RESULT

2024 明治安田 J3リーグ 第17節

6.16

SUN

18:00KICKOFF

VSいわてグルージャ盛岡

AWAY いわぎんスタジアム

AWAY

AC長野パルセイロ

西村 恭史
14’
近藤 貴司
37’

2

試合終了

2

前 半

2

0

後 半

1

3

いわてグルージャ盛岡

柳 世根
3’
オタボー ケネス
41’
都倉 賢
55’

HOME

STATICSスタッツ

シュート
7
ゴールキック
9
コーナーキック
3
直接FK
7
間接FK
2
オフサイド
2
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

68′

OUT

古賀 俊太郎

IN

加藤 弘堅

68′

OUT

山中 麗央

IN

忽那 喬司

68′

OUT

近藤 貴司

IN

藤森 亮志

77′

OUT

浮田 健誠

IN

進 昂平

83′

OUT

田中 康介

IN

三田 尚希

CARD警告/退場

43′

浮田 健誠

75′

加藤 弘堅

STARTING MEMBERスターティングメンバー

金 珉浩
21 GK
池ヶ谷 颯斗
5 DF
大野 佑哉
7 DF
杉井 颯
19 DF
小西 陽向
13 MF
西村 恭史
6 MF
古賀 俊太郎
46 MF
田中 康介
25 MF
近藤 貴司
8 MF
山中 麗央
10 MF
浮田 健誠
18 FW
GK 1
大久保 択生
DF 6
高橋 峻希
DF 25
大和 優槻
DF 3
斉藤 諒
DF 16
柳 世根
MF 4
深川 大輔
MF 17
新里 涼
MF 14
松原 亘紀
FW 15
加々美 登生
FW 10
オタボー ケネス
FW 9
都倉 賢

SUBSTITUTEサブメンバー

田尻 健
1 GK
工藤 駿
29 DF
藤森 亮志
9 MF
三田 尚希
14 MF
忽那 喬司
17 MF
加藤 弘堅
47 MF
進 昂平
11 FW
GK 21
稲葉 亜我志
DF 5
佐古 真礼
MF 13
小暮 大器
MF 11
桐 蒼太
MF 29
水野 晃樹
MF 30
安達 秀都
FW 23
豊田 晃大

STATICSスタッツ

シュート
11
ゴールキック
6
コーナーキック
9
直接FK
8
間接FK
2
オフサイド
1
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

76′

OUT

柳 世根

IN

小暮 大器

76′

OUT

都倉 賢

IN

安達 秀都

83′

OUT

オタボー ケネス

IN

豊田 晃大

88′

OUT

新里 涼

IN

桐 蒼太

CARD警告/退場

21′

都倉 賢

DATA試合環境

入場者数
885人
天候
雨、弱風
気温
21.2℃
湿度
90%
ピッチの状態
全面良芝
主審
植松 健太朗
副審
佐藤 裕一
副審
竹内 清人
第4の審判
幅野 崇久

COMMENT試合後のコメント

髙木 理己監督

※試合後記者会見より抜粋

試合の総括について。

前半立ち上がりにセットプレーで失点して、そのあと逆転はしましたが、セットプレーの守備の瞬間に一回お見合いしてしまうシーンがありました。また、ピンチになりかけたシーンはほぼイージーなミスであったり、ふわっと入ったところで岩手さんの一歩の出足の速さからピンチを招いたり。そういうシーンが多々あったのは事実です。

なんとか2-2でハーフタイムを迎えました。これが連戦のせいなのかどうかは分かりませんが、昇格を目指すチームとして、そういう事実があるよ、いつもと違うぞと伝えました。そういう事も踏まえたうえで、ボールを縦に入れて行くこと。縦に入れてラインを剥がしていくことができれば、1点目・2点目のようにスコアを動かして行ける。今日の我々がいつもと違う事と、それを隠しながら勝ちを持っていく上で必要なものを、ハーフタイムに修正したつもりでした。しかし、それが改めて"つもり"だったという事をまざまざと突き付けられたような試合だったと捉えています。

その予兆は開始1分のセットプレーのあの瞬間から気付いていました。ピンチを招くシーンのほぼ全てが、一歩の軽率な判断によるものだとも気付いていました。それをわかっていながら改善しきれず、あそこでバウンドさせてしまう。そうした所に監督として、もどかしさや悲しさ、いろんな感情が混ざっています。それをサポーターの方に見せるべきでは無かったと思います。ただ、岩手さんもこれだけのクオリティを持っているチームだという事は試合前から分かっていました。監督として勝たせてあげることが出来なかった事に非常に責任を痛感しています。それが今の僕の気持ちです。

2-2で前半を折り返し、仕切り直しの後半を迎えましたが、なかなか決定機を作れませんでした。3失点目で自信を喪失してしまったのか、相手との噛み合わせが原因なのか。どのように見ていますか。

まず3失点目を食らったとしても十分に取り返せる時間はありましたし、取り返して行けると考えていました。ただ、ヴェルディ戦も然りですが、ミスが多いのは事実だと思います。ボールを前進し、ここからブレイクしていこうという所で、例えばドリブルで言えば小西だったり…田中のところは比較的クロスが上がっていたと思いますが、最後にボールを届けるところであったり。

小西のところで言えば、オタボー選手に前に立たれた時に、グッと寄せられてしまうところが散見したのは事実です。オタボー選手にはあのフィジカルがあって、小西には小西にしかないものがあって。でもそこで逃げてしまうと結局は戦術うんぬんではない部分。戦術で回避したとしても、それは逃げでしかありません。一瞬のもので、相手は前に立ってくるのであって。前に立ってきたとしても、こちらがゴール方向を向いているのになぜ逃げなければいけないのか。そうした所がまだ授け切れていないし、逃げのパスになれば相手はそれに対して噛みついてきます。逃げずに入って行くところで言えば、(忽那の)最後のシーンくらいしかなかったのは事実です。

昇格を目指すという事が、張りぼてにならないように。現実味のあるものとして僕たちは捉えて掲げているし、そこで逃げてしまっては、乖離があると言われても仕方がありません。逃げずに向かって行く姿勢を持たなければいけません。でもそうさせてしまっているのは僕ですし、そうさせないように準備すべきです。それが出来ている試合もありますし、続けていくことが大切だと思います。掲げた目標があるのであれば、一喜一憂せずに、それに対して相応しい姿勢がある訳です。それが出来ない限り「惜しいチーム」で終わってしまうと思います。まだ団子状態の順位表であることは変わりませんので、まずは次節の富山戦に向かって行く。それに尽きると思っています。

いつもよりも圧をかけ切れなかった印象ですが、相手の立ち位置ややり方の関係なのか、要因は自分たちにあったのか。その点はいかがでしょうか。

スタートの方で言えば、今日は浮田のプレスに出て行くスピードであったり、縦パスのロストもそこまで多くなかったと思っています。対して岩手さんの前線に都倉選手がいるのであれば、より一層間延びさせられることはわかっている事であって。それをわかっていても、セカンドボールを拾い切れなかった事。拾ったとしても回避出来なかった事。下げた時にまた2次プレス3次プレスを受けてロストして相手に前進されてしまうシーンがありました。

セカンドボールを拾ったところの前にボールが入れば前進できることは、前半同点に追いついたあたりから見られました。回避したところを刺して剥がし、剥がしたら戻さずそのまま行く。そうした事で2点目が入りました。

背後に蹴って来る岩手さんのやり方を、すべて食い止めるのは不可能です。セカンドボールを戻すことで言えば、そこに人は居たとは思いますが、入れ替わってしまったり、岩手さんの圧を受けて下げることによって2次プレス3次プレスを受けて。その繰り返しだったと思います。ですので、プレスがはまらなかったというよりは、跳ね返した後の処理が上手く行かなかったと自分は捉えています。

あの圧を圧と感じてしまうようでは当然昇格はありません。そこをうまく前進させていくこと。これは恐らく全チームがやってくると思いますし、次の富山さんもやってくると思います。そのわかり切っている事に対して、必要なプレーを精度高くやって行くことだと思っています。それが出来ないのであれば、ノージャッジでこちらも蹴った方がいいと思います。

「ハーフタイムで修正をした」とのことでしたが、実際に選手達に伝えたことは。

「集中出来ていないよ」という事です。集中しているのかもしれないけど、いつもと違うという事。立つべき距離が縮められていなかったり、ボールを止めた後の頭の判断のスピードであったり。少なくともいつも僕は見ている訳です。そのいつも彼らが判断するスピードではなく、いつもであればパンッとはたいている所で一個抱えてスライディングを受けて取られるシーンが複数回ありました。そこがいつもと違うと。いつもと違うからこそ、前を選んで行かなければいけない。縦方向を選んで行かないと、もっと大きなミスになりかねないという事がありましたので、その事実を、しっかりと伝えました。

岩手との対戦で、嫌だなと感じていた部分は。

まず岩手さんは前線にフィジカル的に強い選手がいるという事です。そこをターゲットにされて都倉選手に入ってくるボールを全部跳ね返すことは難しいです。そこに対して加速してくるオタボー選手もケアしていく必要があって。付いて行ったとしても、セカンドボールを拾われたらサイドには加賀美選手がいて。そこの構図は、我々のようにはっきりしたチームに対してはより明確にやって来るのではと考えていました。

更に中盤のセカンドボールにあれだけタフに戦われると、やはり岩手さんのフィジカル的な強さが活きる。我々が抱えている選手と岩手さんが抱える選手のストロングポイントをどう出していくかっていう嚙み合わせの中で、我々は一個剥がすことが出来れば、2点目のようなシーンをもっと出して行けたと思います。岩手さんのフィジカル能力の高さと、我々のやり方とのミスマッチの上で、加速されたら嫌だなと。そのせめぎ合いの中で、今日は岩手さんの方がその回数が多かったと私は見ています。

MF 6
西村 恭史

※試合後メディア取材より抜粋

攻撃の部分では、前に出て行く西村選手の良さも出せたのでは。その点の手応えは。

今日は点を決める事が出来ましたが、これまでもチャンスがあった中でなかなか決め切れませんでした。開始早々失点してしまいましたが、自分があの位置まで入って行って点を決める事が出来て、すぐに試合を振り出しに戻せたのは、タイミング的にも良かったですし、これからのチームにとっても意味のあるゴールだったと思います。

2点目のシーンでも、作りの部分からテンポを出してフィニッシュまで繋げて行きました。

今日は僕のところが結構空いていた感じがあって、思ったより前を向けました。そこから前に付けて剥がせるだろうなと、一気にチャンスになりそうだとわかっていました。ヴェルディ戦では結構ビビってしまって前に付けられなかったりしましたが、勇気を持って前に付けられれば一気にチャンスになるシーンはありました。J1にそれが出来ていたらJ3でもやれると思うし、そこが上手くできて。(浮田)健誠くんのボールも良かったですし、僕が決めたかったですが、すぐにまた自分のところに来て、最後は(近藤)貴司くんが上手く決めてくれました。

前半に出せていた勇敢な部分が、後半はなかなか見られなかったですが、その要因は。

僕らの課題でもあると思いますが、誰がとかではないですが、途中から出てきた選手が勢いを付けないといけない。福島の時とかは、途中から出た選手が決めたり試合を上手くこちらの流れに持って来たりしました。それが最近はなかなか難しい部分があるんじゃないかなと感じています。誰が出ても間で受けてテンポを上げていつも通り出来れば、自分たちの時間にもなっていたと思いますし、チャンスも作れて勝ち越せていたと思います。そこは今後の課題だと思います。相手が途中から引いてきた時でも、普段やっているボール回しとか技術の部分を出せないといけない。

今日は勝たないといけなかったし、もったいない試合だったと思います。

後半はミスが目立ちましたが、連戦の疲労や雨でのスリッピーなピッチコンディションが影響したのか、技術の問題でしょうか。

僕はヴェルディ戦に45分しか出ていないので、そこまで身体的に疲労は無かったですが、雨が降っていたことも確かにあるだろうし...。でもそんな中でもやらないといけないし。ミスをするなっていう事じゃなくて、ミスした後とか例えばボールに行くであったり。そういう所は技術とかじゃなくて誰でも出来る部分だと思います。それを出さないとこれからもっと下にズルズル引っ張られていくと思います。奪った後のミスはありましたが、その後守備に行ったりとか、ボールに行ったり、技術に関係ない所をもっとやらないといけないと感じました。

富山・松本戦と大事な試合が続きます。

ダービーの為にも勢いが大事だと思いますし、それを無しにしてもここから先の試合は落とせません。次の富山戦に向けて、今日良かった部分と課題の部分に取り組んで行く。本当は今日勝って課題に向き合いたかったですが、また一週間あるので切り替えて、富山戦に勝ってダービーに向かって行きたいです。昇格するために勝たないといけないので、しっかりと準備したいと思います。