INTERVIEW

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気概はダービー全盛期のまま 山雅には負けられない

籾谷 真弘(AC長野パルセイロ 元選手)

気概はダービー全盛期のまま 山雅には負けられない

対抗心を引き継ぎ 地域やOBに吉報を

―― 現在は群馬で指導者をしていますが、パルセイロのことは気にかけていますか?

試合は見ていますし、情報は必ず仕入れています。知っている選手がいないのは少し寂しい気持ちもありますが、パルセイロがJリーグに名を連ねていることを嬉しく思っています。ただ、2014年の(J2・J3)入れ替え戦は絶対に勝って欲しかったので、負けてしまった時は本当に悔しかったです。ウノ(宇野沢祐次)など知っている選手が在籍していたので、僕も熱くなれました。

―― 逆に山雅はJ1にも上り詰めましたが、どのように見ていましたか?

「悔しい」と思う半面、自分たちが対戦していた相手がそこまで行くのは凄いと感じました。あの素晴らしい応援をテレビ越しで見るのはワクワクしますし、上の舞台で信州ダービーが実現すればいいなと思っていました。

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―― 今年はJ3という舞台ではありますが、11年ぶりに信州ダービーが開催されます。

もう11年も経つんですね…。(リーグ戦の)最後の信州ダービーはサブだったので、ウォーミングアップをしながら見守っていたのを覚えています(笑)。今年は上位で戦ってもらいたいですし、最後はパルセイロが山雅を上回って、J2に行って欲しいと強く願っています。声出しがOKになればもっと盛り上がりますが、サポーターの皆さんにはチームを後押しする素晴らしい雰囲気を作っていただきたいですね。

―― 長野Uスタジアムでは初めての信州ダービーというのも、ワクワク感はありますか?

ホームで戦うのが一番楽しいですよね。僕は南長野の雰囲気が好きでしたが、今のUスタも最高ですし、オレンジに染まったスタンドを想像するとワクワクします。

気概はダービー全盛期のまま 山雅には負けられない

―― 今年のチームには、どのような期待を抱いていますか?

凄くスピード感がありますし、しっかりと相手を崩せるチームだと思います。僕たちの時代と同じようなパスサッカーなので、悲願のJ2昇格を成し遂げて、J2でも通用することを見せて欲しいと思っています。

―― 信州ダービーを戦う後輩たちにメッセージを。

僕はパルセイロで6年間戦ってきましたが、今のチームにも「山雅には負けられない」という血を引き継いで欲しいと思っています。決して引き分けではなく勝ち点3を奪って、良いニュースを地域やOBにも届けてくれればと思います。

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