天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 1回戦
5.26
SUN
13:00KICKOFF
VS猿田興業
サンプロ アルウィン
AC長野パルセイロ
- 森川 裕基
- 29’
- 三田 尚希
- 38’
- 進 昂平
- 42’
- 三田 尚希
- 47’
- 藤森 亮志
- 81’
- 木原 励
- 90’+2
- 木原 励
- 90’+3
7
試合終了
3
前 半
0
4
後 半
0
0
猿田興業
STATICSスタッツ
- シュート
- 33
- ゴールキック
- 8
- コーナーキック
- 8
- 直接FK
- 5
- 間接FK
- 1
- オフサイド
- 1
- PK
- 1
MEMBER CHANGE交 代
61′
OUT
丹羽 匠
IN
橋田 尚希
61′
OUT
近藤 貴司
IN
山中 麗央
79′
OUT
森川 裕基
IN
藤森 亮志
79′
OUT
進 昂平
IN
木原 励
85′
OUT
砂森 和也
IN
小林 佑熙
CARD警告/退場
88′
安藤 一哉
STARTING MEMBERスターティングメンバー
- 松原 颯汰
- 30 GK
- 鈴木 悠太
- 27 DF
- 工藤 駿
- 29 DF
- 砂森 和也
- 48 DF
- 森川 裕基
- 16 MF
- 丹羽 匠
- 28 MF
- 碓井 鉄平
- 40 MF
- 安藤 一哉
- 33 MF
- 近藤 貴司
- 8 MF
- 三田 尚希
- 14 MF
- 進 昂平
- 11 FW
- GK 1
- 伊藤 健太
- DF 4
- 木内 瑛
- DF 5
- 伊藤 颯
- DF 9
- 佐藤 瑞起
- DF 18
- 菅原 一成
- DF 26
- 小野 竜雅
- MF 6
- 目黒 貴大
- MF 10
- 堀井 旺歩
- MF 23
- 船木 俊貴
- MF 25
- 目黒 太陽
- FW 14
- 熊谷 琢登
SUBSTITUTEサブメンバー
- 田尻 健
- 1 GK
- 小林 佑熙
- 15 DF
- 西田 勇祐
- 24 DF
- 藤森 亮志
- 9 MF
- 山中 麗央
- 10 MF
- 橋田 尚希
- 36 MF
- 木原 励
- 22 FW
- GK 12
- 近江谷 暖心
- DF 13
- 間杉 健輔
- DF 19
- 鎌田 悠太郎
- DF 22
- 四津谷 優輔
- MF 11
- 金谷 智聡
- MF 16
- 佐藤 勇矢
- MF 20
- 長谷川 愛翔
STATICSスタッツ
- シュート
- 4
- ゴールキック
- 30
- コーナーキック
- 2
- 直接FK
- 5
- 間接FK
- 1
- オフサイド
- 1
- PK
- 0
MEMBER CHANGE交 代
65′
OUT
佐藤 瑞起
IN
金谷 智聡
65′
OUT
船木 俊貴
IN
鎌田 悠太郎
90′+3
OUT
佐藤 瑞起
IN
金谷 智聡
CARD警告/退場
DATA試合環境
- 入場者数
- 809人
- 天候
- 曇、中風
- 気温
- 21.7℃
- 湿度
- 38%
- ピッチの状態
- 全面良芝
- 主審
- 中川 愛斗
- 副審
- 松本 康之
- 副審
- 松本 瑛右
- 第4の審判
- 高木 良輔
COMMENT試合後のコメント
※試合後記者会見より抜粋
試合の総括について
とにかくトーナメントは次に進むことが全てなので、6月12日の東京ヴェルディ戦に進むことが出来た事は非常に嬉しく、光栄に思います。
また改めて、全力を出すことによってゲームを動かして行けるんだという事。スタートから、もがきながらでも、重たくなりそうなところをこじ開けて行きました。一旦停滞しそうなところで、途中から入った藤森や木原が全力でスプリントしていて行くことによって、もう一度ゲームに活力を与えてくれたのは間違いありません。彼らを投入してから3点入ったことは、全力でプレーすることの大切さを改めて示すことが出来ました。
勝ち上がったことはもちろん光栄ですが、その勝ち上がり方という事で言えば、我々が大切にしていかなければならないものでスコアを動かすことが出来ました。良い時間を過ごすことが出来ましたので、またそれを是非次のヴェルディ戦にぶつける事。リーグ戦で言えばオレンジ対決(大宮戦)があります。大切なものを大切だと捉えることが出来たという意味で、非常に有意義な90分になったと捉えています。
相手の4-4-2のブロックをどう崩すかという構図でした。先制点まで少し時間はかかりましたが、総じての手応えはいかがでしょうか。
まず1点で終わらなかった事。選手達には「3点取ろう」という話をして送り出しました。それは大会は違えど、札幌戦で起こったことからの話です。なぜ我々は札幌戦で敗退しなければならなかったのか。そう考えた時に、それはやはり2点、3点と取れなかった事にありました。
前半に3点を取ることができましたが、後半は「前半の事は忘れてもう一回立ち返ってチャレンジしよう」というところで、2分も経たずにスコアを動かすことが出来ました。みんなが「そうだな」と取り組んでチェレンジできたこと。少し自分たちにプレッシャーをかけたので重たくさせてしまったかな、とも思いますが、恐らく次の大宮戦はもっと重たいものが伸し掛かって来るゲームになります。その中で7点取れたことは非常に良かったと思っています。
更に、途中出場の選手たちが活力を与えてくれた事。各々が課題を持ちながら90分を過ごせたことは良かったなと思います。
こうした試合ではリスク管理が難しいところもある中、無失点でクローズできたことに関しては。
鈴木、工藤、砂森が声を掛け合い、松原はピンチが無かったとしてもゲームのリズムを持って来れる選手。そういうところも含めて、リスク管理できたこと。併せて、相手陣地に侵入してブレイクし、突破して完結する。その両輪が無いとリスク管理は存在しません。相手陣地へ仕掛け、点を奪いに試みたこと、そういうところが相まってリスクマネジメントに繋がり、彼等のコーチングだったりメンタルで無失点に持って来られたことは、非常に良かったと考えています。
進選手が怪我から復帰して今季初ゴール。近藤選手も怪我からの復帰戦となりました。彼らの働きについてはどんな目で見ていましたか。
今日のゲームに関しては、次のステージに進む事が全てであり、その次のステージに進むという上で、彼らのクオリティを出していくという事。怪我もあって、彼らをなかなかピッチに立たせることが出来ませんでしたが、今日のスタートのメンバーがそのままスタートだったとしても驚かないようなメンバーを送り出すことが出来ました。
進は「PKを外して...」と、この後の取材でもしかしたら口にするかもしれませんが、それはそれとして。この長い時間の中でネットを揺らしたことが大事な事です。もちろん上手く行ったこと・上手くいかなかったことがあるとは思いますが、今日が上手く行かなかったとしても大宮戦もそうであるとは決して無いと思います。今日は今日起こったこととして、次のステージに進むことが出来ました。
また違った、よりエネルギーを持ったメンバーを大宮戦にぶつけていく。それで言えば、しっかりと進はネットを揺らしましたし、近藤も久しぶりの出場でゲーム感覚を取り戻してくれた。非常に良い状態で大宮戦に向かって行けると考えています。
森川・安藤選手を後半は左右入れ替えましたが、その意図は。
まず左右入れ替えてスタートしたのは、このゲームを勝つっていう事に加えて、少し申し訳ないですが今後への考えを含めてのこと。本来は安藤の右、森川の左というのが、彼らとしてはストロングポイントが活かせる居心地の良い位置だと思います。ただ、今は黒石があれだけオープンプレーで得点を重ねるようになっていて、田中も徐々に本来の彼になりつつある状況。その今の黒石と田中の状況を考えると、森川と安藤には、また新しいものをぶつけて、より純粋な競争・より高いレベルでの競争にトライして欲しかった。
それで前半3点動かせたので、もう一回本来の位置に戻しました。それはとにかく大宮戦に勝つ為。もちろん今日のゲームに勝つってことでもありましたが、近藤・進・三田を置けば彼らがスコアを動かしてくれるだろうっていうのは充分に考えられましたので、次のことを考えれば、安藤の左と森川の右を試したかった。その位置での彼らの画というか、彼らが見る光景をちゃんと脳裏に残しておきたかった。そういう意図でした。
天皇杯初戦の勝利で得た事が、次の大宮戦やリーグ戦にどんな影響を与えると感じていますか。
よく「ターンオーバー」とか「リーグと天皇杯」とか世で叫ばれていますが、天皇杯というのは、ターンオーバーできるほど簡単な大会ではありません。日本で一番権威のある、誰にでもオープンに開かれた日本一を決められるトーナメントの大会。それは僕にとってもチームにとっても大事ですし、日本のフットボールシーンにおいて大事だと自分は思っています。
その中で、上位を目指して行く。中2日だとか中3日だとかそういう事じゃなくて、この大会に全力で向かって行くこと。それが例えば、チャンピオンズリーグの準決勝が週半ばにあって、週末にレアル・マドリードとのクラシコがあったら、果たしてターンオーバーするのか?絶対しないと思います。やっぱり僕らにとっての天皇杯はそれだけ大事な大会で、選手もそう思っています。
その中で今年のルヴァンカップはJ3も枠に入れて貰えて、札幌戦は悔しくも勝てなかった。その悔しさを次晴らすっていう意味では、一つの大会も逃したくないという想いで僕たちはやっています。そうした想いを大事にしながらも、18人しか選ぶことが出来ません。なので「週末にリーグがある」とかではなく「天皇杯を一つでも勝っていく」ことであって。一試合一試合全力で向かって行くことによって強くなっていけるし、そこで何か弱気になっているようでは、とても大宮さんに噛みついて行けるとは思えませんし、この混沌とした昇格争いに入っていけないというか。そこに頭を回して行くと逆に落ちて行ってしまうと思っています。
なので純粋に、まずはとにかく天皇杯ではヴェルディさん(6/12)に勝ちに行く。そのエネルギーを、週末のリーグ戦(6/16 vs岩手)にぶつけていく。その前にまずは大宮に嚙みついて行く。そうやって、どんどん繋げて行くことが大事だと思っています。
なので最初の話に戻りますが、それを「この試合はターンオーバー」「週末に大宮戦があるから猿田興業戦は…」とか「岩手戦があるからヴェルディ戦は…」とか、そんなに天皇杯は甘くない。日本で一番権威のある、大事にしなければいけないトーナメントだと思っているので、その時に一番勝てる選手たちを充てる。県決勝もその算段で挑んで、こうして勝ち上がることが出来るチームです。だからターンオーバーというものは無く、負けたら僕のせい。そう思っていますので、本当にこの大会で勝ち進んだことを大切にしながら、自信を持って大宮戦に向かいたいなと思っています。
※試合後メディア取材より抜粋
どんな想いで試合に入りましたか。
復帰してどうしても点を取りたかったので、まずは今日は相手とか関係なく自分たちのやること・自分のやることっていうのをしっかりと頭に入れて、ゴールに貪欲にプレーしました。
ポストプレー含めて、攻撃の作りの部分からも貪欲なプレーが伝わりました。
そこは自分の良さでもあって、収めることであったり時間を作るっていう事。ゲームの状況を見てチームの作りだったり、そういうところに入って行くような自分の良さを出しつつ、一番はゴールを目指していました。
どちらかというと、まだ満足できない気持ちはありますか。
そうですね、まだ2点3点4点とゴール決めたかったですが、なかなか今日はこうした相手だと難しいので。1点しか取れなかったですが、チームとしては7点取れて。でもあれだけチャンスを作ったと考えたら2桁くらいは取れないといけなかったし、満足はしていません。ただまずは1点取れたことに関してはポジティブに捉えたいと思っています。
自分で強引にゴールを取りに行きたいようなシーンでも、見極めてプレーしていた部分はありますか。
自分は貪欲にゴールを目指していましたし、もちろん周りを使って確実にっていう所もありましたが「自分が決める」っていう決断してゴールに向かった時に決まったので、後悔は無いです。あとは精度を上げて、もっともっとこれからの大宮戦や次の天皇杯も含めて、成長していくことに繋げて行けたらと思っています。
ヘディングでの得点シーンについて、振り返ってください。
モリくん(森川選手)があそこでクロスを上げるっていうのは感じていました。DFのセンターバックともう一枚サイドバックの間のスペースが結構空いていて狙っていたので、そこにうまくタイミングよく入れたので、良かったと思います。
ヘディングでの三田選手へのアシストシーン(前半38分2点目)については。
自分で(シュートに)行こうと思えば行けたんですが、あそこはちょっと冷静に。さんちゃん(三田選手)に落とせば絶対に入るだろうなと。そこは確実な方を選びました。
チームを活性化するという意味でも、進選手自身の今の想いは。
スタートで出る事を目指して今はやっていますし、ただどんな役割でもチームの為にプレーすることが一番大事だと思います。途中から出たら途中から、スタートで出れば最初から。そういう役割を自分で考えながらチームに貢献できるようにプレーしたいと思っています。あとはゴールを取るだけです。
※試合後メディア取材より抜粋
2ゴールの活躍を見せました。振り返っていかがでしょうか。
なかなか最初はミスも多く入りが難しかったですが、僕も点を取れましたし、チームとしては流れを支配したままゲームを進める事が出来たので、良かったと思います。
難しい入りから流れを持って来れた要因は。
ミスした後の切替だったり、ある程度徹底して出来ていたと思います。そうした切替の部分や動き続ける事であったり、全体で意思疎通して出来ていたと思います。
三田選手ご自身のゴールを振り返ってください。
1点目に関しては、進が非常に良いボールを落としてくれたので枠に蹴るだけでした。進に感謝したいと思います。
2点目に関しては、あのタイミングで脚を振れたのは非常に大きかったなと思います。
2回戦はJ1・東京ヴェルディ戦です。
格上のチームと出来るのは非常に楽しみでもありますので、どんどんチャレンジしたいと思います。ただその一方で、その前にリーグ戦で大事な試合が待っているので、まずはそこにしっかり向けて準備したいと思います。
リーグ大宮戦に向けて、今回の一勝がどんな意味を持つと思いますか。
非常に勢い付く勝利だったと思います。全員が次に向けてパワーを持って行けるような勝利だったと思っています。もちろん勝つつもりで一週間準備します。大宮に勝てば勢いを出せると思うので、その為のパワーを全員で集約して取り組みたいなと思います。