RESULT

2023 明治安田生命 J3リーグ 第33節

10.29

SUN

14:00KICKOFF

VSアスルクラロ沼津

HOME 長野Uスタジアム

HOME

AC長野パルセイロ

船橋 勇真
12’
山本 大貴
35’
高橋 耕平
90’+3

3

試合終了

2

前 半

0

1

後 半

0

0

アスルクラロ沼津

AWAY

STATICSスタッツ

シュート
10
ゴールキック
4
コーナーキック
7
直接FK
19
間接FK
3
オフサイド
3
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

81′

OUT

山本 大貴

IN

山中 麗央

87′

OUT

近藤 貴司

IN

秋山 拓也

87′

OUT

音泉 翔眞

IN

高橋 耕平

90′+5

OUT

加藤 弘堅

IN

丹羽 匠

90′+5

OUT

西村 恭史

IN

藤森 亮志

CARD警告/退場

28′

近藤 貴司

30′

音泉 翔眞

52′

加藤 弘堅

STARTING MEMBERスターティングメンバー

金 珉浩
21 GK
船橋 勇真
4 DF
池ヶ谷 颯斗
5 DF
杉井 颯
19 DF
音泉 翔眞
18 MF
西村 恭史
6 MF
加藤 弘堅
47 MF
森川 裕基
16 MF
三田 尚希
14 MF
近藤 貴司
8 MF
山本 大貴
33 FW
GK 50
渡辺 健太
DF 3
安在 達弥
DF 88
濱 託巳
DF 13
附木 雄也
DF 4
大迫 暁
MF 18
菅井 拓也
MF 14
徳永 晃太郎
MF 7
持井 響太
FW 23
津久井 匠海
FW 17
ブラウン ノア 賢信
FW 8
鈴木 拳士郎

SUBSTITUTEサブメンバー

矢田貝 壮貴
1 GK
秋山 拓也
3 DF
藤森 亮志
9 MF
山中 麗央
10 MF
丹羽 匠
28 MF
原田 虹輝
32 MF
高橋 耕平
37 MF
GK 1
谷 俊勲
DF 28
井上 航希
MF 10
佐藤 尚輝
MF 21
森 夢真
FW 27
和田 育
FW 29
杉本 大雅
FW 47
安藤 阿雄依

STATICSスタッツ

シュート
2
ゴールキック
7
コーナーキック
5
直接FK
16
間接FK
3
オフサイド
3
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

68′

OUT

津久井 匠海

IN

森 夢真

68′

OUT

鈴木 拳士郎

IN

安藤 阿雄依

83′

OUT

ブラウン ノア 賢信

IN

和田 育

83′

OUT

徳永 晃太郎

IN

佐藤 尚輝

87′

OUT

大迫 暁

IN

井上 航希

CARD警告/退場

11′

濱 託巳

45′+3

鈴木 拳士郎

86′

佐藤 尚輝

DATA試合環境

入場者数
4,162人
天候
曇、中風
気温
15.2℃
湿度
63%
ピッチの状態
全面良芝
主審
松澤 慶和
副審
清水 拓
副審
佐々木 慎哉
第4の審判
高木 良輔

COMMENT試合後のコメント

髙木 理己監督

※試合後記者会見より抜粋

試合を振り返って総括をお願います。

我々らしさ・我々の強みをどう沼津さんにぶつけて、どう勝点3を持ってくるか、という事だけにフォーカスして一週間取り組みました。それが3-0という結果に結びついたことが非常に嬉しく思います。ただ、やはり続けて行かない事には意味がありませんし、続けて行くことが出来れば、ダービーやFC大阪戦のようなゲームは見せない訳で。この3-0というゲームをこの次の讃岐戦にどう繋げていくかが試されると、改めて思います。

また、試合内容や結果は置いておきまして、今日は沼津サポーターの方々が、砂森選手のタオルを掲げ、横断幕も作っていただきました。「頑張れ砂森ファミリー」というメッセージを掲げて彼への想いを贈ってくださった。このプロスポーツの世界において、勝った負けたはもちろんありますが、それ以上のものをこうした光景でサポーターの皆さんが届けてくれました。今大変な状況にいる砂森選手に少しでもその想いが届き、お子様の快復への活力になれば本当に、我々がこの業界で生きさせていただいている意味があるなと思えるような瞬間でした。そうしたものも糧に、我々の責任ややりがいを感じました。それに恥じないようなゲームを、讃岐戦でも見せたいなと思います。

沼津がビルドアップで可変し中盤を厚くしてくる中、守備では加藤選手が押し出しつつ、前線に人数をかけながら…といったプランがはまっていたように見えましたが、いかがでしたか。

プランの話で言えば、はまったのは前半の半ばくらいまでだったと自分では見ています。沼津さんの可変はポジションがあってないようなものでして。一人の選手のリレーションシップによって、安在選手(沼津)のスペースが決まる。そこに関して言うと、規則性があるような無いような、という感じでした。そこに対して、我々が1点リードした事・2点目が奪えたという事。あと細かい話は出来ませんが、近藤がはまりにくいなと。「沼津さんも変えてきたな」という事に対して、近藤のところがそれに対してまた一つ手を打ってきたので、その打った手に対して、繋がる選手をこちらで「(近藤)貴司が今こういうリアクトをしているから、こうリアクトしよう」というのを前半は抑えました。あとは近藤と繋がる三田のところに対して、今度は繋がるべき逆サイドの人間のところを少し、見るボリュームを増やしました。どの選手をどのボリュームで見たのか、という事に関しては、お話しできません(企業秘密)。ただそうした形で沼津さんの強みを消そうとした所、選手達が上手く繋がってくれた。その繋がるきっかけをくれたのは、近藤のインテリジェンスです。そのインテリジェンスな戦術行動に対して繋がるべき選手や目を合わせるべき選手を少し変えたというか、彼らに事実を伝えた。という事です。

山本選手が最前線で貢献していましたが、起用の意図と評価は。

沼津さんに対して「こういう戦い方でいくよ」というところを考え、相手のCBに対してダイレクトで勝負できる選手を置きたかった。攻撃も守備もそこが我々の肝でした。我々の距離からプレスに出て行くところの能動性とスタートを切ること。(山本)大貴もスタートを切れますが、今までは走力やスピードを重視して近藤と佐藤、三田や(山中)麗央などを並べていました。でも今回は今までの形と比べて少しテイストに違いを出し、プラス沼津さんを押し切ることに関して相手のCBに対して攻守ともに圧力をかけて行くようなプランで臨みました。山本の、ゴールのにおいというか…CBに対してダイレクトで勝負できる一番の選手であると考えて、彼を起用しました。プレスバックももともと大貴が持っているものなので、こちらから伝えなくても、彼を置くことによって波及していくものがある。沼津さんに対しての我々のプランと、大貴のストロングを合致させた。そこに対して彼らが強みを出し、スコアを動かした。スコア以外のところでも非常に良い動きを見せていたと思います。これを続けて行くこと。そして続けていけるような働きかけを私がしていけるか、という所だと思っています。

攻撃に関して、今日はゴールキックはロングボールを飛ばして繋げていましたが、そのプランの意図は。

プランというよりも、単純にピッチ(芝生)です。後ろから繋げて行ってスペースを取ることはもちろんやれるならやりたいですが、それを手放したわけではありません。今回は沼津さんに対して我々が挑むにおいて、ターゲットがありました。そのターゲットに対してボールを配給してそこを起点に攻撃をしていくというプラン。なので、「目を合わせるべきターゲットを明確にしてこのゲームに入った」という観点からすれば、ゴールキックを繋ぐことで逆にターゲットをぼかしてしまう事にも繋がってしまう。なのでゴールキックをロングボールにした理由としてはこの2点ですが、あくまで100あるプランのうちの2~3くらいの話です。

この1週間「チームで目を合わせる」という取り組みをしてきた中で、今日の結果を得た。その手応えなどはありますか。

手応えという部分で言えば、毎試合ありました。結果で左右されるものでは無くて、手応えは常にあります。ただFC大阪戦で言えば、その手応えさえも感じることが出来なかった。それはなぜかというと、選手が躍動しきれなかったから。「躍動した中でセットプレーで1点取られて、前に勢いよく攻めて、どカウンター食らって0-2で負けた試合」だったすれば、自分の中では手応えを感じる瞬間はあると思います。それは勝ち負けではない部分。少なくとも、FC大阪戦と今日の試合を比べてみて、お客さんの胸の鼓動も違ったと思います。それが答えだと思います。手応えはどの試合でも常にあった、そういう瞬間があったにも拘わらず、FC大阪戦では、心拍数の安定した試合をしてしまった。そういう、胸の鼓動がある試合を取り戻せたっていう部分で言えば、今日の試合は手応えがあったと言えると思います。でもそれは、僕が来た当初から。もっと言えば、長野を相手にしていた時に常にその圧力は感じていました。なので、その歩みをやめない事だと思います。手応えというよりも、元々我々にあるものを、もう意地でも掴んで離さない、そういうものだと思っています。今掴めたと言い切れるかはわかりませんが、今日の試合では掴んだと思うので、次の試合でも掴みたい。そういう想いです。

昇格の可能性が今節で消滅しました。昇格という目標を失った中、モチベーション維持が難しくなるのでは。

ゲームをして勝って、勝点3を貰えないのであれば目標を見失うと思います。でも、ゲームがあって勝点3を貰えるので、その目標に向かってゲームをする。その事に尽きると思います。それで「モチベーションが難しい」と言うのであれば、給料を貰わない方がいいです。チケットも無料にした方がいいと思います。我々はお客様にチケットを買ってもらって足を運んでもらって、届けなければいけない・見せるべき姿勢がある。昇格を失ったのは我々の責任であり、その責任を手放したからモチベーションが下がるようでは、この前のFC大阪戦の状況と一緒です。自分たちがバックパスでミスして失点をしているのに、落ち込んでいる場合ではない。自分たちで手放したのに、なぜ死に物狂いで掴みに行かないのか。自分たちがやられて昇格を失ったのに「目標が無い」と言う選手がいれば、僕は使いません。見ているお客さんが多くても少なくても、たとえ無観客でも、画面越しに僕たちは届けなければいけない。そうやって我々はコロナ禍でも闘って来ました。見ている方に「足りない」と言われれば受け入れますが、まずは見ていただきたいです。次の讃岐戦以降「モチベーションが欠けていたんじゃないか」と感じるゲームがあれば、受け止めます。でもこのシチュエーションになったからといって、我々が下がることはありません。厳しい状況であることは変わりませんでしたが、FC大阪戦の後に、今日のようなゲームを、もう一度選手達は持ってきました。まずはその姿を見て欲しいと思います。

ダービー・FC大阪戦と連敗後でも4,000人を超える観客でした。駆けつけたサポーターに対して感じた想いや、見せたい姿勢はどのような姿でしょうか。

恐らく前回の試合を受けて今日を迎える上では、普通だったら観客数は減るものだと思います。それはチケット代に見合わない試合だったから。ですが今日これだけのお客さんが来てくれた要因は、宇野沢くんと勝又くんの功績だと思っています。彼らがスタジアムで見せてきたもの。彼らが現役だった時に僕は鳥取にいましたので、脅威な選手でしたし、他にも例えばヒロさん(土橋宏由樹氏)とか、このクラブにたくさんの貢献をした方々が今日集まって引退試合をする。そういう事に対して集まってくれた人たちが増えた分だと思います。本来だったら下がる数が増えたっていうのは、彼らが残した功績の他、何物でもないと思っています。なので、彼らが努力してきた先、もっと遡れば地域リーグやJFLといったプロセスを踏んできて、そこで尽力してきてくれた方々のおかげで今の我々はこのJ3リーグで戦っている。そういうものを大切にしていこうと選手達にも話していますし、だから先ほどの「昇格や優勝が無くなったからといって…」という話にも繋がって来るわけです。宇野沢選手・勝又選手が引退した後もクラブに残ってアカデミーの成長に尽力している姿を見ている。彼らの功績でお客さんが増えて、こういうゲームを見せる事が出来た。それを続けて行くことに、価値があると思います。アウェイが2戦続くので次のホームは北九州戦(11/19)ですが、また足を運びたいと思えるようなプレーを、現地やDAZN越しで見てくれている方々に届けて行くこと。それが我々に出来る、この地域への恩返しだと思います。そういう姿勢や気概は失わずに、次の讃岐戦にぶつかっていきたいと思っています。

DF 4
船橋 勇真

※試合後メディア取材より抜粋

4試合勝ちなしで迎えた今日の試合、どんな気持ちで入りましたか?

なかなか勝てていないと、選手たちも不満だったり難しさは正直ありました。でも監督の方からも「自分たちの全力を出し切ろう」って今週ずっとやってきました。ピッチが悪い中でも、自分たちは前に前にっていうのをコンセプトにやってきたので、それを全員がうまく表現できたっていうのが今日の勝利につながったと思います。

先制点となった自身のゴールシーンを振り返ってください。

自分がセカンドボールのところにいる意味っていうのは、ああいうこぼれ球を思い切って振り抜くっていう事だと練習の時からやってきたと思っていて。中に入る時は思い切りよく突っ込んでいくっていうのと、ああいうシーンではこぼれ球を難しく考えずにしっかり足を振るっていうのが自分の良さだと思っています。なので、上手く振ったのがミートして、いいところに飛んでくれたんで…自分としてはすごく嬉しいゴールになったんで良かったです。

シュートはどんなことを意識して蹴りましたか?

ちょっとつまり過ぎている部分もあったんですけど、逆に左足で打ったことによって、少しリラックスした感じで、きれいなフォームとミートを意識して。ふかさないでゴールの枠内に入れれば、キーパーが弾いたり、こぼれ球で何かが起こると思っていたので、しっかりミートすることを意識しました。ボールがいいところに飛んでくれたんで、ゴールに繋がって良かったです。

相手のシュートを2本に抑えた守備面の手応えはいかがですか?

前線の選手があれだけハードワークして、相手を苦しめてくれているっていうのは、自分たちにとって大きなことで。それを後ろの選手が応えなきゃいけないっていう部分でしっかり付いていって、前で潰し切るっていうことだったりとか。相手が蹴るしかないっていうところをしっかり回収することで、相手の攻撃の芽を摘んでいくっていうのがプラン通りにはまったのが今日の試合だと思います。このグラウンドが自分たちのスタジアムだっていうのを誇れるように、今日はクリーンシートできたのが、すごく良かったと思います。

昇格の可能性が今節で消えてしまった中、選手としてどう戦っていきますか?

残り試合が少ないですけど、自分たちの力を改めて今日証明できたんじゃないかなと思っています。1回上がった熱っていうのを冷まさないように、来週からどんどん自分たちの熱を高めていって、自分たちのやるべきこと、やれることに全力を出し切ることが一番大事だと思います。監督が言うように「自分たちのスタイルは貫き続ける」っていうのが、自分たちの強みでもあると思うので、そういう部分は全員で出し切っていきたいなと思います。

FW 33
山本 大貴

※試合後メディア取材より抜粋

久しぶりの先発起用でした。自身のパフォーマンスを振り返っていかがですか。

ゴールを決められたので良かったです!

そのゴールシーンは山本選手自身が奪ってから繋がったシーンだったと思います。

そこまで覚えていないですが…さんちゃん(三田)が良い形でパスを出してくれたので、決められて良かったです。

ドフリーな状況で緊張したシュートシーンだったのでは。

めちゃくちゃ緊張しました(笑)。とりあえず「ふかさない・枠に入れる」それだけを思って蹴って、GKに当たったんですが、それがうまくゴールに入って、今日は持っていたなと思います。

監督から託されたタスクは。

起点になることもそうですけど、監督からどうこうじゃなくて、まず自分のプレースタイルを出せればいいかなと思っていました。

プレスバックでも貢献していましたが、守備の意識については。

三田・近藤がやるので、自分もやらない訳にはいけないですし(笑)。そこはあの二人も見習って頑張っています。

先発から離れていた期間の想いは。

怪我して以降復帰して初めての先発が今日で、自分も嬉しかったです。結果も残せたので、この後も自分がどうやって行くかってことだと思うので、これを継続して点を取れるように取り組んで行きたいと思います。

MF 37
高橋 耕平

※試合後メディア取材より抜粋

試合を終えて、今の気持ちを聞かせてください。

前節なかなかチームとしてよくない形だったので、勝利でサポーターに見せられたっていうのは大きいかなと思います。

今シーズンは出場数も増えている中でプロ初ゴールも決めました。

スタートの選手たちの入りから戦う姿勢っていうのが見られました。それが僕だけじゃなくてサブの選手たちにも伝わって「やってやる!」って思っていたと思います。短い時間ですけど、それが点数につながって嬉しいです。

プロ初ゴールとなったゴールシーンを振り返ってください。

(加藤)弘堅くんのボールが素晴らしかったのと、映像を確認してないんですけど、(杉井)颯かな?…がブロックしてくれたんで完全にフリーでしたし、その2人が空けてくれたスペースにしっかりと合わせられたので、いいゴールだったなと思います。

ゴールを決めた後はどんな気持ちでしたか?

素直に嬉しかったです。

昇格の可能性が今節で消えてしまった中、選手としてどう戦っていきますか?

理己さん(髙木監督)になってすごく攻撃的なところはあるので、その姿勢っていうのを今日みたいに見せられれば、サポーターの皆さんも喜んでくれると思います。残り5試合、プライドを見せる意味でも今日のような試合を続けていきたいと思います。

スタメン争いが激しいディフェンス陣ですが、意気込みを聞かせてください。

毎週、違う組み合わせがある中で、自分も今日はスタートじゃありませんでした。もちろんみんなスタートから出たいわけで。練習から切磋琢磨することで、チームとしても底上げになると思います。