
2025 明治安田 J3リーグ 第38節
11.29
SAT
15:00KICKOFF

VS栃木SC
HOME 長野Uスタジアム
HOME
AC長野パルセイロ
0
試合終了
0
前 半
1
0
後 半
3
4
栃木SC
- 平松 航
- 17’
- 中野 克哉
- 47’
- 太田 龍之介
- 58’
- 木邨 優人
- 90’+3
AWAY
STATICSスタッツ
- シュート
- 6
- ゴールキック
- 5
- コーナーキック
- 3
- 直接FK
- 3
- 間接FK
- 1
- オフサイド
- 1
- PK
- 0
MEMBER CHANGE交 代
46′+1
OUT
加納 大
IN
イ スンウォン
57′
OUT
酒井 崇一
IN
行德 瑛
57′
OUT
安藤 一哉
IN
砂森 和也
68′
OUT
古賀 俊太郎
IN
三田 尚希
86′
OUT
忽那 喬司
IN
浮田 健誠
CARD警告/退場
STARTING MEMBERスターティングメンバー
- 田尻 健
- 1 GK
- 酒井 崇一
- 2 DF
- 大野 佑哉
- 7 DF
- 冨田 康平
- 3 DF
- 安藤 一哉
- 33 MF
- 古賀 俊太郎
- 46 MF
- 長谷川 雄志
- 5 MF
- 忽那 喬司
- 17 MF
- 山中 麗央
- 10 FW
- 加納 大
- 20 FW
- 藤川 虎太朗
- 28 FW
- GK 1
- 川田 修平
- DF 37
- 木邨 優人
- DF 2
- 平松 航
- DF 25
- 岩﨑 博
- MF 22
- 高橋 秀典
- MF 47
- 吉野 陽翔
- MF 11
- 青島 太一
- MF 18
- 川名 連介
- FW 81
- 中野 克哉
- FW 32
- 太田 龍之介
- FW 10
- 五十嵐 太陽
SUBSTITUTEサブメンバー
- 松原 颯汰
- 21 GK
- 行德 瑛
- 4 DF
- 砂森 和也
- 24 DF
- 三田 尚希
- 14 MF
- 樋口 叶
- 15 MF
- イム ジフン
- 23 MF
- 田中 康介
- 25 MF
- イ スンウォン
- 35 MF
- 浮田 健誠
- 18 FW
- GK 27
- 丹野 研太
- DF 40
- 高嶋 修也
- DF 8
- 福森 健太
- DF 5
- 森 璃太
- MF 4
- 佐藤 祥
- FW 7
- 棚橋 尭士
- FW 80
- オタボー ケネス
- FW 9
- 菅原 龍之助
- FW 29
- 矢野 貴章
STATICSスタッツ
- シュート
- 19
- ゴールキック
- 8
- コーナーキック
- 6
- 直接FK
- 7
- 間接FK
- 0
- オフサイド
- 0
- PK
- 0
MEMBER CHANGE交 代
74′
OUT
青島 太一
IN
佐藤 祥
74′
OUT
五十嵐 太陽
IN
棚橋 尭士
74′
OUT
川名 連介
IN
福森 健太
86′
OUT
太田 龍之介
IN
菅原 龍之助
90′+3
OUT
川田 修平
IN
丹野 研太
CARD警告/退場
DATA試合環境
- 入場者数
- 5,160人
- 天候
- 晴、弱風
- 気温
- 9.5℃
- 湿度
- 59%
- ピッチの状態
- 全面良芝
- 主審
- 鶴岡 将樹
- 副審
- 井出本 瞭
- 副審
- 本多 文哉
- 第4の審判
- 山本 邦博
COMMENT試合後のコメント
※試合後記者会見より抜粋
試合の総括について。
最終節でしたが、試合前から大きな声援で迎えてくださったサポーターの皆さんを笑顔で帰すことができなかったことを大変重く受け止めています。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
試合については、栃木SCさんの良さに対して、正直対応しきれなかったという印象があります。前半は何とか耐えながら折り返したものの、後半は修正を施した中で早い時間帯に失点してしまい、受けたダメージも大きかったと思います。そこから跳ね返すだけのものを提示することができず悔しさが残ります。この結果を受けて、サポーターの皆さんから厳しい言葉もいただきましたが、その一つひとつを自分自身、そして選手たちと次に向かう活力に変えていきたいと思っています。
「栃木SCの良さに対応しきれなかった」というお話でしたが、特に手を焼いたと感じる部分はいかがでしたか。
想定以上にロングボールを収められたことです。もう少し跳ね返せると思っていたのですが、前線で起点を作られ、そこからスピードに乗られる形を止めきれませんでした。本来警戒していたシャドーの2人に自由を与えないことを意識していましたが、前線でボールを収められたことで相手に前進される場面が増えてしまいました。
空中戦やセカンドボール・球際など、シーズンを通して強調してきた『インテグラル』な部分で差が出た印象もありました。
おっしゃる通りだと思います。自分自身、戦い方の仕組みに比重を置いた分、球際や空中戦の競り合い、一対一といった部分へのアプローチが不足しました。ボールは1つしかありませんし、その局面で負けていては試合をコントロールできません。そこはひとつ要因になってしまったと思います。
前半から繋ぎの部分でミスが多く、後半の失点にも影響したように見えました。
いろんな要素があると思います。ただ、ミスが多発した背景には、そうした状況を生んでしまった自分に責任があります。選手を責めるつもりは全くありません。ミスが続けばマインドも低下しますし、やってはいけないミスが重なった印象があります。
後半の選手交代は狙いがあったのでしょうか?
前線でのパワーやスピードが必要だと判断し、より前進するための意図を持って交代を行いました。
リーグを戦う上で、技術・フィジカル面の水準をあげて行くべきと感じますが、シーズン通して振り返っていかがでしたか。
どのリーグで戦うにしても、アスリートとしての部分や球際への寄せ一つとっても、足りなかったと思います。今シーズンを見た限りではありますが、上に行くことは難しかったなと感じました。意図的にボールを動かし前進して点を取りにいこう、ということを描いてはいましたが、正直甘かったなと思います。
チームキャプテン・三田尚希選手が今季でチームを去ります。今季を共にした中での印象については。
本当にキャプテンに任命して良かったと思う存在でした。練習の準備からトレーニング、終了後のケアに至るまで、すべての振る舞いがチームの基準を高めてくれました。『さんちゃんがやってるから』っていう空気にしてくれるというか。表に立って大声を出すタイプではありませんが、背中で引っ張るような彼の存在はチームにとって本当に大事な存在でした。
『Jリーグの監督一年目』という点で、今季を振り返るといかがでしたか。
甘かった。というのが率直な気持ちです。選手に『インテグラル』という言葉で総合的な強さを求めていましたが、最もこだわっていなかったのは自分自身だったと痛烈に感じています。どのカテゴリーでも、球際で負けない、ボールを奪う、走り負けない、競り合い、といった部分を疎かにしては戦えません。その重要性を深く痛感した1年でした。
※試合後メディア取材より抜粋
いろんな思いがあると思います。今の率直な気持ちは。
本当に感謝の6年間だったと思います。何も残せませんでしたけど、このスタジアムであれだけ多くのサポーターの前でプレーできて、背中を押し続けて貰って──。結果がついてきたらよかったですけど、僕自身幸せな6年間を送らせてもらったと思います。
長野Uスタジアムに到着した瞬間は、どんな気持ちでしたか。
変わらず大きな声援で迎えてくださって、本当にこのクラブのサポーターの熱量はすごいと感じました。改めて、当たり前じゃないことだと思いました。こんなに幸せな環境でプレーできたんだなと実感しましたし、心から感謝しています。
出場まではどんな思いで試合を見ていましたか。
ずっと練習をともにしてきた選手たちが、それぞれどんな思いでピッチに立っているか分かっていました。試合は苦しい展開になっていましたし、簡単じゃないなと感じていました。もし自分がピッチに立てたら、なんとかチームに勢いをつけたいという気持ちでベンチで見ていました。
投入時に藤本監督から受けた言葉は。
「自由に爆発してこい」と、力強い言葉をかけてもらいました。十分な仕事はできなかったかもしれませんが、自分としてはやりきることができたと思います。
試合終了の笛を聞いた瞬間の気持ちは。
いろんな思い出が一気にフラッシュバックしました。オレンジのユニフォームに袖を通してこのピッチに立つことがもうないのかと思うと、やっぱり寂しさが込み上げてきました。
パルセイロで過ごした6年間は、どんな時間でしたか。
僕の中で間違いなく特別な時間でしたし、幸せな時間を過ごさせて頂きました。言葉では言い表せないような感謝だったりの思いを生み出してくれた6年間だったと思います。
喜びの瞬間も苦しんだ時期もあったと思います。
1年目・2年目までは点も取れてサッカーも楽しめていました。その後もシーズンによっては9点取った年もありました。ただ、次第に多くの人の想いや僕自身のパルセイロへの想いが強くなるにつれ、そして年数を重ねれば重ねるほど、期待の重さも感じるようになっていったのは事実です。それがパワーにもなりましたし、逆に苦しさになった時期もありました。でも『苦しかった時期の方が多かったか』と聞かれたらそうではありません。それも含めてすべてが経験として僕の力になりましたし、そういった環境の中でプレーさせてもらえたことに感謝しています。
三田選手がボールを持った時にスタジアムが「ワッ」と湧く雰囲気は、本当に印象的でした。長野サポーターへの想いを聞かせてください。
あれだけの情熱・パワーがあって、結果が出ない時期でも気持ちを切り替えて僕たちを応援し続けてくれる諦めの悪さ。パルセイロのサポーターは、本当に素晴らしい存在であり、クラブの最大の武器だと思います。
これからのキャリアについて。長野で得たものと共に、どのように進んでいきたいですか。
この先どうなるかはまだ分かりません。チームが見つかればもちろんプレーを続けたいですし、そうでない状況になることもあるかもしれません。ただ、この6年間ここでプレーして得た経験といただいたパワーは、間違いなく自分の人生に繋がっていくと思います。本当にありがたい6年間でした。
※試合後メディア取材より抜粋
今シーズン限りでチームを離れることが発表されました。どのような気持ちでUスタのピッチに入りましたか。
特別な感情がなかったと言えば嘘になりますし、その中で「もう一度、自分のゴールでUスタが湧く瞬間を見たい」という思いがすごく強くありました。最後を勝利で終えたかったのですが、それが叶わず残念です。
負けている状況での途中出場となりました。ピッチに入る瞬間の気持ちはいかがでしたか。
皆さんが期待感をもってくださっていたのが会場の雰囲気で伝わってきましたし、改めてこのチームの選手じゃなくなるのは寂しいと感じました。最後にぜったい結果を出してやろうと思っていました。
試合前から多くのサポーターがメッセージやタオル・フラッグなどで思いを届けていました。そうした姿は目に入りましたか。
はい。いつも以上にタオルやメッセージ、フラッグがより目に入りました。「本当に最後なんだな」という実感が込み上げてきました。
試合後のセレモニーでは涙もありました。どのような思いがあったのでしょうか。
去年の今頃に意気込んで掲げた目標と、今年の結果はほど遠いものになってしまった悔しさ。そして、このチームを離れる寂しさが積み重なって、自然と涙があふれました。
長野に来る前と今とで、サポーターや地域の印象に変化はありましたか。
想像していたよりも遥に、サポーターやスタジアム、そして街全体が選手やチームに与えるパワーが大きいと、本当に強く感じました。
長野での2年間を振り返って、最初に思い出すものは何ですか。
僕を“一人前の選手”へ成長させてくれた場所だということです。年間を通して活躍することの大切さ、チームを引っ張ることの難しさ、貢献できた時の喜び、期待に応えられなかった時の悔しさ。そのすべてを教えてもらい、育ててもらったと感じています。
昨季は多くの得点を挙げ、加入直後からチームに欠かせない存在となりました。支えてくれたファン・サポーターへの思いをお聞かせください。
感謝しかありません。試合の日に僕のモチベーションが最大限に上がるのは、ゴールを決めてスタジアムが湧き、一人ひとりの笑顔が見える瞬間を想像した時です。その存在がなければ、あれだけ点を取ったり活躍したりすることはできなかったと思います。本当に感謝しています。
この2年間はチームにとって苦しいシーズンだったと思います。良い思い出と苦しい思い出、どちらが多いでしょうか。
振り返れば、苦しい思い出のほうが多いのかもしれません。ただ、その回数をはるかに上回るくらい、長野で“良い思い”をさせてもらいました。なので、良い思い出のほうが強く残っています。
最後に、パルセイロサポーターへメッセージをお願いします。
一試合一試合、そして一つひとつのゴールが、今でも鮮明に思い出せるほど大切な瞬間です。ゴールを心から喜んでくれる皆さんの笑顔は、僕にとって宝物になりました。今年でチームを離れ、長野での夢を追えなくなることは本当に寂しいですが、またいつかお会いできた時には「おかえり」と言ってもらえたら嬉しいです。再会を楽しみにしてほしいです。本当にお世話になりました。