2024 明治安田 J3リーグ 第7節
3.30
SAT
14:00KICKOFF
VSアスルクラロ沼津
HOME 長野Uスタジアム
HOME
AC長野パルセイロ
- 浮田 健誠
- 10’
- 浮田 健誠
- 61’
- 浮田 健誠
- 69’
3
試合終了
1
前 半
0
2
後 半
1
1
アスルクラロ沼津
- 和田 育
- 48’
AWAY
STATICSスタッツ
- シュート
- 8
- ゴールキック
- 9
- コーナーキック
- 2
- 直接FK
- 14
- 間接FK
- 3
- オフサイド
- 3
- PK
- 0
MEMBER CHANGE交 代
56′
OUT
パク スビン
IN
加藤 弘堅
56′
OUT
田中 康介
IN
黒石 貴哉
74′
OUT
浮田 健誠
IN
山中 麗央
90′+2
OUT
三田 尚希
IN
忽那 喬司
90′+2
OUT
小西 陽向
IN
砂森 和也
CARD警告/退場
7′
冨田 康平
38′
パク スビン
STARTING MEMBERスターティングメンバー
- 田尻 健
- 1 GK
- 池ヶ谷 颯斗
- 5 DF
- 冨田 康平
- 3 DF
- 杉井 颯
- 19 DF
- 小西 陽向
- 13 MF
- パク スビン
- 26 MF
- 西村 恭史
- 6 MF
- 田中 康介
- 25 MF
- 近藤 貴司
- 8 MF
- 三田 尚希
- 14 MF
- 浮田 健誠
- 18 FW
- GK 50
- 渡辺 健太
- DF 88
- 濱 託巳
- DF 13
- 附木 雄也
- DF 36
- 中村 勇太
- DF 3
- 安在 達弥
- MF 18
- 菅井 拓也
- MF 7
- 持井 響太
- MF 14
- 徳永 晃太郎
- MF 8
- 鈴木 拳士郎
- FW 27
- 和田 育
- FW 23
- 津久井 匠海
SUBSTITUTEサブメンバー
- 金 珉浩
- 21 GK
- 黒石 貴哉
- 23 DF
- 砂森 和也
- 48 DF
- 山中 麗央
- 10 MF
- 忽那 喬司
- 17 MF
- 安藤 一哉
- 33 MF
- 加藤 弘堅
- 47 MF
- GK 31
- 大友 竜輔
- DF 26
- 宮脇 茂夫
- MF 21
- 森 夢真
- MF 40
- 沼田 航征
- MF 41
- 遠山 悠希
- FW 19
- 齋藤 学
- FW 20
- 川又 堅碁
STATICSスタッツ
- シュート
- 6
- ゴールキック
- 7
- コーナーキック
- 2
- 直接FK
- 11
- 間接FK
- 1
- オフサイド
- 1
- PK
- 1
MEMBER CHANGE交 代
72′
OUT
徳永 晃太郎
IN
森 夢真
72′
OUT
和田 育
IN
川又 堅碁
72′
OUT
鈴木 拳士郎
IN
齋藤 学
85′
OUT
菅井 拓也
IN
沼田 航征
85′
OUT
津久井 匠海
IN
遠山 悠希
CARD警告/退場
20′
菅井 拓也
62′
渡辺 健太
90′+4
附木 雄也
DATA試合環境
- 入場者数
- 2,853人
- 天候
- 晴、強風
- 気温
- 13.6℃
- 湿度
- 60%
- ピッチの状態
- 全面良芝
- 主審
- 石丸 秀平
- 副審
- 堀 格郎
- 副審
- 荒上 修人
- 第4の審判
- 清水 俊佑
COMMENT試合後のコメント
試合の総括について
「前回の八戸戦後に言ったとおり、アウェイでは這いつくばってでも勝ち点を持ち帰り、ホームでは勝つということ。言葉だけにならずに、ストーリーどおりの結果を得ることができました。
先ほど選手たちに話をしてきましたが、あらためて『信じることの大切さ』を、このゲームで学ばせてもらったと思います。相手にPKを与えてしまったシーン。GKの田尻選手が止めてくれると思っていましたし、その通りになりました。
今年浮田選手が長野に加入してくれましたが、昨年度は得点数がゼロであり、そのような選手を連れてきて大丈夫なのか?というような話があったと思いますが、僕はそうは思いませんでした。浮田選手の可能性を信じていましたし、それを信じることができなければ、自分自身を信じることができなくなってしまいます。
彼の能力を引き出すトレーニングを積んでいますが、彼がどのチームに行ったとしてもサッカーのトレーニングをしているわけです。浮田選手は現在6得点獲っていますが、自分の可能性を信じて足を振っていると思っていますし、それが直結した今日のゲームだったと思います。
今日のゲームの形は、恐らく去年のゲームもこういった形で勝てたと記憶しています。我々としては後半の最後の方に見せたような、ボールを奪い、相手を弾きながら、ボールを前進して行くプレー。そういったプレーをゲームのスタートからできればと思っています。ですので、まだ我々には改善の余地がありますし、上に登っていく余地がありますし、余白だらけだと思っていますので、週明けからしっかりとトレーニングをし、もう1つ登っていけるようなチームを、次節の今治戦にぶつけたいと考えています
浮田選手がハットトリックしましたが、それを演出したのが三田選手のアシストでした。八戸戦と同じように「瞬間を制する」と言いますか、そういったシーンが今日のゲーム、チームとして沢山創れたのではないでしょうか。その評価は?
「それは変な表現ですが、じゃんけんのようなものだと思っています。パーにはチョキが勝ち、チョキにはグーが勝ち、グーにはパーが勝つ。そういった瞬間を制することができるシーンをより多く創ることができたのは、沼津さんが相手だったからだと思います。
逆を言えば、沼津さんのような隙が無いチームに対して、それでも隙を突いていくストロングを我々長野が持っていたという嚙み合わせだと思います。沼津さんがフットボールをしっかりと展開してくるチームであるということ、サッカーをちゃんとプレーしてくるという点が、我々長野のストロングポイントを引き出してくれる展開になっていた、というのは間違いないと思います。
『切り替え(トランジション)』を言語化していった時に、それが具体的にどういったプレーを指すのかを我々は探求しています。そういった部分が相まって今日のゲームはそういったシーンが多かった、ということだと思います。我々はもっと相手ゴールに近いエリアで、そのトランジションを発揮することができていれば、試合の立ち上がりの1失点を防ぐことができるのではないかと考えています。
トランジションをより極めていくということ。沼津さんはフットボールをしっかりと展開してくる『フィルムが切れないチームである』ということ。だからこそ、我々も『フィルムが切れなかった』ということ。そこで長野のストロングポイントが引き出されたということ。もっと言えば、我々はより高い位置、相手ゴールに近い位置でそういったシチュエーションを創っていけるように、また一歩階段を登りたいと思っています」
冨田選手をセンターバックで起用したことについてと、その評価について
「今日のゲームでこの形を取ったのは、八戸戦での大野選手の負傷交代が大きく起因しています。その中で、八戸戦と同じ形をとることも考えていましたが、沼津さんが我々を攻略してくる狙い目が、和田選手のところになってくるのではないか。我々の両サイド、杉井選手と池ヶ谷選手のところを狙ってくるのではないか思っていました。そこでスピードで相手と入れ替わってしまったり、イエローカードをもらったり、あたふたしたプレーが散見してしまうとゲームの流れが恐らく沼津さんに傾いてしまうだろうと感じていました。
スピードがある選手に対して、まず1対1で負けないこと。ボールを奪いきれなくても相手についていけること。それを苦にしないこと。それがストロングポイントである選手を、そこのポジションに置きたかったです。そこへ工藤選手という選択肢もありましたが、我々の現在のシチュエーションを考え、冨田選手を中央に配置しました。ここ最近の1対1のプレーで相手をストップしているのは冨田選手です。正直、センターバックが行けるかとLINEで確認した程度ですが(笑)、今治時代に紅白戦の反対側のチームで3バックの真ん中をやらせていたこともありましたので、お互いが違和感なくやれたのではないかと私自身は思っています」
事前に『勇気を持って縦にパスを入れていく』というお話がありました。今日のゲームは、その意識を強く感じました。監督から見て、今日のその意識をどのように捉えていますか?
「そのように縦パスが多く入っていたのではないかと見ていただいたのであれば、我々が今日のゲームで目指していたことを、少なからず表現できていたのではと、逆に手ごたえを感じます。
今日のゲームの狙いは『トランジションの瞬間』を多く創りたいと考えていました。横パスを奪われると戻るしかないので、我々が言っている『バイト(噛みつく)』シーンを創るためには、縦パスを斜めにより多く入れていきたかったです。今日のゲーム、先制点を獲った以降から、横パスで逃げるというのは表現が適切ではないかもしれませんが、もう1個縦に刺せる。しかし縦に刺すには距離が遠かったように思います。そこをハーフタイムに修正しました。
1失点してしまいましたが、特に浮田選手の3点目のシーンも縦にボールが入り、縦にサポートが入っていく、まさにそういったシーンだったと思います。我々としてはそういったことを狙ってゲームに入りましたし、切り替えの瞬間をより多く創りたいということ。先制点を奪って以降は、縦に刺すプレーが若干減ってきたと感じていました。ゲームが停滞する前にギアを上げたかったので、加藤弘堅選手を投入しました。そこにエネルギーがあれば恐らくどんどん縦にパスが入っていくだろうという感触がありました。
それが起因して勝ち点3に繋がっていったことが我々にとってはポジティブなことです。ですので、そのように観ていただいた、質問をいただけるのは嬉しい限りです」
黒石選手を右サイドに配置したことの狙いについて
「まず相手の津久井選手の推進力を消すために、小西選手をスタートから左サイドに配置することは悪くないと考えていました。黒石選手を左サイドに配置、小西選手を右サイドに配置すると、黒石選手の推進力やエネルギーを迷わせることに繋がるのはもったいないと思いました。
さらにゲーム展開を考慮すると、恐らく相手の左サイドに斎藤学選手が途中交代で入ってくるだろうなと思いました。対峙して1回のミスも許されないクオリティを持っている斎藤学選手が出てきてから、我々がフレッシュな選手を投入するというカードの切り方ではなく、推進力と1対1の対応を考えると黒石選手は右サイドのポジションでストロングを発揮してくれる選手ですので、左サイドに小西選手を配置して津久井選手に当てること。また小西選手は中に割って入っていくテンポを持っている選手です。
逆サイドには黒石選手がいて斎藤学選手に当てていくカードが我々にはある。様々なことを想定した中で、ゲーム前に思っていたストーリー、プラス点差とゲーム展開、我々が勝ち点3に繋げていくことから逆算し、黒石選手を右サイド、小西選手を左サイドに配置しました」
ゴールシーンと試合の総括について
「負けてはないですが引き分けが続く連戦の中でした。負けなしで来て今日の試合勝ち切れたのが良かったと思います。相手の沼津さんが勢いのあるチームであるのはわかっていましたし、監督のミーティングも含めて、選手たち自身が自分たちがやるべきことをしっかりやろうと話をして臨んだ試合でした。
1点目は三田選手がボールを持った時には、前方の僕が好きな角度にボールを流し込んでくれますので、自信を持って足を振り抜くだけでした。
2点目は、1点目と同じように三田選手がボールを持った時に精度の高いパスが来ますので、絶対に相手よりも先にボールに触ってやろうという気持ちで右足を伸ばして、ボールが相手ゴールに入ってくれてよかったです。相手GK、接触を恐れずにボールに飛び込んでいく、がむしゃらに勇気を持って相手の危険なエリアに飛び込んでいくプレーが自分の課題でしたので、その課題を克服するようなゴールだったと思います。
衝撃で倒れてびっくりしましたが痛いところがなかったので、ホームゴール裏に喜びを表現しに行きました。
2点目を獲って以降、もう1点獲れば確実に勝利を持ってこれると思っていました。3点目のシーンは、味方の身体がきつい時間帯でスプリントでゴール前に入っていき、ラッキーなゴールでしたが、そこに走った自分自身に成長を感じるゴールだったと思います。
髙木監督がいつもミーティングで細かな戦術・どんなプレーということではなく、自分の気持ちを最高潮に持って行ってくれます。監督やチームメイトの期待に応えたいですし、サポーターの皆様を喜ばせたいと思ってプレーしていますので、それが今の良い状態に繋がっていると思っています。
昨シーズンの悔しい気持ちをそのままで終わらせない。絶対に今年は僕が所属していたチームメイトが驚くような活躍をしたいと思っていますし、何よりも僕を必要としてくれたチーム、監督の期待に応えたいと思っていますので、このまま続けていきたいと思います。
試合後、サポーターの皆様へ挨拶に行ったときに、サポーターの皆さんが笑顔で『ありがとう』と言っていただき、僕としても『ありがとう』と伝えたいですし、最後の一歩が出るのもサポーターの皆様のおかげだと思いますので、皆さんが最高の週末を迎えられたことが最高のやりがいです。
今後も、与えられた役割を全うするだけです。その役割というのはゴールだと思いますので、毎試合良い準備をして、より1点でも多くゴールを獲れるようにしたいと思います」
PK阻止と試合の総括について
「今日の試合、勝てたことが凄く嬉しいですし、前節八戸相手に引き分けでしたので、ここで勝たないと上位にいけない状況でした。そういった中、勝ち点3を獲れたことが率直に嬉しいです。
現役生活の中で、PKを止めてることが多いです。自分としてはPKに自信を持っていますので、結構相手との駆け引きを楽しんで、上手いこと自分の間合いに持って行けたと思っています。元々キッカーの菅井選手は知り合いで、どういう性格の選手かを知っていましたし、最初は逆に飛ぼうと決めていたのですが、蹴った瞬間に蹴った方向に飛ぼうと決めて対応しました。それが上手いことハマりPKを止めることができました。
前節も防げる失点をしてしまい、チームに迷惑をかけていました。今日も1失点してしまいましたが、PKを止めてチームの勝利に貢献できたことが良かったと思います。
全試合、前線が得点を獲ってくれていますし、仮に1失点したとしても切り替えてプレーすること。次頑張ろうという良いメンタルに持っていくことができていますので、そこが楽しいです。
次節の今治戦、ここで勝ち点3を獲ってこれれば絶対に上位にいけますので、次の試合は、欲を言えば無失点試合ですが、何がなんでもまずは勝ち点3を獲って、ホームである長野に帰ってこれるように頑張りたいと思います」
試合の総括について
「3バックの中央でプレーするのは、試合前日に準備しただけです。4バックの中央は経験したことがありますが、3バックの中央は1回プレーしたくらいです。やり慣れてないポジションであるのは間違いないですし、試合前日からしっかり調整してトライしました。より味方ゴールに近いポジションですし、試合前から緊張もありましたが、自分の中でやるべきことは変わらずゴールを守り続けることです。
色々と修正点はあったと思いますが、試合に勝利したこと、ゴールを守るというプレーができていたのではと思います。
試合の早い時間帯でイエローカードをもらうことは経験していませんでした。そもそも自分自身がカードをもらうようなアタックをあまりしない自信がありますので、いつもどおり自分のプレーをやり続けること、強気にアタックし続けることを意識してプレーしました。
常にディフェンスラインはクリーンシートを狙ってプレーしていますが、結果としてクリーンシートができていないのは課題です。そこは試合に勝ったから良しではなく、チーム全体でどうしたら失点を防げるのかを見直してトライしていきたいです。失点をしなければ負けることはないですし、そこは常に意識し続けてやっていきたいと思います。
相手のPKシーンは、なんとなく自分も田尻選手が止めてくれるのではないか、そういう雰囲気がありました。それはホームゴール裏のサポーターの皆様の力だったと思いますし、長野パルセイロとして止めれたPKシーンだったと思います。
これまでの沼津さんの数試合で、斎藤選手からクロスボールが上がり、川又選手が得点をするという傾向がありましたので、常に相手をルーズにせず、ゴール前でアタックし続けるプレーを意識していました。自分だけに限らず、黒石選手や池ヶ谷選手がなるべくクロスボールを簡単に上げさせないよう意識してトライしてくれていましたので、チーム全体で意識して守れたと思います。
次節の今治戦。初めて公式戦で古巣と対戦しますので凄く楽しみですし、自分が長野で元気にやってるよというところ見せつつ、勝ち点はいただきたいと思います(笑)」
アシストについて
「形というのはありませんが、浮田選手が非常に良い動き出しをしてくれますので、僕がその動き出しを見てボールを出せているのが上手くいっている部分だと思います。
試合の最後まで自分の体力を持たせようと思ってプレーしていません。長野には良い選手が沢山いますので、自分がピッチの上でできることを100%やり切ることを考えてプレーしています。
次節の今治戦、勝たないと今日の勝利が無になってしまいますので、隙なく良い準備をしていきたいと思います」