RESULT

2024 明治安田 J3リーグ 第24節

8.17

SAT

18:00KICKOFF

VSテゲバジャーロ宮崎

HOME 長野Uスタジアム

HOME

AC長野パルセイロ

近藤 貴司
59’
浮田 健誠
63’
浮田 健誠
75’

3

試合終了

0

前 半

0

3

後 半

1

1

テゲバジャーロ宮崎

阿野 真拓
46’

AWAY

STATICSスタッツ

シュート
11
ゴールキック
8
コーナーキック
3
直接FK
10
間接FK
0
オフサイド
0
PK
1

MEMBER CHANGE交 代

81′

OUT

古賀 俊太郎

IN

加藤 弘堅

90′

OUT

西村 恭史

IN

忽那 喬司

CARD警告/退場

30′

池ヶ谷 颯斗

62′

近藤 貴司

79′

杉井 颯

STARTING MEMBERスターティングメンバー

金 珉浩
21 GK
高橋 耕平
37 DF
大野 佑哉
7 DF
池ヶ谷 颯斗
5 DF
近藤 貴司
8 MF
西村 恭史
6 MF
古賀 俊太郎
46 MF
杉井 颯
19 MF
小西 陽向
13 MF
三田 尚希
14 MF
浮田 健誠
18 FW
GK 55
青木 心
DF 24
松本 雄真
DF 4
大武 峻
DF 35
江川 慶城
DF 15
辻岡 佑真
MF 20
阿野 真拓
MF 50
安田 虎士朗
MF 8
力安 祥伍
MF 7
魚里 直哉
FW 11
橋本 啓吾
FW 58
武 颯

SUBSTITUTEサブメンバー

田尻 健
1 GK
行德 瑛
4 DF
山中 麗央
10 MF
忽那 喬司
17 MF
安藤 一哉
33 MF
加藤 弘堅
47 MF
進 昂平
11 FW
GK 21
清水 羅偉
DF 33
黒木 謙吾
DF 45
田中 誠太郎
MF 5
坂井 駿也
MF 42
永長 鷹虎
MF 44
井上 怜
FW 18
吉澤 柊

STATICSスタッツ

シュート
8
ゴールキック
7
コーナーキック
5
直接FK
13
間接FK
1
オフサイド
1
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

70′

OUT

江川 慶城

IN

黒木 謙吾

70′

OUT

武 颯

IN

吉澤 柊

70′

OUT

魚里 直哉

IN

井上 怜

81′

OUT

阿野 真拓

IN

永長 鷹虎

89′

OUT

大武 峻

IN

坂井 駿也

CARD警告/退場

57′

辻岡 佑真

DATA試合環境

入場者数
3,569人
天候
晴、中風
気温
27.6℃
湿度
82%
ピッチの状態
全面良芝
主審
堀 善仁
副審
山口 大輔
副審
塚原 健
第4の審判
高木 良輔

COMMENT試合後のコメント

髙木 理己監督

※試合後記者会見より抜粋

試合の総括について。

勝てたことが全てだと思っています。前半から非常に良い入りをしてくれましたが、その中でこじ開けきれなかったことは、7戦勝ちがない状況がもたらしたことだと思っています。後半立ち上がりの失点については許されませんが、ただそこから我慢強くフットボールをプレーしてくれて、3点取れたこと。それは我々の強みでありますし、長野らしいフットボールを90分間出し続けてくれたのではないかなと思います。

サポーターの方々に、悶々とした時間を過ごさせてしまいました。中断明けの入りとしては、我々らしさ、またフットボールの本質に伴ったプレーをし続ける姿勢を見せられたことは、選手の努力の賜物以外なにものでもありません。

ただ次の大宮戦で、今日先制点を奪われた場面のような、あの瞬間のプレーをしてしまえば難しいゲームになるのは間違いありません。隙を見せてしまえば、そこからどんどんと大宮さんに傷をえぐられる。それはアウェイ NACK5で痛いほどわかっているつもりです。ここは長野Uスタジアムで、我々のホームですので、90分間集中し続ける姿勢を見せて、大宮さんに嚙みついていきたいと思っています。

前半はややビルドアップが停滞する印象がありました。後半はより動きが見えてきたと思いますが、ハーフタイムにはどんな修正を図ったのでしょうか。

ハーフタイムに言ったことは二つです。まずは瞬間で勝負が決まること。おそらく一歩のところで勝負が決まってくるから、そこをやり続けようと。ただそうした話をしたあと、立ち上がりでスローインからやられてしまっては、それがどうだったのか...というのは分かりませんが、残りの時間はやってくれたと思っています。

もう一つは、トランジションのところ。宮崎さんのブロックに対して我々がゴールを決めきれなかった中で、多少固くなるのは仕方ないかなと。勢いを出していく上では、失った瞬間。失った瞬間を作るうえで縦パスを入れていくということ。ペナルティエリアの中にトライしていくということ。それをしていけば、失った瞬間からもう一度戻ってくるというサイクルは回っていました。

ただ、点を取ることを考えると、パワーを持った選手を使っていくこと。逆に言えば、パワーを持った選手を使ったのであれば、次に自分がパワーを持った選手になるということ。具体的にはゴールに対してランニングをかける、というふうなところです。

自分自身がパワープレーヤーになるということで言えば、1点目のPKを得たシーンも恐らくそうだったと思います。2点目もトランジションの瞬間に健誠(浮田)がフリックしたところを(小西)陽向、三田と前線の3人で完結してしまうようなゴールでした。あの瞬間に三田がパワープレーヤーになったこと。その瞬間でさえ、パワープレーヤーを認知して使えたこと。更に三田がパワープレーヤーになったら、また新たなパワープレーヤーになるために陽向と健誠がスプリントをかけたこと。そうした点と点が線になったゴールだったのではと思います。

あとは、僕ではなく小川コーチが浮田に伝達したことがあって。トランジションの瞬間に視野に入って来ようと。そのアドバイスをもとにして、トランジションの瞬間に浮田があの位置にいてくれたことで、勝ち越しの点が奪えた。あの位置に入って行ったことで自分が最後にファイナルタッチャーになれるんだなと、浮田自身が一番、点と点が線になったと感じたのではと思います。

これをさらに速いスピードで、さらに正確にぶつけないと、次の大宮さんのブロックをこじ開けることは至難の業です。また一週間良い準備をして、さらに我々らしいゲームを大宮さんにぶつけたい。その一歩を得るためとして、今日選手たち自身が体感した感触は、非常にポジティブなことだったと考えています。

前半から縦や斜めのパスを入れていく姿勢が見えていましたが、ミスを恐れず入れて行こうという狙いがあったのでしょうか。

我々のゴールで、シンプルに外からのクロスで取ったゴールは岩手戦(17節6/16)での西村のゴールくらいではと思っています。なので、いかにペナルティエリアに対してボールを入れて行けるか、走っていけるか。出したあともう一度スプリントをかけて行けるか。それが我々の良さだと思っています。それが勝ち切れていないと、外回しが多くなって中に差せるシーンがなくなって...中に差さないと越して行けないし加速して行けない。もっと言えば、この暑い中でプレッシングがかかるとすれば、失った瞬間が一番我々らしいプレッシングを出せる機会だよと。だからこそトランジションの瞬間をいかに作っていけるか。それはやはりブレイクして行かないと生まれないですし、仮に切り替えたとしても掻い潜られてしまいます。

後半取れたのは彼らが仕掛けたその姿勢です。前半で足りなかったのであればさらにパワーを持って走って行こうと、走り続けてくれました。その姿勢は前半からありましたし、フットボールの大事なところ。瞬間でプレーをやめないということを続けてくれた結果が、前半の橋本選手(宮崎)のシュートがネットを揺らさなかったことであったり、ネットを揺らされそうな場面でも持ちこたえたことに繋がった。そういう姿勢をサッカーの神様が見ててくれたのではと思います。

選手たちが積み上げてきてくれた姿勢は正しいですし、その正しさを持って今日は3点を取れた。ただ、次の大宮さんはそんなことで勝てる相手ではないと思っています。よりさらに自分たちの力にプラスアルファして、向かっていきたいと思っています。

3週間の中断期間で、再開に向けてどんな種まきをしながら選手たちとの時間を過ごしてきたのでしょうか。

とにかく暑さに慣れること。先日エスパルスさんと試合をさせていただいた時、我々としては尋常じゃない暑さだと感じましたが、エスパルスさんは「これは涼しい。もっと暑い日でもやっている」と話していて。我々の選手たちは普段、他と比べると涼しい環境の長野でやっていて、それは地域的に変えられないもので。それを100%は難しいにしろ、他チームとどれだけ揃えていけるかということを、何とか正解に近づける努力をしました。

具体的には、少しトレーニング時間を長くしました。ただ負荷をかけて時間も伸ばしてしまうと、怪我人を多く出してしまうことに繋がりかねません。怪我人を出さずにいかに暑さに慣れていくか。いかに暑い中でも考える時間を担保できるか。ボールに触らせる時間を確保できるか。そうしたところに着手してきましたが、それが正しかったかはシーズンが終わってからの検証かなと思います。でも中断期間でやれることとするとそこでした。

何か新しいことというよりも、原点回帰していく上でいかにこの宮崎戦にフレッシュな状態で入って行かせるかと考えたときに、選手たちには我慢して長い時間のトレーニングをやってもらった。それがただ我慢にならないように、アイディアがたくさん沸いてくるような練習を多くしました。

それが正しかったかは今日だけではわからないですし、まだ8月9月の暑い試合は続きます。その中でもやり続けられたところで、この3週間がどうであったかだと思います。宮崎戦は一歩登ってくれたと感じています。それが次も二歩三歩、四歩五歩ということであれば「あの時の過ごし方が良かったからだ」になります。もっと言えば、それを前倒しでできていれば、この7試合でもっと勝ちを拾えたのではということに繋がると思いますが、過去には戻れませんので、出来ることは次の大宮戦に向かっていくこと。

正しかったかどうかはわからないとしても100%を尽くしましたので、暑いとか仕方ないとか言い訳はもう認めませんし、そうしたことを言うのはやめようと今日のゲームに入っています。その覚悟を持って次の大宮戦にもぶつかっていくだけだなと思っています。

FW 18
浮田 健誠

※試合後メディア取材より抜粋

久しぶりの勝利でした。率直に今の気持ちを。

本当に久しぶりだなと思いますし、本当にこの中断期間が自分たちにとって見直す為の良い期間だったなと感じました。

この中断期間中はどんなことを取り組んできましたか。

理己さん(髙木監督)も言うように、大きく何かを変えるのではなくて、自分たちが躍動していた初めのころのようにもう一度やり返そうと。やることは大きく変えずに、とにかくボールをたくさん蹴って、自分の良いプレーをどんどん出していくことを突き詰めた中断期間でした。

前半は惜しいシーンがありながらという展開から後半立ち上がりに失点。ただそのあとにスイッチが入ったように前線の3人に一気にスピード感が増したように見えました。

前半から押し込んでいてクロスからチャンスが多く、シュートも多かったです。失点は余計でしたし、そこは改善点ではありましたが、慌てずに「今日は取れるな」っていうのがあったので、しっかりと仕留め切れて良かったです。

PKは近藤選手が蹴りましたが、ピッチではどんなことがあったのでしょうか。

僕自身2回外していますし、自信を持って自分が決めるっていうのが今の自分には出来ないと思って。そこは頼れる先輩に蹴ってもらいました。いつかは自分もそういう立場になれるように頑張りたいなと思います。頼もしかったです。

近藤選手が蹴る前に何か言葉をかけていたように見えました。

蹴る勇気が本当に必要なものですし...それを蹴ってもらうので「任せます」と伝えました。

ご自身もサポーターの皆さんも待ちに待った2ゴールでした。

FWは1点ですべてが生き返ります。この期間に向き合ったことで、やっぱり僕にはアシストしてくれる選手が多くいて、僕が足を止めたらそのアシストもできないですし、点を取ることもできないと感じて。足を動かし続けることで、みんなが待っていたゴールを決められたことが良かったです。

YS横浜戦(6/8)以来のゴールでした。この間苦しい思いもあったのでは。

決定機もありましたしPKも外しましたし、点を取れていれば流れを変えたり勝ちを持ってこれたというシーン多くもあったと思います。でもそれも含めて、今自分が背負っている役割です。一つ乗り越えられたのは、起用し続けてくれる監督であったり、今日もアシストしてくれた選手たちのおかげなので、そこはまた一つ大きくなれたポイントだなと思っています。

成長につながるゴールだったと言えますか。

やればいいことがあるっていうのを、今日改めて感じました。

得点後、ゴール裏へ向けた感情の爆発が印象的でした。

点を取ってゴール裏に飛び込みたいなって思っていましたし、みんなが待ってくれていると伝わっていたので、それを実現できて、本当に心の底からうれしかったです。

次節の首位大宮戦に向けて意気込みを。

首位大宮とホームでできます。スタンド・選手・スタッフ全員の力を合わせたらとても大きいので、それを全部ぶつけたいと思います。

MF 14
三田 尚希

※試合後メディア取材より抜粋

待ちに待った勝利でした。試合を振り返っていかがですか。

難しいゲームでしたが、失点した後も切れることなくやり続けられたことが逆転に繋がったと思っています。

失点後、三田選手が手を叩きながら鼓舞していたと思いますが、どんなことを伝えていたのでしょうか。

「落ちるな」と。やってきた練習も全員しっかりと取り組んでいましたし、勝つためにやってきたことなので、あの1点で落ちてしまったら今までやってきたことがすべて崩れてしまうと思いました。「下を向くな」ということを伝えて、次に向かうような声掛けをしました。

試合後のゴール裏で「最高の誕生日の次の日」と話していました。改めてその言葉の想いは。

このスタジアムで、これだけの方が足を運んでくれた中での勝利というのは非常に嬉しいですし、なかなか勝てない時期が続いたので、今日の勝利はいつも以上の嬉しさがありました。その勝利の前日に誕生日を迎えられたのは、僕の中で素晴らしいことだったなと思っています。

3週間の中断期間では、長野びんずるへの参加もありました。その姿をみて「試合も見に行ってみよう」と思った方もいたかもしれません。今日勝利を見せられたことについては。

もし、びんずるをきっかけにして今日スタジアムに来てくれた人が居たとしたら、きっと楽しんでもらえたかなと思います。僕たち自身、失点の部分や改善できる部分もありますし、ゼロで抑えることが一番良いことではあるので、今日の課題をまた洗い出して、次の試合に向かいたいと思っています。

なかなか勝てない状況で、ご自身も苦しい思いがあった期間だったと思います。

みんな苦しい期間だったと思います。試合後のチームの雰囲気など暗い時もたくさんありましたので、振り返ってみてるとやっぱりきつかったなと思います。僕自身はキャプテンというのもありますが、それを抜きにしても、長野出身選手で長く在籍している身で、下を向いてプレーするという選択肢は全くありませんでした。僕にできることは、前を向き続けて背中で見せることだと思ってずっとプレーしてきました。それが伝わったのかは分かりませんが、今日の一勝に繋がったのであれば良かったかなと思います。

苦しい期間があった中、今日は全得点に絡むプレーを見せていました。

中断前なかなか力になれずにメンバー外の試合も多々あって、非常にチームに申し訳なくて迷惑をかけたと思っています。今日の得点シーンもそうですが、もっともっとチームの勝利に貢献できるようなプレーをしていきたいと思います。

昇格に向けては厳しい戦いが続いていきます。今日のような試合を続けていくためにはどんなことが必要でしょうか。

練習から手を抜かずに100%やっていくこと。それに尽きると思います。

次節大宮戦に向けての意気込みを。

勝つために一週間準備します。相手は首位ですが、臆することなくチャレンジして勝利したいなと思います。