RESULT

2024 明治安田 J3リーグ 第34節

10.27

SUN

14:00KICKOFF

VSアスルクラロ沼津

AWAY 愛鷹広域公園多目的競技場

AWAY

AC長野パルセイロ

砂森 和也
81’

1

試合終了

0

前 半

1

1

後 半

0

1

アスルクラロ沼津

津久井 匠海
18’

HOME

STATICSスタッツ

シュート
11
ゴールキック
15
コーナーキック
5
直接FK
11
間接FK
1
オフサイド
0
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

67′

OUT

忽那 喬司

IN

安藤 一哉

67′

OUT

三田 尚希

IN

碓井 鉄平

77′

OUT

加藤 弘堅

IN

パク スビン

77′

OUT

浮田 健誠

IN

藤森 亮志

90′+3

OUT

山中 麗央

IN

田中 康介

CARD警告/退場

84′

安藤 一哉

90′

山中 麗央

STARTING MEMBERスターティングメンバー

松原 颯汰
30 GK
黒石 貴哉
23 DF
池ヶ谷 颯斗
5 DF
砂森 和也
48 DF
近藤 貴司
8 MF
三田 尚希
14 MF
加藤 弘堅
47 MF
西村 恭史
6 MF
忽那 喬司
17 MF
山中 麗央
10 FW
浮田 健誠
18 FW
GK 55
武者 大夢
DF 88
濱 託巳
DF 36
中村 勇太
DF 34
グスタボ マルティニリッシ
DF 3
安在 達弥
MF 40
沼田 航征
MF 7
持井 響太
MF 10
佐藤 尚輝
MF 8
鈴木 拳士郎
FW 9
中野 誠也
FW 23
津久井 匠海

SUBSTITUTEサブメンバー

田尻 健
1 GK
工藤 駿
29 DF
藤森 亮志
9 MF
田中 康介
25 MF
パク スビン
26 MF
安藤 一哉
33 MF
碓井 鉄平
40 MF
GK 77
朴 昇利
MF 18
菅井 拓也
MF 21
森 夢真
MF 41
遠山 悠希
MF 44
柳町 魁耀
FW 19
齋藤 学
FW 27
和田 育

STATICSスタッツ

シュート
9
ゴールキック
9
コーナーキック
3
直接FK
13
間接FK
3
オフサイド
3
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

70′

OUT

持井 響太

IN

柳町 魁耀

79′

OUT

中野 誠也

IN

和田 育

79′

OUT

鈴木 拳士郎

IN

森 夢真

85′

OUT

佐藤 尚輝

IN

菅井 拓也

85′

OUT

津久井 匠海

IN

齋藤 学

CARD警告/退場

22′

沼田 航征

35′

津久井 匠海

DATA試合環境

入場者数
2,534人
天候
曇、無風
気温
21.6℃
湿度
56%
ピッチの状態
全面良芝
主審
友政 利貴
副審
長田 望
副審
宗像 瞭
第4の審判
松本 翔太

COMMENT試合後のコメント

髙木 理己監督

※試合後記者会見より抜粋

試合の総括について。

9戦勝ちなしという状況でしたので、勝ちだけを見て、勝点3をサポーターに届けたいという思いで挑みましたが、プレッシャーや置かれているシチュエーションをなかなか打破できずにミスから失点してしまいました。その後も簡単な技術的なミスがたくさんありました。ただ、このゲームをなんとかモノにしようという想いであったり、体調不良でベンチに入れなかったシュナイダーGKコーチのこともあり、なんとかセットプレーも含めてみんなで守ろうという意思のもとに、後半少し盛り返しましたが、なかなかネットを揺らしきれずというところでした。

ただ、我々がなかなかこじ開けきれなかったセットプレーで牙城を崩せたこと。また、チャンスになりかけたシーンも多分にありましたが、そこで2点目を取り切れなかったことは反省しつつ。ただ、この状況で、勝点0よりは勝点1の方が良いわけで、その選手たちの姿勢は、次節の三ツ沢(vs.YS横浜)で勇気を持って足を振れるような状況を作れると思います。今日のゲームから学ばないのであれば、それはプロではありません。今日のゲームは、次により勇敢に闘うべき大きな要因になったゲームだったと思います。少なくともそうした姿勢が勝点1に繋がったのではないかと考えています。

それ以上の熱量を持って次は三ツ沢に乗り込み、何としてもYS横浜戦を叩いて、一個上に進みたい。その一歩とは言えないかもしれませんが、0.5歩~0.7歩でも、進むべきものを彼らが示してくれたと考えています。

前半は技術的なミスが多く、アンカー付近のスペースを突かれる難しい状況でした。前半のゲーム展開についての反省点は。

前半のゲーム展開でいくと、もちろんミスから失点はしましたが、沼津さんが長野陣地に進入してくるようなシーンは、恐らく我々のイージーなミスからのスタートであったり、ゴールキックのセカンドであったり、そうしたシーンが殆どでした。構造上の問題でなにか沼津さんに上回られたかというと、決してそうではなかったと思っています。

その中で何を改善するか。必要最低限のことは出来ていましたので、我々の中盤がダイヤモンドで立っている旨味というか──。加藤(弘堅)がオープンコントロールしたときに、西村(恭史)や三田(尚希)のところのパス交換で、そこに刺せるようなボールが入っていたかと言えば決してそうではありませんでした。そこに立ったとしても、体の向き・アングル・スペースというものが、臆病だったのか技術的なものなのかは正直わかりません。ただこうしたシビアなゲームだからこそ、少なくとも周辺視野で相手を見えるところに立たないといけないところを、自分の背中に置いてしまうことによって、そこにボールが入ったところからまた縦パスを取られてカウンターを食らう...そういうところだったと思います。

ですので、三田のポジショニングを若干、鈴木拳士郎選手(沼津)の背後から入れるように、近藤(貴司)をより高い位置に。そこさえ押さえておけばやられることはそこまで多くないのかなと感じていましたので、前半途中に修正しました。また、よりパス交換が増えるようにと、山中(麗央)と西村の位置を後半は若干変えました。そこからは見ての通りの展開になったと思います。ただ、ボールを握ったとしても、沼津さんの勝点を考えればこじ開けきれない状況もありました。ただ、そこで一つこじ開けたことは価値あることだと思います。

押し込めた要因が何だったかというと、加藤がボールを持った時の斜めのアングルに立つべきところに人がしっかりと立つことにより、ビハインドからの近藤・忽那(喬司)・安藤(一哉)へのパスがおのずと通りやすくなっていくから。ですから、こういった残留争いや勝点という状況であるならば、なおのことしっかりとパスが通るところに立つべきです。そこを前半の最初は、やろうとしてはいても立てていなかった。後半はそこに立つことが出来たことによって、しっかりと押し込む時間が増えた。それによって得たCKからの同点ゴールだったと思います。

この形をとっている以上、ボールを刺してよりカウンターを受けないために、守備の厚みを出すための攻撃の厚み・攻撃の厚みを出すための守備の厚みというところで作っているのであれば、立つべきところに勇気を持って立たないと前半のような展開になってしまいます。今日のクラシコのように、恐れずにああいうところに立ちながら背後を見つけられるチームでありたいと思います。

砂森選手は得点はもちろん、守備の部分でも落ち着いたプレーを90分間見せていました。先発起用は少ない中でも、良いパフォーマンスを見せ続けている彼への評価は。

まず彼がこうしたシチュエーションの中でパッと先発で出てあれくらいのパフォーマンスが出来ることは、彼の経験であったり準備でなせる業だと思います。ただ、当たり前のことではないです。もっと言えば、90分間やるっていうことがどれだけ大変なことか。突然来るかわからないシーンにおいて、いきなり90分出来るというのは、いかにその準備が並大抵なものではないというか。しかも最終ラインの選手です。その瞬発的なものを維持していきながら、彼の強みを出していく。常に準備し続けて、来たるべき90分間に向けて準備するということの凄さというのは、プロとして当たり前のことではありますが、それでもなかなか当たり前のようにできる選手は多くありません。彼のそうした準備の素晴らしさというものを、存分に発揮してくれたのではないかと思います。

それは昨年、一度彼がピッチを離れて戻ってきてくれた時に、ある程度の状態でプレー出来ていたので、ということは、休止していた時にグラウンドに立てない中でも彼が何をしてきたかは、十分に想像できるし、想像以上のことをやっていた証だと思っています。そうした姿勢はクラブの財産だと思いますし、我々はしっかりと見習っていきたい。

あとは決めたもの(得点)に関して言えば、あれは砂森のテクニック以外何物でもないです。砂森にあのテクニックがあるのは十分承知ですし、それを90分しっかりとやれたこと。そこに彼の凄みであったり、プロとしての準備の大切さを教えてくれるという意味で、彼の存在価値と凄みはそこにあったのではないかなと考えています。僕も彼から教わることはとても多いので、それを存分に見せてくれたと思っています。

DF 48
砂森 和也

※試合後メディア取材より抜粋

セットプレーからの得点でした。あの飛び込んだシーンの狙いなど、どんな事を考えていましたか。

セットプレーのタイミングで、ファーの津久井くん(沼津:津久井匠海選手)がずっと目を切っていて、僕がファーに居たのを確認していなかったので、同じ平行に入ってクロスのタイミングで前に入ろうかなと。絶対視界から消えているなというのは、セットプレーの崩れているタイミングでずっとあったので。

それは紅白戦の練習の中でもやったことがあって。DF側からしたらすごく付きづらい感じで。それは攻撃とかああいう局面になったらやろうって、自分の中ではずっとありました。(近藤)貴司がいいボールをくれたので、当てて入ったって感じでした。

守備の面ではどのような意識を持っていましたか。

相手のワントップの中野くん(中野誠也選手)は裏への抜け出しを持っているので、ガヤ(池ヶ谷颯斗)と(黒石)貴哉にはそのアナウンスをし続けていて。試合直前までずっと映像を見直して、どういうタイミングなのかとか見ていたので、そういうのをずっと声掛けながらやっていました。何回かは行かれましたが、ある程度は、やっていてやりづらいとかいう事もありませんでした。ただ、失点はしてしまったのでそこは防ぎたかったです。

失点シーンについて。クリアを大きくすべきだった等...DF陣としてどのように振り返りますか。

クリアがどうというか、あの選択をするのであれば、みんなが意思疎通を取らないといけない。受けに行くのかとか、クリアするのであれば、先に自分がクリアしておけばよかったと思いますし。沼津相手にあのプレッシングに対して、ひとつ自分たちが勇気を持ってプレーするなり立ち位置に立つなりすれば、局面が大きく変わるのは分かったので。喬司をもっと助けられたんじゃないかっていうのがあります。

古巣での先発・得点でした。試合直後のフラッシュインタビューでも「意識はしていない」と話していましたが、改めていかがですか。

自分が試合に出るときは、大体前日にイメージをするんですが、今までにどういうことが再現性あったかな?と振り返って。鹿児島時代の点を取ったときなんかは、ポジションから出て行って右のクロスに自分が中に入って行って、みたいなシーンもあったし、そういうところの、相手も油断していそうなところに入って行くのが意外とチャンスになるかなっていうのがありました。タイミングがあれば点取りたいなと思っていましたし。愛鷹は結構自分の中では記録を作っているので、縁みたいなものはあるのかな...。

最低限の勝点1を持ち帰れたことについては。

勝点3を取っておくと次のYS横浜戦がだいぶ楽になるっていうのはみんな認識もしているだろうし、もちろん自分たちより順位が上の相手に対して勝ちには行きました。結果アウェイで勝点1っていうのも今では大事なものだし、ゼロで帰るのと1取って帰るのとは全然違います。今のこの現実から見て、少しですが自分たちの積み上げにはなるのかなと思います。本当に、勝点1とか得失点が最後に効いてくるし「あの時こうしておけば」って振り返っても遅いから、この1失点1得点勝点1とかそういうものを、自分たちの積み上げとして出来て行ければと思っています。