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2021.12.13

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シュタルフ監督 就任記者会見を行いました

2022シーズンよりトップチームの監督に就任することとなりました、シュタルフ悠紀リヒャルト新監督の『就任記者会見』を実施いたしましたので、下記の通りご報告いたします。

 

■開催日時:2021年12月13日(月)14:00

■開催場所:ロイヤルホテル長野(旧:信州松代ロイヤルホテル)

■登壇者:

・(株)長野パルセイロ・アスレチッククラブ 代表取締役社長 町田善行

・AC長野パルセイロ 新監督 シュタルフ悠紀リヒャルト

■関連情報:シュタルフ悠紀リヒャルト氏 監督就任のお知らせ

就任記者会見『フォトギャラリー』

 

ご挨拶・シュタルフ監督就任に至る経緯

■代表取締役社長 町田善行より

「皆さんこんにちは。まずはじめに、コロナ禍という非常に厳しい状況でのシーズンでしたが、今シーズンも当クラブの活動に対しご取材・発信いただきましてありがとうございました。今日は来シーズンに向けての新監督就任会見という事で、シュタルフ監督にとって長野でのスタートを切る一日となります。良い会見になりますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

少し長くなりますが、ここからは監督就任に至る経緯についてお話させていただきます。当クラブは、長野エルザからAC長野パルセイロに名称を変え2007年に法人化。世界的に有名なバドゥ監督と共に、”サッカー不毛の地”と呼ばれた長野にサッカーの魅力を伝えるために北信越リーグを戦いました。2010年に地域決勝大会を勝ち抜き2011年からJFLに参戦しました。非常に良い成績を収めましたが、Jリーグに参戦する為のスタジアム等の条件が整いませんでした。J3に参戦した2014年は、入れ替え戦まで行ったもののJ2昇格を果たすことが出来ませんでしたが、2015年に長野Uスタジアムが完成しました。AC長野パルセイロになってからの10年間の激闘は、地域の皆様にとってワクワクするような姿を見せることが出来ていたと思います。そして2017年からの5シーズン、昨年は昇格争いには関わりましたが、今シーズンも含めて力が及ばず、昇格は叶いませんでした。そんな中で迎える2022シーズン新監督の人選を考える上では、このクラブの信念でもある『いかなる困難にも立ち向かい、限りある資源の中で精いっぱい戦い走り続けることで夢と勇気と感動を届ける』ことを念頭に置きました。クラブの歴史的背景も踏まえながら昇格を目指しつつも、今まで積み上げてきたベースをもとに、更に攻撃にも磨きをかけて若い選手を更に伸ばし、トップチームのみならずクラブ全体としてその姿を皆さんにお見せできるような指揮官を招へいしたいと考えていました。シュタルフ監督は、その情熱的なキャラクターで攻撃的なチームを作るという印象もあるかもしれませんが、選手達をしっかりと闘わせ、自分たちのストロングポイントを活かしながら相手のウィークポイントを突くような、実は緻密に考えられた戦いをする監督です。そして『double pass Japan』で活動されていた経験から、アカデミーも含めてクラブ全体の作り込みに関しても、彼が来ることによって非常に良い効果をもたらすのではないかと思います。世界各国でプレーし、様々なクラブで指導された経験を踏まえて、ハングリー精神をもって戦って欲しいと思います。指導力・ハングリー精神・育成年代に携わった経験。以上の事を兼ね備えた監督として、シュタルフ氏を招へいすることといたしました。長野のこれからのJ2昇格、そして今後のクラブの発展の為に最適な監督だと考えております。私自身も、今後彼と同じ時間を過ごせることにワクワクし、楽しみでしかありません。どうぞよろしくお願いいたします」

 

質疑応答

ー対戦相手として見た、AC長野パルセイロ・長野の印象は。
シュタルフ監督:

「まず対戦した印象としては、とても強いチームだという事が強く残っています。私は3シーズンY.S.C.C.で指揮を執らせていただき6回対戦していますが、戦績は1勝2分3敗と負け越しています。環境面で一番印象にあるのは、やはり長野UスタジアムというJリーグ屈指の素晴らしいホームスタジアムを持っている事。毎年Uスタジアムに訪れるのを非常に楽しみにしていました。それがホームスタジアムになったことに嬉しく思っています。スタジアムだけでなく、スタジアムの中に足を運んでチームを応援してくださるサポーターの皆さんについては、一つエピソードを交えてお伝えできたらと思います。2019年10月12日、台風19号が直撃した時に、このホテル(ロイヤルホテル長野)に僕も宿泊していました。試合のある10月13日の朝起きると、ものすごい景色が目の前に広がっていました。当然試合は中止になり、我々も地元の皆さんと一緒に被災し、横浜に数日帰れないこととなりました。代替開催日の10月31日、長野のサポーターの後押しを受けた長野パルセイロがものすごく強く、そのサポーターの熱量がチームを後押ししているのを本当に肌で感じ、良いクラブ・良い地域性だと感じたことを鮮明に覚えています。『サッカーどころではない』という表現が合っているかわかりませんが、当時Y.S.C.C.も『皆さんに勇気を与える試合をしなきゃいけない』と心して臨んだ試合でしたがノーチャンス。試合を終えると、長野サポーターから大きな拍手と、コロナ前でしたので大きな声援でY.S.C.C.コールを送っていただきました。本当に鳥肌が立つような雰囲気でした。長野Uスタジアムとサポーターが嚙み合わさって、力強い味方だと思います。そこでサッカーが出来ることを非常に楽しみにしています」

 

ー長野での生活で、楽しみな事はありますか。
シュタルフ監督:

「まず今日新幹線に乗りながら感じたのは、景色が美しく山が綺麗。本当に自然豊かだと思いますので、その自然に囲まれた生活には非常に楽しみにしています。個人的には温泉も大好きですしフルーツも好き。いろんな意味で非常に充実した生活を送れるのではないかと、楽しみなことばかりです。とても寒いと聞いていますが、僕は半分ドイツの血が流れていますし、寒さには多少なりとも免疫があるはずなので...気にせずこの素晴らしい土地を満喫したいと思います」

 

ー監督が来シーズンに向けて掲げる目標と、目標達成のために目指すサッカーとは。そして選手達に求めていくこととは。

シュタルフ監督:

「私にとっては同カテゴリーからの移籍なので、当然タイトルを獲るためにここに来ました。ただ、来シーズンはJ2から4チームが降格してきます。今年の順位表を参考にすれば長野は9位。そう考えると(2チームがJ2昇格し)11位でスタートを切ることになります。そこからのタイトルへの道は非常に険しいものになると思っています。覚悟して取り組んで行かないといけないですし、それはスタッフも選手も一緒。求めているサッカーについては少し抽象的になってしまうかもしれませんが、一番大切なのはクラブ名”パルセイロ”の通り、パートナー・仲間とか兄弟という意味だと思いますが、地域、スタッフ、クラブ、選手、サポーターなど、みんなが仲間であり兄弟であり、一体感を持って闘えるチームになっていかないと手が届かない目標だと思います。私の仕事としては、選手に求めることもそうですが、みんなが心を一つにして、週末の試合にワクワクできるようなフットボールを体現することを突き詰めていきたいと思います」

 

ー来シーズン、キーパーソンになるような選手はいますか?

シュタルフ監督:

「非常に難しい質問です。サッカーはチームスポーツなので、タイトルを獲るのであれば全員がキーパーソンになって貰わなければいけない事がまず一つ。所属している選手一人ひとりがキーパーソンになるという意識で闘って欲しいし、キーパーソンになれるための道筋・一人ひとりの良さを見極めて引き出して、輝けるように磨いていくのが僕の仕事だと思っています。具体的にどの選手が、という事はお答えできませんが、一人ひとりが今まで見せた以上の輝きを見せられるようなチーム作りをしていきたいと思います」

 

ー長野では地元&アカデミー出身選手の活躍も目立ってきました。チームが発展するためのアカデミーの役割・重要性についてのお考えは。

シュタルフ監督:

「アカデミーはめちゃくちゃ大事ですよね。例えが合ってるかわからないですが、クラブの心臓で選手は血液。それが無いとチームが回らないという存在だと思います。輸血して外部から選手を連れてくることもできますが、合うか合わないかもありますし、やっぱりその土地を知っていたり、パルセイロのオレンジ色に染まった選手を、自分たちで育てていくのはクラブの持続性を考えると絶対に必要な部分だと思います。私は育成畑出身で、20数年育成を続けてきました。『double pass Japan』という会社でJリーグのアカデミー育成プロジェクトにも3年ほど携わらせていただいたり、その経験は何かしらの力になることが出来るのでは。アカデミーとの連携も深めて、トップチームだけではなくパルセイロというクラブの評価を高めていく部分にも協力できたらと思います」

 

ー就任の依頼を受けた際の気持ち・決め手となったことは。

シュタルフ監督:

「率直に、非常に嬉しかったです。自分の仕事を評価してくださり、長野を更に発展させていく上で私が力になれると考えてくださったことに非常に嬉しく感じました。決め手となったのは、やはり僕はタイトルが獲りたいという事。この素晴らしいスタジアム、サポーター、J2に上がりたいクラブとJ2に上がりたい僕。いろんな意味でマッチした部分があった。2019年の暖かい歓迎や、ここで被災した時のホテルスタッフも含めて、その暖かいサポートに心打たれたこともありました。自然が大好きですし、この地で頑張りたい。パルセイロを強くしたいという気持ちが勝り決断しました」

 

ー「タイトルを獲る」という目標は、すなわち「J2昇格」という言葉でも間違いないでしょうか。

シュタルフ監督:

「パルセイロというクラブはJ2にいないといけないクラブだと思います。8年間トライしてきてなかなか叶わなかったタイトルを獲ることは簡単な道では無いですが、それを自分が叶えることが出来たらなという気持ちは強く持っています」

 

ー就任のオファーをされた時期は。また、決断するにあたって迷いはありましたか。

シュタルフ監督:

「時期は具体的には覚えていませんが、シーズンが終わる頃にお話しを頂きました。正直ものすごく心は揺さぶられました。監督というステージに乗せてくれたY.S.C.C.で、実はアカデミーに所属していたこともありますし、横浜育ち。ホームグロウンの監督として非常にサポートして貰っていた経緯もありますので、すぐにお返事をするのはどちらのクラブに対しても失礼だと考えました。しっかりと全ての状況と向き合って、自分の中で最終的に一番いい決断をしないといけないという事で多少時間を頂き、考え抜いた末に決めました」

 

ーパルセイロが2021シーズンで苦しんだ得点力・攻撃力の部分で、改善のプランはありますか。

シュタルフ監督:

「得点しないと勝てないスポーツなので、当然攻撃の強化は必要だと思います。攻撃力って言葉にすると簡単なのですが、ゴールを奪うことは結構難しい。最後のアタッキングサードの形だったりフィニッシュの精度もそうですし、いろんな要因が必要になってきます。当然ひとつ伸ばしていかなければいけない部分だと思っていますので、チームが始動したらしっかりと選手と向き合いながら、ゴールを今季以上に獲れるチームにしていかなければいけないと思っています」

 

ー『堅守多攻』のチーム作りを継続していくのか、新しい道を開いていくのか。

シュタルフ監督:

「今までこのクラブが作ってきたことを活かさない術は無いと思うので、良かった事を変える必要は無いと思います。良かった部分はこのクラブのアイデンティティとして残されてきて、前任の監督そして選手・スタッフ皆さんで作り上げてきたものなので、そこは継承しつつ、自分のオリジナリティは出していかないといけないと思います。このままでは駄目だと示されたのが、J3での8年間なのかなと思うので、その足りなかったピースに自分がなれたらと考えています。今まで良かった事を継承させていただき、プラス足りなかったピースを生み出すことが出来たら、結果も付いてくるのかなと感じています」

 

ーYS横浜時代は、積極的な若手選手の起用がよく見られました。選手選考の基準などはどのように考えていますか。

シュタルフ監督:

「選手選考の柱として僕の中には3つあります。1つ目は、選手のパフォーマンス。2つ目は、そのゲームにおける戦い方に対する選手の理解度。3つ目は、その選手の努力。全て兼ね備えていないとピッチには立てないと思うし、Y.S.C.C.でたくさんの若手を起用してきたのは、彼らがその3つの条件を満たしていた時だったからだと思います。意識したいのは、すべての選手にチャンスを与えたい。すべての選手と、プレーヤーズファーストに公平に向き合うこと。それが自分の指導の軸なので、その軸をぶらさず、パルセイロでも発揮出来たらなと思います」

 

ー理想の監督像などはありますか?

シュタルフ監督:

「難しい質問ですね(笑)。僕がひとつ大切にしているのは、ドイツでの指導者講習で言われた言葉で『自分自身であること』ということ。誰かをコピーしてもそのオリジナルには勝てないと思っているので、自分らしくやりたいなと思います。その中で、理想像というより目指していきたいのは『この監督のもとでプレーしたい』と選手に思われること。選手が『ここでサッカーするのが楽しい』と思ってくれること。選手が楽しくサッカーしていれば見ている人も楽しいと思いますし、楽しい方が頑張れるし、楽しい方が結果が出ると思っています。もちろん楽しくなるまではすごく苦しいですが。最終的に一緒にサッカーしたいと思われるような監督を目指して頑張っていきたいと思います」

 

ー経営規模で比べて、また自身のキャリアとして長野の監督を引き受ける事について。責任感の重みとは。

シュタルフ監督:

「大きな挑戦です。クラブ規模の大小で責任の重さが変わることは決してないですが、監督と言うのは責任が大きい役職だと思います。その責任をしっかりと受け止めて自分のベストを出していく、それに尽きると思います。パルセイロに来てもどこに行っても同じだと思いますが、クラブの指針に対して自分を選んでくださった町田社長はじめ関係者の皆さんの期待に応えたいですし、この土地の人々を幸せにしたい。表現が大きいかもしれませんが、サッカーで盛り上げたい。長野の名産はりんごですが、『長野はオレンジ(色)』『パルセイロのオレンジだ』と言われるようになればいいなと思います」

 

ーチームの課題と感じる事・監督に期待することは。

町田代表取締役社長:

「当然積み上げてきたものはあるのですが、足りないものがあったから昇格が出来なかったんだと思います。そして、街とクラブの関係性。地域の皆様が本当にワクワクするようなことが、クラブとして出来てきたのか。そういった部分を考えた時に、シュタルフ監督であればその点を作り上げる事が出来ると思っています。トップチームのみならずアカデミー等も含めて、良い仕事をしてくれると思っています」

 

ー来シーズンの目標としての「タイトルを獲る」という事でしょうか。または長期的な目標でしょうか。

町田代表取締役社長:

「チームはもちろん勝つことが仕事ですし、昇格を目指すのは当たり前なので、来シーズンの昇格を目指します。先ほど監督からも触れた通りJ2から降格してくるチームもある中、一筋縄ではいかないのは事実ですが、昇格を目指して闘います。長期的な目標とすると、アカデミーを含めて良いクラブ・チームにしていくには当然のことながら時間がかかることだと思っています」

 

ー『長野は強い』と対戦相手には言われ続けながら昇格が叶わないことに対して、外から見ていた立場として原因と感じるものはありますか。

シュタルフ監督:
「まず、今年は15チームで来年は18チームになりますが、その全チームが願わくば昇格したいと思って闘っています。その中で昇格の椅子は2つしかありませんので、強いから勝ち取れるという確率論の問題はなかなか難しいなと思っています。対戦相手はつきものですし不確定要素もあります。サッカーは一番不確定要素が多いスポーツだと言われるぐらい、勝敗が計算できない部分があると思います。『強い』と言われるのは対戦した時の確かな印象だと思いますが『足りない』と感じるとすれば、ワンシーズン通しての闘い方だと感じます。僕は3シーズンしか対戦してきてませんが、2019年は確か1戦目は3-0でY.S.C.C.が勝ち、2戦目が台風被災後に0-3で長野に負けた。今シーズンに関しては天皇杯川崎戦をきっかけにJ3最強なんじゃないかという勢いを前半戦の終わりに見せましたが、意外と後半戦のスタートダッシュが出来なかった。やはりワンシーズンを通してコンスタントにベストパフォーマンスを出せれば問題ないと思います。ただ口で言うのは簡単ですがすごく難しくて、どこのクラブもそうだと思います。そこに対してもう少し計算できる勝負に持って行けたらと思います。調子のムラというか振れ幅を縮めたい。悪いゲームを引き分けに、良いゲームを勝ち切るようなところが備わって、チームが上位に入ってくると地域も盛り上がっていくと思う。サポーター・地域のパワーといったものが一つになった時に勝ち切れると思いますので、まずはその土台作りをしっかりとやっていきたいと思います」

 

ーチーム編成の時期の今、クラブに要望している事などはありますか。

シュタルフ監督:

「僕の監督就任が決まったばかりで、まだあまり関われていませんが、朝比奈強化担当を非常に信頼していますし、編成についてはこれからの部分なので今お応えすることは出来ません。ただ、基本的に自分の特徴としては、選手の良さを引き出すことだと思っています。どんな選手でもベストを引き出さなきゃいけないですし、この選手やあの選手が欲しい、というよりも、ここにいる選手としっかり向き合っていきたい。来シーズンのスタートを切るメンバーでしっかりと良いチームを作っていけると思いますので、その点は強化部さんを信頼して良いチームでスタートを切る事を楽しみにしています」

 

ーJ2から降格してくるチームの印象については。

シュタルフ監督:

「ひとつは、松本山雅さんが降格してきてダービーが出来る事は、アツいなと。ただ予算規模で考えるときっと抜けていると思います。J2から来るチームはそれなりの力があってJ2に居たわけで、強敵なのは間違いないと思います。3シーズンJ3で監督をしていて、年々J3のレベルが全体的に上がって厳しいリーグになっているように感じています。今シーズンの順位表を見てみてもわかると思いますが、最後までどのチームが昇格するかもわからなかった。引き分けも多く星のつぶし合いも多かったですし、下位のチームが上位に勝ったり、普通じゃない景色だったと思います。普通じゃない景色の背景には、レベルが詰まってきている事がある。そうした意味で、非常にタフなリーグだと思っています」

 

ー松本山雅との信州ダービーに懸ける期待などについては。

町田代表取締役社長:

「地域の皆様からもずっと期待をしていただいた中、これまで実現は叶わず、本当は昇格してJ2の舞台で対戦したかったですが...ただ、ダービーが実現した事について僕自身も期待していますし、長野の地域の皆さんも期待してくださっている事は既に肌で感じています。クラブとしても良い環境を作って、街の皆さんに本当に楽しんでいただけるような試合が開催できたらと思います」

 

ー『信州ダービー』についての印象があれば、監督からもお話しお聞かせください。

シュタルフ監督:

「まずドイツにもいろんなダービーがあるんですが、日本にあんまりダービーの文化がない事に戸惑いがあったタイプです。僕自身の経験としてはSC相模原との『神奈川ダービー』があったのですが、いまいち盛り上がらないというか。自分だけ盛り上がって、あれ?と感じた事を覚えています。なので、信州ダービーについては皆さんと共に盛り上がらせていただきたい。あとやっぱりダービーは楽しいですし、プラスアルファの力が引き出される試合だと思いますので、2試合ともホームでもアウェイでも、日本で一番アツいダービーになるように準備して、勝点6を獲れるように頑張りたいなと思います」

 

ー共に闘うサポーターに向けてのメッセージを。

シュタルフ監督:

「素晴らしいスタジアムと熱いサポーターの存在こそが、我々にとってアドバンテージになると思っています。長野をオレンジに染めたいです。本当にみんながワクワクして、一緒に闘っていけるようなチームを作っていきたいです。長野の皆さん、スタッフ、関わる全ての皆さまの為に、自分の持っている力を全部出し切っていきたいと思っています。応援よろしくお願いします」