RESULT

2023 明治安田生命 J3リーグ 第27節

9.16

SAT

19:00KICKOFF

VSFC今治

AWAY 今治里山スタジアム

AWAY

AC長野パルセイロ

0

試合終了

0

前 半

2

0

後 半

0

2

FC今治

照山 颯人
15’
マルクス ヴィニシウス
45’+2

HOME

STATICSスタッツ

シュート
6
ゴールキック
12
コーナーキック
6
直接FK
13
間接FK
2
オフサイド
2
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

14′

OUT

高橋 耕平

IN

秋山 拓也

46′+1

OUT

原田 虹輝

IN

森川 裕基

66′

OUT

音泉 翔眞

IN

小西 陽向

79′

OUT

西村 恭史

IN

宮阪 政樹

79′

OUT

佐藤 祐太

IN

加藤 弘堅

CARD警告/退場

12′

大野 佑哉

STARTING MEMBERスターティングメンバー

金 珉浩
21 GK
大野 佑哉
7 DF
池ヶ谷 颯斗
5 DF
杉井 颯
19 DF
高橋 耕平
37 MF
原田 虹輝
32 MF
西村 恭史
6 MF
音泉 翔眞
18 MF
佐藤 祐太
17 MF
山中 麗央
10 MF
三田 尚希
14 MF
GK 31
セランテス
DF 3
櫻内 渚
DF 4
市原 亮太
DF 5
照山 颯人
MF 50
三門 雄大
MF 33
土肥 航大
MF 7
山田 貴文
MF 9
近藤 高虎
FW 10
マルクス ヴィニシウス
FW 30
千葉 寛汰
FW 99
阪野 豊史

SUBSTITUTEサブメンバー

矢田貝 壮貴
1 GK
秋山 拓也
3 DF
小西 陽向
13 MF
宮阪 政樹
15 MF
森川 裕基
16 MF
加藤 弘堅
47 MF
山本 大貴
33 FW
GK 44
伊藤 元太
DF 24
下口 稚葉
DF 23
松本 雄真
MF 18
新井 光
MF 25
楠美 圭史
FW 11
ラルフ セウントイェンス
FW 39
ヴィニシウス アラウージョ

STATICSスタッツ

シュート
11
ゴールキック
9
コーナーキック
3
直接FK
11
間接FK
0
オフサイド
0
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

60′

OUT

山田 貴文

IN

新井 光

60′

OUT

千葉 寛汰

IN

ヴィニシウス アラウージョ

75′

OUT

三門 雄大

IN

楠美 圭史

81′

OUT

櫻内 渚

IN

下口 稚葉

81′

OUT

阪野 豊史

IN

ラルフ セウントイェンス

CARD警告/退場

78′

楠美 圭史

DATA試合環境

入場者数
3,835人
天候
晴時々曇、弱風
気温
27.4℃
湿度
90%
ピッチの状態
全面良芝
主審
酒井 達矢
副審
山口 大輔
副審
廣瀬 成昭
第4の審判
植田 隆浩

COMMENT試合後のコメント

髙木 理己監督

※試合後記者会見より抜粋

試合を振り返って総括をお願いします。

たくさんのサポーターの方々がオレンジ色のユニフォームを着て応援してくださりました。勝ち負けは別にして、あの失点シーン(1失点目)について。あの状況にも拘わらず、まず自陣で2回も下げたこと。2回も下げなければいけない程プレッシャーをかけられていたとは僕は思っていません。敵陣に入って行かなければいけないチームがマイボールにも拘わらず2回もボールを下げたこと、それが一つ。二つ目は、そこでボールをロストしたのはまだしも、手を使って止めた事。あそこでまだ(金)ミノが準備してその両脇に高橋と池ヶ谷が戻っていたらどうなったかわからないです。それを放棄して負けてしまった。それをやったからこそ、愛媛戦のああいうパフォーマンスだったり、福島戦もあれだけきつい時間がありましたが勝点3を持って帰ってこれた要因だと自分は思っています。それをたかだか180分やっただけで簡単に手放してしまった事、それはオレンジ色のユニフォームを着たサポーターの方々には絶対に見せてはいけないプレーだったと僕は思っています。ただ、後半45分間の彼らの姿勢というのは、テストで例えれば0点だったり赤点を取ってしまったその後のテストで何とか平均点以上取れるような姿勢…彼らは100点を狙っていたと思いますが、平均点を取るような姿勢を見せてくれたと思っています。ですから、次のUスタでどちらの私たちを見せなければならないかは、考えなくてもわかることです。勝ち負け云々にして、絶対に見せてはいけないものが続きました。それは監督として悔しいですし責任を感じていますし、納得がいかないところです。次の長野Uスタジアムでの試合ではそういった時間が絶対に無いように、一週間準備して富山戦に向かっていきたいと思っています。

2失点目についてもお伺いしたいです。時間帯的にも前にかけに行かなければ起こらなかった失点。振り返れば0-1で折り返せていればという所もあったのでは。

今の総括の話の中で、2失点目についても話そうかなと思ったんですが、ちょっとまとまらないなと思って外しました。でも仰る通りだと思います。ただ、取りに行って剝がされましたよね。あのシーンの5秒くらい前に遡っていただくと、うちの中盤の選手が腰に手を当てていたんです。あの時間帯で0-1で負けていて、しかもフィールドプレーヤーは9人。その状況で腰に手を当てていたらどうなるか。腰に手を当てているなと気付いて「今だ、ここだぞ」と言ったんですが時すでに遅しでした。かけに行って剥がされたんですが、腰に手を当てずに、本当に研ぎ澄まされた状態で狙っていたシチュエーションをプレー出来ていたら、奪えていたかもしれないですね。それはどっちかはわからない。ただ、腰に手を当てていたようなことが本質な選手達に、ブロックを敷けと言ってもたかが知れてます。遅かれ早かれやられるでしょう。そういった意味で言ったら、あの時間帯でほんの少しでも、一番ど真ん中のレーンで隙を見せたこと。その事に問題があると思っています。土肥航大(今治)は素晴らしい選手ですし、そこで隙を見せたことが解せない。そういう意味で言うと、ポイントは全部で三つあったなと。ご質問の「行かせなければ」というのは確かに見ていればそうなんですが、本質的な部分として、行かせるにしても行かせないにしても、腰に手を当てている状態で、行かせなかったとしてなんの意味があるんだと。そのような状態でブロックを構えたとして、意味があるとは思いません。そこの隙を見せたことが、本質的な問題。まずはその本質的なところにアプローチしたい。なぜならば、その本質的なところでトライして食いに行けて、それで剥がされたんだったら、僕は納得できます。その状態で食いに行けてたとしたらボールは取れていたと思います。それは後半を見れば明らか。その状態を一番、ゲームの際になる前半の出だし15分とラストの部分で見せてしまった事。それが悔しいです。

後半は選手交代もあり、幅を効かせつつ中でも刺せて、外と中を上手く使えていた印象ですが、いかがでしたか。

3枚をベースにシーズンスタートから作っていて、愛媛戦からも継続してやっていて。前半はそれが多少スペースとエリアの捉え方が変わってくる所でした。前半なんとか0-1で行ってくれたらいいなと思っていて。その中で、4バックの全体的な部分について。今治さんの4角形のボックスに対して誰が向き合って誰が取って、そこの出口は誰で、その時間を作る上で杉井はどこで…というところを多少ではありますがピッチで伝えました。それくらいの情報で彼らはあれだけ出来る訳です。だったらなぜ隙を見せるのかと。それが一番解せない。ですから、(後半に)そういった変化があったのはそういうアプローチをしたから。そのくらいのアプローチで彼らはRe actを見せてくれるので。だからこそ隙を見せたあの時間帯がもったいなかったですし、納得いかない。そこに関しては許してはいけないと思っています。

この一週間、古巣である今治に勝つ為にスカウティングし研究されたと思います。実際に90分間戦った中でどのような想いや景色が見えましたか。

長野の選手にも伝えたんですが、今治で仕事をして学ばせていただいた事が一つあって。「明日は無い」という事。それを教えて貰いました。自分が解任になったことについては、誰も悪くない。クラブとして本当に苦渋の決断だったと僕は認識しています。でも(今治の)選手も手を抜いていないし、唯一言えるとすれば、僕が勝たせてあげられなかった事。それしか要因が無い。その中であったとしても、負けていなかったわけで。誰も悪い人がいなかったと僕は思っているんです。でも、明日は無いという事。いつ明日が無くなるかはわからない事を、いち人間として学ばせて貰って。そういう事を考えると、今治を倒すとか研究するとか、そういった事の為に時間を割いて、じゃあ明日が来なかった時に、納得して今日で終わったという人生を迎えられるのか?といえば、俺は迎えられないなと。だとしたら自分でコントロールできる事に全てを注ぐ。例えば相手が12人になったりボールが2個になったら研究しますが、フィールドプレーヤーが10人でGKが1人いてってなれば大体わかります。なので、単刀直入に言えば、分析も研究もしていません。自分たちのフットボールに集中して、自分たちのフットボールを出来るエリアとスペースに集中して1週間準備してきた。にも拘わらず、自分たちでコントロール出来る事をやれなかったあの瞬間。試合を渡した要因としては、今治さんのクオリティも褒められるべきで素晴らしいチームだと思っていますが、ただ種は自分たちで蒔いたと思っています。「明日は無い」という事を学ばせてもらって今治さんと対戦する。解任されたからネガティブな感情を持って「何とかしてやろう」とかいうのは一切無いという事です。そんなものに僕は時間を使っていなかったですし、岡田さんにもクラブにも感謝しているし。なんとか今治さんを研究して「打ち負かしてやろう」とかそんな事に感情は使っていません。だったら自分たちのフットボールで純粋に、明日どうなってもいいように、今日のこのメンバー・この戦い方でどうなったとしても、明日が無かったとしても良かったと、俺のベストだと言い切れる人生を取りたいなと思っていました。そういう1週間というか…長野の監督を引き受けた時点から僕はそういう3週間でした。そういう風に思えていたから、長野さんから就任の話を貰って1時間くらいで即決できたのはそういう理由です。明日がどうなっているかわからない。自分を必要としてくれるところがあるんだったら、またフットボールを芝生で出来るんだったら、そのフットボールをやりたい・やってみたい。フットボーラーでありたい、そういう事をしてきたので。ですから相手を研究するとか分析するとか今治さんに対してとか、そういう事には時間を使っていません。

人数が一人減ってからもボールを奪いに行く姿勢を貫いていましたが、今治で指揮していた頃は逆のアプローチだった印象です。

自分が下がれと言った事は一度も無いですし、今日の長野の選手達のビルドアップを見て頂ければ一目瞭然だったと思います。フィールドプレーヤーが例えば8人だったら変わるかもしれませんが、9人くらいだったら。相手の四角形は変わらないし、一人少ないくらいではプレスに行けない理由にはならないというか。同じアプローチをしてもし違いがあるとすれば、長野の選手と今治の選手との違いだし、置かれているシチュエーションの違いも十分あると思います。長野はこれから絶対に上がっていかなければいけないっていうシチュエーションだったし、バトン渡しのシチュエーションも違うし。この3週間の中で「明日が無かったとしたら、お前はどういうフットボールをしたいんだ?」と問われた時に、後悔のない一日一日を過ごしているので、違いがあるとすればそういう所かなと思います。だからアプローチとしては全く同じ。ただ僕も少しずつ成長していますし、そこで新しいものが見えないんだったら長野さんでの仕事をお受けすることは無かった。今日のビルドアップを見ても、今治の時よりいい攻略の仕方が出来ていたと僕個人としては思っています。今治の時にはビルドアップの部分で少し苦慮していたので、それを僕なりに成長して、どうやって伝えたらそういうシーンが作れるのかっていう事を考えながら過ごしていました。そこに長野のシチュエーションと長野の選手達のストロングが合間見合って、このフットボールが展開出来ているのかなと思っています。それを何とかして勝点3に持って行ってあげたいなと、そういう想いです。

次節はホームでの富山戦です。

言い方は変ですが「信じてください」としか言いようがないです。選手は一生懸命に必死でやっていますし、ただ必死にやっている中でもちょっとした隙がまだ散見してしまう。だからこの勝点でこの順位なわけで。ただ誰一人として手を抜いている選手はいなくて。「勝ってねえじゃん」と言われればその通りなんですが、監督として言えることは「信じてください」という事と「選手達の背中を押してください」という事。それに相応しい姿をこの一週間で何としても準備します。次の富山戦で「我々はまだ死んでないぞ」「その隙さえも我々は埋めていくぞ」というのを、Uスタで見せたいなと思っています。

MF 10
山中 麗央

※試合後メディア取材より抜粋

今季リーグ戦初先発でした。どういった想いを持って試合に入り、実際の自己評価はいかがでしたか。

リキさん(髙木監督)になってまだ負けていない状況で、自分にチャンスが巡って来て。負けられないし、ここで結果を出さないと生き残れないなと思っていたので、そういう部分では結果を残せなかったので残念です。

早い時間帯から10人になりましたが、前から行くことへのベクトルは貫けたのでは。

逆に割り切って出来たというか、ポジティブに言えばそういう状況にはなったので、良かったと思います。でも早すぎる時間帯でもあったので、少しキツさは出てきてしまったと思います。

2失点目について、時間帯を考えれば「行かない」という選択肢もあったのでは。

ちょっと記憶が曖昧ですが自分的には「ラスト行け!」っていう声がベンチから聞こえたような気がして、確かにラストだし行くかって思っていたら結果失点してしまって。あの時間帯の失点は、行くにしろ行かないにしろ無くさないといけない、余計な失点だったと思います。

後半の出来はいかがでしたか。

10人になってみんなが一人分をカバーする為に動かないといけないなと思っていましたし、途中で(佐藤)祐太くんとヤス(西村)に代わってベテラン2人になったこともあって。パスを出せる選手ですし、自分が上手く走って起点になれればなと思っていました。そうした部分では良かったですが、それが結果には繋がっていないので、悔しいです。

インパクトは残せた90分間だったと思いますが、今後に向けてはいかがですか。

自分的にはインパクトは残せていないと思っています。シュートらしいシュートも無かったですし。苦しい状況になったので、しょうがないっちゃしょうがないですが、そういう状況でもインパクトは残さなきゃなと思います。

MF 13
小西 陽向

※試合後メディア取材より抜粋

今季初めて巡ってきたチャンス。どんな想いで試合に挑みましたか。

試合に出た時に、自分の得意とするプレーを思い切り出せるような準備を今までしてきたので、それを出せればと思って入りました。

持ち味を出せていた印象ですが、自己評価はいかがでしたか。

抜くところまでは良かったかもしれませんが、もっとゴールに繋げられたかなと思うシーンが何個かあったので、そこをもっと突き詰めて行きたいなと思っています。

監督と長く話し込んでからピッチに入ったように見えましたが、どういう狙いや指示がありましたか。

最初はサイドハーフで出る予定で待っていたんですが、途中でサイドバックっていう事になって。でもやることは変わらないよって、僕の特徴を出しながらやることをやれば良いっていう事。あとは一人少なくて負けている状況で、やることはゴールを目指していくっていう事だけだったので、頭の中の整理は出来ていました。あとはもうそれをピッチで表現するだけで、スッと入れて良かったです。

爪痕を残すような、次に繋がる試合は見せられたのでは。

10人だったので難しいなとは思っていたんですが、今までと比べたら少し特徴は出せたのかなと思います。これを継続して、今度は得点に繋げられるように頑張っていきたいと思います。