RESULT

2024 明治安田 J3リーグ 第18節

6.22

SAT

18:00KICKOFF

VSカターレ富山

HOME 長野Uスタジアム

HOME

AC長野パルセイロ

杉井 颯
26’
山中 麗央
46’

2

試合終了

1

前 半

0

1

後 半

3

3

カターレ富山

髙橋 馨希
56’
末木 裕也
71’
伊藤 拓巳
90’+1

AWAY

STATICSスタッツ

シュート
13
ゴールキック
14
コーナーキック
7
直接FK
11
間接FK
1
オフサイド
1
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

71′

OUT

近藤 貴司

IN

忽那 喬司

71′

OUT

安藤 一哉

IN

黒石 貴哉

80′

OUT

浮田 健誠

IN

進 昂平

80′

OUT

パク スビン

IN

碓井 鉄平

86′

OUT

山中 麗央

IN

イ スンウォン

CARD警告/退場

5′

近藤 貴司

89′

イ スンウォン

90′+3

忽那 喬司

STARTING MEMBERスターティングメンバー

金 珉浩
21 GK
池ヶ谷 颯斗
5 DF
大野 佑哉
7 DF
杉井 颯
19 DF
安藤 一哉
33 MF
西村 恭史
6 MF
パク スビン
26 MF
小西 陽向
13 MF
近藤 貴司
8 MF
山中 麗央
10 MF
浮田 健誠
18 FW
GK 1
田川 知樹
DF 23
西矢 慎平
DF 2
脇本 晃成
DF 46
川上 優樹
DF 25
安光 将作
MF 16
末木 裕也
MF 24
河井 陽介
MF 8
松岡 大智
MF 33
髙橋 馨希
MF 27
吉平 翼
FW 10
マテウス レイリア

SUBSTITUTEサブメンバー

田尻 健
1 GK
黒石 貴哉
23 DF
工藤 駿
29 DF
忽那 喬司
17 MF
イ スンウォン
35 MF
碓井 鉄平
40 MF
進 昂平
11 FW
GK 31
齋藤 和希
DF 26
鍋田 純志
MF 17
坪川 潤之
MF 28
布施谷 翔
MF 18
伊藤 拓巳
FW 9
碓井 聖生
FW 11
松本 孝平

STATICSスタッツ

シュート
11
ゴールキック
9
コーナーキック
6
直接FK
8
間接FK
0
オフサイド
0
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

46′+1

OUT

マテウス レイリア

IN

碓井 聖生

52′

OUT

川上 優樹

IN

鍋田 純志

69′

OUT

松岡 大智

IN

布施谷 翔

80′

OUT

吉平 翼

IN

伊藤 拓巳

80′

OUT

河井 陽介

IN

坪川 潤之

CARD警告/退場

49′

脇本 晃成

DATA試合環境

入場者数
4,947人
天候
曇、無風
気温
26.0℃
湿度
64%
ピッチの状態
全面良芝
主審
佐々木 慎哉
副審
国吉 真樹
副審
小野 裕太
第4の審判
福田 紀幸

COMMENT試合後のコメント

髙木 理己監督

※試合後記者会見より抜粋

試合の総括について。

昇格を目指していく中で、また、勝点が近いライバルチームとの対戦で、非常に悔しい敗戦であるのは間違いありません。前節のアウェイ岩手戦のあと、サポーターの方々と『共に闘っていきましょう。今日の試合は本当に申し訳ありません』という話をし、今日の試合を迎えました。今日の試合も、サポーターの皆様が本当に素晴らしい雰囲気をウォームアップの時から作ってくださった中で、2点を奪い、3点奪われて逆転されるということはあってはならないです。

色々な方法論はあるでしょうが、試合の終盤、ペナルティーエリアの中で相手をあれだけフリーにさせて、相手にシュートコースを見せるような守備をしているようでは、『どうやって昇格するのか。昇格する気はあるのか』と言われても仕方がないことだと思います。

そういった日常や日々を、そうさせてしまっているのは監督である私の責任ですので、次のダービー戦に向けて、本当の意味で昇格するということ。ゴールを守り、ゴールを奪いに行く姿勢を見せなければいけません。もう1回、牙を牙として、向かっていけるチームを松本山雅戦にぶつけていきたい。

今日の試合に関しては、素晴らしい雰囲気を創ってくださったサポーターの皆様に、見せる3失点ではなかったと考えています。

最後の失点の場面で寄せきれなかったこともそうですが、1失点目・2失点目はいずれも横からのボールからでした。トレーニングを重ねていると思いますが、より徹底しなければならないと思いますが、どのように見ていますか?

できないことをできるようにしていかなければならないです。失点をしたシーンは、一瞬休んでいるのは間違いありません。ペナルティアリア内で足が止まってしまっては、足を動かしている相手にやられてしまいます。できてないのであれば、できるようにトレーニングをしていくこと。できるまでやるということに尽きると思います。

トレーニングで見せているプレーと、本番でのプレーが違うことがありますので、本番である試合で守り切るトレーニングをしっかりとしていかなければならないと思います。トレーニングで試合と同じ状況を創ることは不可能ですが、反復し徹底してやらなければいけないです。

ペナルティエリア、ボックス内での守備をトレーニングを今週準備してきた中で、軽率なプレーで3失点してしまうのが、我々の現在の実力だと突きつけられていると思います。もう一度、ブロックを崩させないこと。そもそもその回数を減らしていくということ。その両輪かなと捉えています。

失点したから下がるのか、下がるから失点するのか、というのがありますが、相手陣地に押し込んでいくような形を取らないと、そういった下がるプレーは減らないでしょう。そもそもそういったことを減らしていくこと。プラスしてセットプレーを含めて、味方の背中を拾っていくプレーができるようになるまで、やっていく必要があると考えています。

後半途中に1アンカーにしたように見えましたが、その狙いは?

押し込まれる時間が長すぎました。クリアはできていたので、それに対して1枚だけですとボールを拾って前へ出ていくというシーンが作りにくいということ。そこを一旦厚くして、外から加速していく形をとるということ。

相手の23番の選手に対して、山中選手であったり、忽那選手がずれて、3ボランチの2人がずれて、外の選手がその背中を拾えば、いつもの形にはなります。点を獲りに行くために、この試合を勝ちにいくため、この試合をクローズしていくことも含めて、碓井選手の特性だったり、スンウォン選手、進選手を活かすことをも含めて、そういった形にしました。

今日の失点に関しては、足が止まるということ、やれるべきことがやれてなかったことでの失点、ということでしょうか?

2つあると思います。まず、全体的に下がってしまうということ。前線からの我々の守備の仕方であったり特長はどのチームも分かっていると思いますが、相手に圧力をかけて押し込んでいく回数を増やすことは大事です。今日の試合の前半に関しては、前進していけばチャンスになっていましたので、その回数を増やすということ。

押し込んだ状態のまま守備を始めることができれば良いのですが、相手が対策としてボールを蹴ってきた時に、下がらずに対応できるかということです。もう1つの課題として、ニアゾーンをロックしていくという原則であったり、間合い、相手にボールが入ったとしても、しっかりと面で立っていけば相手にシュートコースを与えることはなかったのではないかと思います。

2つのことについて改善を図っていかないと、すべてを網羅していくことにならないですし、昇格に向かっていく状態にはなっていかないと思います。2つのことをしっかりと捉えて、次戦に向けて準備していきたいと思います。

敗戦ではありましたが2得点を奪いました。岩手戦の敗戦をひきずらず選手たちはプレーしていたと思いますが、それでも勝点を奪えませんでした。昇格するうえで目をそらせない部分だと思います。ここを変えていく為には?

私も含めて『格』だと思っています。そこを身に着ける必要があります。相手に押し込まれたとしても跳ね返していけば大丈夫だと思える、守り切れると思える『格』がなければ、最後昇格していく気が劣っていくと思います。

しかし、その『格』を手に入れるためには、勝たなければならない。勝ち続けることで得られるものだとも捉えています。1試合勝つためにも『格』が必要です。そこで今日選手達には「自信を持ってピッチに入って欲しい」と伝えました。例えば浮田選手は昨年0得点ですが現在11得点です。今良い顔をしてフットボールをしないのであれば、1年前の自分に失礼ではないか。

だから、ステップを踏めているのであれば自信を持ってピッチに入ってもらいたい、という話をしました。一歩を踏み出していくこと。勝つことで『格』を身に着けていくこと。そしてまた勝っていくというサイクルを回していくこと。そのために1勝を獲りにいくとうこと。我々の方法論を対策されて相手がボールを蹴ってきたとしても、我々が躍動するための準備をしっかりとしていくこと。

課題を1つ1つ潰していくこと。課題を潰すことと勝敗は別な話ですので、それを踏まえたうえで勝っていくこと。それによってのみ、前進していけると捉えています。自信を持って己の『格』をぶつけていくこと。自信を持つ為に武器を持つことです。長野の武器を相手は消しにきますが、我々の間合いに持ってくる目線合わせが必要かなと考えています。

DF 19
杉井 颯

※試合後メディア取材より抜粋

悔しい敗戦です。今の率直な気持ちは。

本当に素直に悔しいという気持ちです。まずバス待ちのところから、サポーターの皆さんの応援は本当にすごいなと改めて感じましたし、皆さんの為にも勝ちたいなという気持ちで試合に挑みました。

2点先取できて、そこから3失点してしまうという試合で。ホームで負けてはいけないですし、これだけ多くのサポーターが来てくれた中で、こういう試合をしてしまうのはダメージが大きいなと感じます。ただ、今ここで終わりたくないっていう気持ちは強く持っていて。僕はここに来て3年目ですが、この時期は毎年勝てなくて、この時期で、ほぼ昇格が厳しくなって来てしまうっていうのは、毎年経験しています。だからこそ今日勝ちたかったですし、それを変えたいなっていう気持ちだったので、凄く悔しいです。

先制点のシーンを振り返ってください。

まずカズ(安藤一哉)が良いボールを上げて、ガヤくん(池ヶ谷颯斗)が折り返してくれて、相手GKもほぼいなかった状況だったので、本当に触るだけのゴールでした。

1失点してしまった後にズルズルと押し込まれ、少し自信が失われていくようにも見えましたが、実際にピッチではどんな状況だったのでしょうか。

僕たちは自信がない訳ではなくて、今日で言えばボールの取りどころがなかなか無くて、前半から守備の時間が長かったなという印象もありました。そこをどうやってボールを取りに行くのかっていうのが凄い大事で。僕たちは守備のチームではないですし、守備をしながら攻撃をしていく・ボールを取ってカウンターしていくっていうのが僕たちの良さであり、それで何点も得点してきています。ただ、あそこまで全体が重くなってしまうのは良くないと思いますし、あの1失点をしてもまだ立ち直るっていうか、勝っているにもかかわらず、雰囲気が良くなかったのは反省しなければいけないところ。

僕たちは何回も経験してきているので、この状況を変えなければいけないのは誰もが思っている事です。だからこそ、それを跳ね返せられなかったのは後ろの選手として余計悔しいなと思います。

悲観するだけではなく、打破する為にもどんな変化が必要だと感じますか。

どんな点差であれ、強気に行く。もう90分だろうがボールを取りに行くし、攻撃していくっていうのが僕たちのスタイルだと思います。ここで崩れるのは一瞬だし簡単ですが、ここが僕たちの山場だと思います。だからこそ勝っていかなきゃいけない。勝点3っていうものを取って行かないと。それが一番の自信になりますし、それが一番僕らに必要な事だと思うので、こんな状況で言うのもおかしいかもしれませんが、信じて一緒に付いて来て欲しいなって強く思います。お願いします。

次節は信州ダービーです。この状況で迎えるのは、ある意味ドラマチックとも言えるのでは。

この状況は僕たち自身が作り出したものだと思いますし、この2連敗は本当に悔しい気持ちでしかありません。それを晴らせるのは試合しかなくて、ここで信州ダービーが来てくれるっていうのは、僕たちも嬉しい事。もちろん勝ってもチャラにはならないし、そこから更に上がって行かなきゃいけないのはわかっています。その上でも、この一戦はすごく大事な一試合になる。ここから何かが変わって、僕らが上に昇って行くっていう意味では大事な試合だと思います。本当に、ただただ勝ちたい。内容がどうであれ、僕らが勝つっていう所を見せたいなと思います。

FW 18
浮田 健誠

※試合後メディア取材より抜粋

2試合連続での逆転負けとなってしまいましたが、今の率直な気持ちは。

同じスコアでの負けとなりましたが、今回の負けは僕が3点目を決めていれば決定付けられていた試合なので、力不足を痛感しました。そのミスがスタジアムの空気をもしかしたら変えてしまったのかもしれないし、集まってくれたサポーターの皆さんを笑顔で帰せなかった一番の原因だと思っています。終わってしまったことなので、二度とこんな思いをしないように練習していきたいと思います。

試合後、サポーターに何か伝えたかったように見えましたが。

今日の敗戦で全てが終わったわけではないので、また次に向けて頑張れば良いと思います。そう思ってはいたんですが、この負け方をしてしまったらホームのサポーターの皆さんは納得いかないですし、言いたい事はたくさんあるだろうなと思っていました。それでも、誰も負けたくて負けている訳では無いですし、誰も手を抜いている訳でもないです。この失点数でDFだけが攻められるのも納得がいかないですし、今日に関してはDFがアシストもして点も取って試合の流れを持って来てくれたにもかかわらず、FWの選手が仕事できなくて、結果的に逆転負けしてしまいました。思う所はいっぱいありますが、やっぱり自分に矢印を向けてやんなきゃいけないなと、チームメイトにも言われて。言いたいことがあったというより、あの時は感情的になってしまったなと思います。

「全てが終わったわけではない」のはもちろんですが、ここから「変わらなければいけない」と感じている部分はありますか。

チーム全員が、試合を通して得点出来る自信は絶対にあります。なのでその自信を持ち続けること。どう守るかっていうよりも、相手に攻撃し続ける時間っていうのを、戦術的な要素も含めて、その時間を増やして行ければ自陣のゴールから離れる時間が多くなります。そこは一人ひとりが体を張って、相手陣地でプレーする時間を長くしていかないといけないなと、冷静に考えるとそう感じます。

得点を見れば複数得点が続いていますし、リーグ戦を通して攻撃に関しての手応えはあるのでは。

僕らのチームに攻撃力があるのは、後ろから丁寧に繋いで決めるゴールであったり、今日の先制点みたいにセットプレーでDFの選手が上がって来て決めたゴールであったり、本当に一本の大きな矢のような破壊力を持っているからです。その分攻撃と守備を分けるのではなく、攻撃で全員が協力して点を取っているので、守備でも全員が体を張って守らなきゃいけないのは、ここまでのリーグ戦でわかっています。攻撃で点を取れているのは全員のおかげなので、全員で守って行かないといけないなと思います。

全くダメなわけではないからこそ苦しく、今の状況には歯痒い気持ちもあるのでは。

この状況ですが、これがサッカー選手の仕事です。勝つか負けるかで自分自身もサポーターの皆さんも、次の一週間を頑張れたりとか明るく生活できたりとか、毎週毎週そういうことが懸かっています。2連敗してしまっていますが、その中でも大きな役割が自分の中にあることは本当に幸せです。笑って終われるように、この状況を打開してきたいなと思います。

リーグ11得点中で相手からの警戒も強まっている中、次節は信州ダービーです。

ここまでずっと試合に出させて貰っていて、みんなのアシストがあって得点出来ています。リーグ戦の中の一試合ではありますが、絶対に負けられない試合なので、プレッシャーになるくらいゴールに期待して欲しいなと思います。

ダービーではどのような活躍を見せたいですか。

やっぱりゴールでチームを助けて、歓喜の中心に自分が居られるように。そんな活躍をしたいです。