースタイルの選手が欲しいというのは、色々と伝えていますが、まずはこの現状の長野パルセイロを自分の力で昇格させる。ファン・サポーターを喜ばせるという気概や野心を持った選手に集まってもらいたいというところがあります。チームのために戦える選手に集まってもらいたいと思っています。」

 

Q.スタジアム・サポーターの印象
「これは監督を受けさせてもらった1つの理由でもあるのですが、2012年のブラウブリッツ秋田の監督としてこのスタジアムができる前に来たとき、その時も多くのサポーターがいい雰囲気で、オレンジ色のグラウンドで戦ったのを覚えています。その後、J3の舞台でここに来たときに、本当にいいスタジアムができていたことにビックリしました。サポーターの方たちが持っているオレンジの雰囲気や、素晴らしい応援というのが印象に残っています。だからこそこういうサポーターの方たちと、来年、一緒に戦えることを大きな喜びに感じていますし、そういう方たちの期待に応えたいと思っています。」

 

Q.地域密着クラブのパルセイロについて
「僕自身が思っている長野パルセイロは印象もまさにそれです。長野パルセイロというチームは、多くのサポーターに支えられているクラブだと思っています。そういうファン・サポーターの方たちに喜んでもらえる、一緒に戦ってもらえる、応援をもらえるチームを作ることが、僕の使命だと思っています。だからこそ僕自身も、真摯にサッカーに向き合って、ファン・サポーターの方々の期待に応えたいと思っています。」

 

Q.指導で大切にしていることとは
「堀江社長からもありましたが、大宮の育成年代、サッカースクールも経験したこともありますし、中学年代、高校年代、すべてのカテゴリーを経験しているので、サッカー選手の前にまずは人として。そこは自分自身も真面目に指導してきたところです。基本的な生活習慣ですとか、間違いがあったらすぐに正すというのは大事なポイントです。日々の生活からトップチーム選手に働きかけたいと思っています。」

以上

【関連リンク】

横山 雄次氏 トップチーム監督就任のお知らせ