RESULT

2024 明治安田 J3リーグ 第33節

10.19

SAT

15:00KICKOFF

VSFC琉球

HOME 長野Uスタジアム

HOME

AC長野パルセイロ

忽那 喬司
89’

1

試合終了

0

前 半

0

1

後 半

1

1

FC琉球

オウンゴール
90’+3

AWAY

STATICSスタッツ

シュート
4
ゴールキック
6
コーナーキック
3
直接FK
8
間接FK
0
オフサイド
0
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

46′+1

OUT

浮田 健誠

IN

藤森 亮志

76′

OUT

山中 麗央

IN

三田 尚希

76′

OUT

近藤 貴司

IN

田中 康介

90′+3

OUT

加藤 弘堅

IN

碓井 鉄平

90′+3

OUT

忽那 喬司

IN

高橋 耕平

CARD警告/退場

19′

杉井 颯

40′

山中 麗央

45′+1

浮田 健誠

60′

池ヶ谷 颯斗

STARTING MEMBERスターティングメンバー

松原 颯汰
30 GK
池ヶ谷 颯斗
5 DF
大野 佑哉
7 DF
杉井 颯
19 DF
黒石 貴哉
23 MF
加藤 弘堅
47 MF
西村 恭史
6 MF
忽那 喬司
17 MF
近藤 貴司
8 MF
山中 麗央
10 MF
浮田 健誠
18 FW
GK 35
東 ジョン
DF 14
鈴木 順也
DF 3
森 侑里
DF 4
藤春 廣輝
MF 22
上原 牧人
MF 8
岩渕 良太
MF 6
岡澤 昂星
MF 18
平松 昇
MF 24
佐藤 祐太
MF 10
富所 悠
FW 39
庵原 篤人

SUBSTITUTEサブメンバー

田尻 健
1 GK
砂森 和也
48 DF
藤森 亮志
9 MF
三田 尚希
14 MF
田中 康介
25 MF
高橋 耕平
37 MF
碓井 鉄平
40 MF
GK 31
パク ソンス
DF 17
増谷 幸祐
DF 15
荒木 遼太
DF 19
高安 孝幸
MF 13
岩本 翔
MF 5
武沢 一翔
FW 9
野田 隆之介

STATICSスタッツ

シュート
8
ゴールキック
8
コーナーキック
5
直接FK
15
間接FK
5
オフサイド
4
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

57′

OUT

岩渕 良太

IN

増谷 幸祐

57′

OUT

平松 昇

IN

高安 孝幸

76′

OUT

富所 悠

IN

岩本 翔

76′

OUT

佐藤 祐太

IN

武沢 一翔

88′

OUT

東 ジョン

IN

パク ソンス

CARD警告/退場

42′

岩渕 良太

53′

藤春 廣輝

84′

庵原 篤人

DATA試合環境

入場者数
3,027人
天候
雨、弱風
気温
22.7℃
湿度
68%
ピッチの状態
良芝
主審
椎野 大地
副審
関谷 宣貴
副審
田邉 裕樹
第4の審判
山際 順義

COMMENT試合後のコメント

髙木 理己監督

※試合後記者会見より抜粋

試合の総括について

残酷な勝点1になってしまいましたが、明日も彼らはプロサッカー選手として、パルセイロの選手としての一日が始まります。今日の気持ちというのはロッカールームだけに留めて、次もゲームが来るのでそこに向かって行くこと。そこで何かを変えるとすれば、変わった分のお給料が増えることはあったとしても減ることはありません。減ることがないのであれば、我々のフットボーラーとしての一日の中で、トレーニング含めて何か減らしてしまうことがあってはならないと、選手たちに話をしました。

ただ、こういったことはフットボールにおいては往々にして起こり得ることなので、次にいかに向かって行けるかが大事になってくるのではないか。今言えることはそれくらいですが、またゲームは来ます。そのゲームに向かって挑んでいくこと。それを続けていくしかないと考えています。

先制した後にすぐ追いつかれてしまう試合が続いています。

セットプレーからの流れだったかと記憶していますが、あのオウンゴールの理由を探すというのは──。戦術や戦い方とか、そういうもので何か答えを出すのは、黒石(貴哉)の涙に対して、それを見つけていくことが彼の想いや姿勢に答えることなのか...それは違うのではないかと僕自身は思ってしまいます。

やはり、勝てないときというのはそういうもので。「こういうときはこう」というのはもちろんありますが、人間がやるものなので、そこに心が乗っています。自分に矢印を向けて、その思いが表に溢れた黒石の姿勢に対して言えば、それを上回るパフォーマンスをピッチで出して、あのような姿にならずともゲームをクローズできるようにしていくこと。今の自分の考えからすると、そういうふうに思ってあげたい。そういうふうに向かっていってあげるべきだなと思っています。

そういう状況にしてしまっていることが、そもそもの問題であり、難しいのは承知の上で一人退場したとしても──。勝てない時期でもなんとかこじ開けて行ったこと。だけど、まだまだ足りていない。ということに目を向けてやっていくことで、あのオウンゴールの瞬間を消していかなければいけないんだなと。

今までの追いつかれたそれとは状況も違います。勝ち負けで昇格がなくなるという展開もわかっていた上でこじ開けたもの。それがああいう形になってしまったこと。様々な見方はありますが、難しいゲームの中でこじ開けた選手たちを非難することはできません。

そもそもそういう状況にさせてしまっていることに目を向けて、すべては僕の責任です。そういう状況にさせないように、次のゲームの入りから準備をすることを、彼らに伝えてあげたいと思います。

こじ開けて得点出来ている中で、それでも勝点3が奪えない苦しさがあると思います。苦しいトンネルを抜けるために必要なことは。

シンプルに、ネットを揺らすことに尽きると思います。ゴールに近しいシーンはずっとある訳で──。奈良戦(9/14 第28節)も1-1で引き分けましたが、あの試合の展開も我々がネットを揺らしてこじ開けていくべき試合でした。負けた鳥取戦(9/21 第29節 0-2)にしても展開を自分たちで鳥取に渡したのは間違いないですが、渡した後の振る舞いとしてはポストに当てるチャンスシーンを作り勇敢に前進していくことは出来ていました。そこは、その後の福島戦から岐阜戦もそうですが「なんで勝てないんだ」ではなく、「シュートが入らないから勝てない」。そのシュートが決まるように「どうしてうまくいかないのか」ではなく、技術や何かが足りないからこうなっている訳です。

もちろん、戦術であったりプレッシングやシステム、誰を起用するか...そういったものもあります。ただ、本質的なところで言うと、ボールを届ける質であったり、決める決めないのところ。決められなかったとしても最後は守るとか。出来ていないことがある訳で、「チャンスは作れているから」「内容は」ではなく、その出来ていないものから逃げずに埋めていくこと。向き合っていくこと。それが、冒頭でも話した『プロサッカー選手としての一日が明日も始まる』という事です。

今日失った勝点2からして、あした何をすべきか。例えば「気持ちが乗らないから今日はシュート練習いいや」となってしまえば本質的な解決にはならない。こういう状況だからこそ向き合っていくこと。

僕にも改善すべき余地がありますし、きちんと向き合います。やることは多岐に渡ります。その中で、出来たことは出来たこととして続けていくし、出来なかったことをちゃんと埋めていくこと。それが、お給料をもらって働くことだと僕は思います。好きなことを仕事にしている分、出来なかったときは辛いものがありますが、そこに向き合って次のゲームに向かって行く。それに尽きると思いますし、それが一番の近道だと思いますし、そこから逃げていたら、次の話に進めないと思いますので、そのベクトルは見失わずにいきたいと捉えています。

DF 19
杉井 颯

※試合後メディア取材より抜粋

悔しい勝点1でした。今の率直な気持ちは。

悔しい。ホームでは勝たないといけないですし、難しい展開にはなりましたが、その中でも点を取れて「あと少し」というところでしたので、勿体ないなと思います。

岐阜戦(前節10/11)の敗戦後、難しいメンタル面もあったのでは。どのような想いで試合に入りましたか。

そこまで難しくはなかったかなと。あそこでの僕たちの立ち振る舞いというか、僕たちが貰った言葉というのは、僕たちを後押ししてくれる声でしかなかったので、その「サポーターと共にやっていく」っていう強い気持ちで臨んでいく事でしかありませんでした。サポーターの力を借りて勝っていこうと思っていました。

前半はなかなかチャンスは少なかったものの、守備陣としてはしっかりと無失点に抑えていた印象です。

仰る通り、前半はなかなかシュートチャンスにならなかったですがそこまでの過程は良かったと思います。それよりも、(松原)颯汰が止めてくれたっていうのが全てかなと思います。

後半は数的優位になりましたが、ゴールをこじ開けられない時間が続きました。

難しさはありました。福島戦(9/29 第30節 0-0)でも相手が退場しましたが、僕らがなかなかゴールをこじ開けられず。でもその経験があるからこそ、引かずにどんどん前に行ってプレッシャーをかけまくって。後ろは3対1とかだったので「それで行こう」と話していました。もうちょっと前に行かないといけないなというのはありましたが、それでも点が入ったのは良かったです。でも僕たちは勝たないといけなかったので、本当に勿体なかったなと思います。

得点後の気持ちは。

僕らは守りに行って守れるチームでは無いですし、もうボールを取りに行く。それがおかしいと思われるかもしれませんが、僕らはそのスタイルでやってきています。相手も一人少ない中で、僕らは走っていくチームなので、どんどんボールにっていう気持ちはありましたが、ちょっと下がってしまったのかなと思います。

試合後に黒石選手が涙する姿もありました。チームとして必死に戦っている中で、残りの5試合をどのように戦っていきたいですか。

あのオウンゴールは、僕もどう表現したらいいのかわからないけど──。これまで(黒石)貴哉くんがこのチームの為にどれだけやってきたのかは、チームメイトはみんなわかっています。誰も貴哉くんだけを責めるなんて出来ないですし、チームとして失点したものだし、だからこそチームでやっていくしかありません。

残り5試合、サポーターの皆さんも本当にもどかしいと思いますし、僕たちももどかしいし。でも試合はやってくるので、勝っていくしかない。この10年間J2に行けていないということもありますが、J3にずっと居続けるのもあとちょっとだっていう気持ちもあったし。もう難しくなってしまいましたが、本当にやっていくしかない。一試合一試合、勝点3だけを求めて僕たちはやっていくしかないので、「付いて来てください」としか言えませんが、本当に後押しをお願いします。

岐阜戦後にご自身のXでも投稿されていた通り、チーム・サポーターがバラバラになったり、下を向いている時間もないと思います。改めてその想いは。

あの時(岐阜戦の直後)にちょっと僕はそう思ってしまったというか。僕が3年間このチームにいて初めて感じたことで、それがすごく悲しくて、SNSでも書きました。でも、「それは違う」といろんな人が言ってくれて「後押しするから一緒にやっていこう」とたくさんコメントしてくれて、それが僕は何よりもうれしくて。だからこそ、このチームでサポーターの皆さんと勝ちたいなと。皆さんの笑顔を最近見ていないですし、その笑顔が僕らの原動力にもなるし、早く届けたいなという気持ちでしかありません。残り5試合、共に戦ってください。

試合後に送られた拍手に対しては、どのような意味を感じましたか。

本来であればブーイングで「何をしているんだ」って言われる覚悟もありました。でも一緒に闘ってくれているっていうのを改めて感じましたし、だからこそ勝ちたいなと。これだけ後押ししてくれるサポーターはいないと思いますし、それは僕は、間違いなくこのクラブが一番だと思っています。何回もすみませんが、だからこそ勝ちたいっていう気持ちでしかないです。

僕たちはピッチで表現していくしかない。どんだけいい言葉を並べても、それをピッチで表現する以外何もないと思うので、僕らもピッチで勝つための行動をするしかない。勝つために何をするかっていう事だと思います。あとはもう、サポーターの皆さんがアウェイでもホームのように後押ししてくれますし、その力に乗って、その力と共に、やっぱり勝ちたいなと思います。

MF 17
忽那 喬司

※試合後メディア取材より抜粋

悔しい引き分けとなりましたが、今の率直な気持ちは。

率直に、勝ちが遠いなという気持ちです。

前節 岐阜戦は忽那選手の得点がありながらも敗戦。今日の試合に向けてはどんな想いでしたか。

サポーターの皆さんからの声もたくさん頂いて。本当にああいう言葉をくれるサポーターは貴重な存在ですし、本当は言いたくないっていう人もいると思います。それでも僕たちを激励してくれる言葉は、プレーする身として真摯に受け止めなきゃいけないですし、気持ちを持って応援してくれている人たちがいるっていう事を忘れずにプレーしないと、このエンブレムの価値を下げることになってしまいます。このクラブの価値を上げていくためには僕たちが勝たないといけないし、勝ちにいく気持ちで入りました。

数的優位でもなかなか崩せなかった中、ゴールをこじ開けました。

前節同様に右からの崩しで僕は遅れて入っていった形でした。チームとしてあの形を作れていることはひとつ武器だと思いますし、それは(黒石)貴哉の良さであったり(近藤)貴司くんの良さであったり。シャドーに入っている選手が攻めてうまく左にボールを渡してくれるので、あとは左の僕が決めないと、やっていることが無駄になってしまいます。そこに責任を持って足を振るっていう事は考えていました。

今日はオウンゴールでの失点でしたが、今日に限らず、追加点が奪えない事・失点を防げない事、どちらが勝敗を分ける原因だと考えていますか。

僕は100対0で、追加点が取れない事が原因だと思います。オウンゴールっていう形でしたが、その場面を作ったとしても、90分終わってみれば「なんにも問題なかったよ」っていうようにしないと。相手は10人で、難しい試合ではありましたが、その中でもボールを保持して前に侵入していたっていう事を考えると、追加点をあと2・3点取りたかったと思います。

シーズン序盤は追加点が取れていたと思いますが、複数得点するためにどんな事が必要ですか。

自信を持ってプレーするっていう事だけだと思っています。長野は攻撃的なチームなので、このユニフォームを着て戦うっていう事でいうと、ゴール前で果敢に挑んでいくっていうのが最近薄れていると思います。そこは長野らしさで言えばもっともっと出していかなければいけないし、最近得点出来ていないからと言って弱気になるんじゃなくて、ここで弱気になっていてはこのサポーターと戦う価値はないと思っていて。あれだけサポートしてくれるサポーターがいるからには、もっともっと果敢にゴール前に侵入していく必要があると思います。

残り5試合、下を向いている時間はありません。意気込みを。

全く後ろを向かずに前だけを見ていきたいと思います。あと5試合、このクラブの価値を上げていくっていう事にフォーカスして、このエンブレムを付けて戦うことに誇りを持って、チーム全員、スタッフ、サポーターも含めて長野らしさっていうところに勇敢に闘っていきたいと思います。