第28回長野県サッカー選手権大会 決勝
5.7
SUN
14:00KICKOFF
VS松本山雅FC
サンプロ アルウィン
AC長野パルセイロ
- 近藤 貴司
- 65’
1
試合終了
0
前 半
0
1
後 半
1
0
延 長(前 半)
0
0
延 長(後 半)
0
5
P K
4
1
松本山雅FC
- 野々村 鷹人
- 68’
STATICSスタッツ
- シュート
- 15
- ゴールキック
- 17
- コーナーキック
- 10
- 直接FK
- 13
- 間接FK
- 1
- オフサイド
- 3
- PK
- 0
MEMBER CHANGE交 代
46′+1
OUT
森川 裕基
IN
佐古 真礼
58′
OUT
山中 麗央
IN
近藤 貴司
58′
OUT
藤森 亮志
IN
音泉 翔眞
73′
OUT
原田 虹輝
IN
船橋 勇真
84′
OUT
三田 尚希
IN
安東 輝
100′
OUT
高橋 耕平
IN
髙窪 健人
CARD警告/退場
25′
藤森 亮志
71′
高橋 耕平
87′
安東 輝
90′
船橋 勇真
STARTING MEMBERスターティングメンバー
- 金 珉浩
- 21 GK
- 大野 佑哉
- 7 DF
- 杉井 颯
- 19 DF
- 西村 恭史
- 6 MF
- 藤森 亮志
- 9 MF
- 三田 尚希
- 14 MF
- 佐藤 祐太
- 17 MF
- 原田 虹輝
- 32 MF
- 高橋 耕平
- 37 MF
- 山中 麗央
- 10 FW
- 森川 裕基
- 16 FW
- GK 21
- ビクトル
- DF 13
- 橋内 優也
- DF 43
- 常田 克人
- DF 44
- 野々村 鷹人
- MF 4
- 安東 輝
- MF 29
- 村越 凱光
- MF 32
- 米原 秀亮
- MF 41
- 山本 龍平
- FW 15
- 菊井 悠介
- FW 19
- 小松 蓮
- FW 23
- 滝 裕太
SUBSTITUTEサブメンバー
- 矢田貝 壮貴
- 1 GK
- 船橋 勇真
- 4 DF
- 佐古 真礼
- 35 DF
- 近藤 貴司
- 8 MF
- 音泉 翔眞
- 18 MF
- 安東 輝
- 25 MF
- 髙窪 健人
- 23 FW
- GK 16
- 村山 智彦
- MF 11
- 喜山 康平
- MF 14
- パウリーニョ
- MF 30
- 國分 龍司
- MF 34
- 稲福 卓
- FW 25
- 榎本 樹
- FW 42
- 田中 想来
STATICSスタッツ
- シュート
- 13
- ゴールキック
- 23
- コーナーキック
- 4
- 直接FK
- 13
- 間接FK
- 3
- オフサイド
- 1
- PK
- 0
MEMBER CHANGE交 代
61′
OUT
村越 凱光
IN
國分 龍司
61′
OUT
滝 裕太
IN
榎本 樹
77′
OUT
安東 輝
IN
パウリーニョ
83′
OUT
米原 秀亮
IN
喜山 康平
91′+1
OUT
榎本 樹
IN
田中 想来
CARD警告/退場
90′+4
山本 龍平
DATA試合環境
- 入場者数
- 3,162人
- 天候
- 雨
- 気温
- 15.5℃
- 湿度
- 83.9%
- ピッチの状態
- 全面良芝
- 主審
- 田中 玲匡
- 副審
- 菅 賢太郎
- 副審
- 高坂 凌
- 第4の審判
- 大峡 諭
COMMENT試合後のコメント
※試合後記者会見より抜粋
試合の総括をお願いします。
物凄く良い決勝戦だったんじゃないかと思います。前半からバチバチとした良いサッカーの試合が見せられたと思います。ずっと、この大会や連戦のスケジュールについても納得がいかない部分もあったんですが、今日は結果で黙らせようと言ってきたので、PK戦は時の運ですが自分たちの心を乱されることなくやり切ったことがこの結果に繋がったと思うので、非常に良かったです。選手達を褒めなくてはいけないゲームですし、選手達だけではなく、悪い天気の中でも「ここはホームなんじゃないか」と思うくらい…この後の天皇杯でもアルウィンが続くので、もはやホームみたいなもんですが、ずっとホームのような応援を続けてくれたサポーターも誇らしいです。サポーターも選手も誇らしいし、裏方で準備をしてくれているフロントスタッフやエキップメントのスタッフとかも。山雅さんに15年間公式戦で勝てていないのはとてつもなく長い時間で、それを今日、一度そのジンクスを破れたのは大きいんじゃないかと思います。良かったところは継続して、ダメだったところとか足りない所、僕たちの弱みみたいなものはまだまだあるので、次も勝てるようにまたしっかり準備するだけだと思います。まだまだ長い闘いですし、天皇杯もリーグ戦も、負けほど悔しい事は無いので、もう負けたくない。全部勝てるように一試合一試合準備するだけかなと思います。松本山雅さんのサポーターもJ3の中で本当に物凄い応援をしています。こういうゲームが成り立つのは相手があっての事だと思いますし、山雅さんも非常に強度が高く、連戦とは思えないような闘いを見せてきたのが、今日の信州ダービー第一戦を際立てるような部分もあったと思うので、本当に良い試合が出来たと思っています。次も中5日で、今度は我々のホームで本物の信州ダービーとして対戦できるので、それに向けてお互いに良い準備をしてまた良い試合が出来たらと思っています。
松本に対する戦略がうまくいっていたように見えましたが。
長野の戦い方はかなりハマっていたと思います。特に前半はプラン通り進められていたと思います。正直言えば前半に1点取って帰って来なきゃいけない内容でした。連戦でしたので相手がどういう布陣で来るのかが見えない部分があって、我々はリーグ戦に出ているメンバーを中心としたスカウティングをするしかなかったです。結果としてはリーグ戦のメンバーが出て来てくれたおかげで準備を上手くあてはめることが出来ました。そこに対して対策をしっかりと選手達も表現してくれたのが前半に繋がったと思います。後半は途中出場の選手が点を決めましたし、そこからどんどん怪我人や足が回らない選手が出てくる中でも、次々に投入された選手達が同じテンションと同じ強度で入って行けたのが、危ないシーンはありつつも最後PK戦に繋がる要因になったと思います。後半は押し込まれる時間帯や、ピンチの数も前半よりは多かったですが、最後の部分の守りに関しては何とか守り切ってくれたので、対策としては思っていた事がある程度出来た試合だったんじゃないかと思います。
大きなプレッシャーの中、大野選手が最後にPKを決めきったことについて。
プレッシャーはあったと思いますし物凄いブーイングもありました。ただプレッシャーとかブーイングで委縮する選手もいれば、プレッシャーとかブーイングを感じて気合が入る選手もいる。大野は後者だと思っているんで、PKの5番目という大役を任せましたし、ブーイングが大きければ大きいほど間違いなく決めてくれるだろうなという自信が僕にはありました。山雅サポさんが静かにしていればもしかしたら外してしまっていたかもしれないですが…大野が決勝点を決める手伝いをしてくれて本当に有難かったなと思います。
例えば高橋・山中選手など、今まで出場機会が無かったメンバーが躍動していましたが、選手達への評価は。
めちゃくちゃ評価できる前半だったと思います。高橋がこのゲームに懸ける想いはきっと我々には計り知れないものがあったと思います。今年ずっと悔しい想いをしている山中も、去年の対戦での悔しさも忘れていなかったと思いますし、藤森も福島戦のリベンジに燃えていましたし。自分たちの価値を上げる事についてもそうですが、このクラブの名誉やサポーターの想いを背負ってピッチに立ってくれたので、本当に自分たちのベストを引き出してくれたんじゃないかと思います。あと普段リーグ戦に出ていないからと言って、悪い選手じゃない。サッカーは11人しかスタートでピッチに立てないスポーツで、7人しか控えに置けません。どのクラブも30人程の選手を抱えている中、残りの十数人が使えない選手なのかと言えばそんなことでは全くなくて。この試合においても準備段階から相手役をしてもらう選手もいればサポートする選手もいれば、今日のようにスタートで出る選手もいれば。一人一人の役割があって、その役割をこなしています。名前が挙がった高橋も山中も、試合に出ていない時でも、我々の勝利には彼らの貢献があってこそ。それが今日はサポーターの目に見える中で、彼らが称賛されるようなパフォーマンスを見せたのは嬉しいです。僕たちはONE TEAMなので、一人一人の力は大したこと無くても、力を結集すれば、J1に何度も居たビッグクラブにもこういう挑戦が出来る。「どうせ無理だろ」と思っていた人も多かったと思うんですが、そういう言葉を黙らせて優勝することが出来るのを、こうして見せられるんだと思います。これからもONE TEAMで。僕たちはその道しかないので、一戦一戦やるだけだと思います。
PK戦に向かう前、緊張もある中でも非常に良い雰囲気だったと思いますが。
当然緊張はあると思いますが、PK戦に関しても相当準備してきました。やはり練習は裏切らないというのか。練習してきたとおりにしっかりと蹴り込むだけでいいっていうのが、もしかしたら選手達の最後のキックに懸ける冷静な気持ちに繋がってくれたんだと思います。全員決めたから勝利出来たのであり、ミノが一本止めてくれた。それも練習の中で、今日蹴らなかった選手達のキックがあってこそ、ビッグセーブが生まれたのであって。本当に全員で掴んだ最高の勝利だったと思います。
先制点についての評価は。
狙い通りの形だったと思います。サイドからの崩しであの位置は狙っていましたが、あんなに素晴らしい形で近藤が決めてくれるとは、という感じでした。普段トップで起用している選手ではないので、そこが今日の噛み合わせであのような形でチャンスに繋がった。非常にクオリティが高い選手なのは、パルセイロに来る以前からJリーグの舞台で証明してきている選手なので、それをまた今一度証明してくれました。それが決勝点になれば本当は一番だったんですが、良い流れを作ってくれて良かったです。
来週は敗戦の悔しさを持った松本と再び対戦となります。次回そのパワーに勝つ為にどんな一週間にしますか。
僕たちがもっと強くなることだと思います。序列で言えば僕たちは山雅さんよりもずっと下にいる訳で、今日はジャイアントキリングのような勝利でした。でも2週続けてジャイアントキリングを起こすのはなかなか難しいです。どうしたら僕らが勝てるのかと言えば、もっともっとレベルを上げて一日一日成長して、ピッチの上で自分たちのフットボールを表現していく。また来週はホームですので、もっとたくさんのサポーターが来てくれると思います。今日出られなかった、肉体的に疲労困憊の選手も、来週にはまた調整できますし、全員の中からまたベストな18人が選ばれて、その選ばれた18人がしっかりと闘ってくれると信じているので、また連勝出来るように良い準備をするだけだと思います。
最後のPKが決まった瞬間に考えていたことは。
僕もバクバクしていたのでとりあえずホッとしたというのか。みんなすごく頑張っているので。選手もそうだしスタッフもそうですし、フロントもそうですし、サポーターもそう。みんな本当に頑張っているので、報われてほしいなという気持ちで、自分が一番頑張んなきゃなと思っていつもやっています。それが少しですが報われた瞬間でもあったので、とにかくホっとしたというか嬉しかったというのか。サポーターのところに行ったときにも、涙して喜んでくれている人もいましたし、普段は淡々としているスタッフの中にも笑みがこぼれていましたし、本当に勝って良かったなと思いましたし、もっともっと喜ばせたいなと。僕は人を喜ばせるのが好きなので。長野の人をもっと喜ばせて、最後には優勝出来るように、もっともっと自分が頑張りたいなというエネルギ―を貰いました。
ベンチ外選手が会場に来ていました事について。
トレーニングからONE TEAMで準備しているので本当は全てのアウェイでもそうしたいくらいですが、そうはいかないので。今日はスタンドで見ていた選手達もきっと感じるものがあったと思いますし、応援してくれましたし、PK戦でもミノが止めた瞬間に振り返れば、彼らも立ち上がっていたのが見えましたし、しっかりと念を飛ばしてくれていたと思います。それがまたピッチに立つ選手のパワーになると思いますし、そうしたところが僕たちの強みなので、それが表現できたのなら非常に良かったですし、PK戦の勝利にも繋がったと思っています。
5/13信州ダービーへの意気込みを。
絶対に勝ちたいです。今日は90分間の試合で言えば1-1の引分けなので、来週もこの試合をしていれば勝点1の痛み分けになってしまいますし、それでは全然足りない。難しいゲームなることはわかっていますし、簡単に勝てるとは微塵も思っていませんし、苦しい闘いになることは僕らも心して覚悟を決めています。これを上回って行かなきゃいけないので、優勝したいのであればそれくらいの覚悟を決めて闘わなきゃいけない。今日の結果を踏まえて、山雅さんが目の色変えて乗り込んでくるのは目に見えているので、しっかりとそこに負けない様に準備をして、身体と心を整えて、ホームで信州ダービー2連勝を飾れるように強い気持ちを持って闘います。
※試合後メディア取材より抜粋
最後のPKはどんな想いで蹴りましたか。
試合中からもずっとブーイングが聞こえていて、でも逆に楽しめたというか、全然プレッシャーにもならなかったですし、俺はそれを黙らせるためにパルセイロに来たし、最後のキッカーに任されたことについても、ストーリー的にも良いシナリオが出来たと思って。ビビったり緊張したりせずに、俺がこれを決めて終わったらすげーかっこいいなと思いながらPKは蹴りました。
勝った瞬間に込み上げた想いは。
勝った瞬間というよりも、試合前に松本での最後の試合を思い出しました。その時は少し涙したんですが、また今日も始まる前に熱くなる想いがあって、僕にとってはやっぱり松本山雅は特別ですし、だからこそ今日が最高の日になりました。
PKのキッカーは事前に決まっていたのでしょうか。
PK戦になってから悠紀さん(シュタルフ監督)が指名してくれました。
その時に何か言葉はあったんでしょうか。
あの時は個別に特には無かったですが、ずっとPK練習でも決めてきたんで、信頼して選んでくれたと思いますし、良かったと思います。
ブーイングに対して少し反応するシーンもありましたが…
僕の性格上、ブーイングとかされたら少しそうしたくなっちゃうというか…僕は必死さを出して勝つよりも、全然余裕だぜっていうのを見せたいというか…もっとやって来いよっていう意味も込めてだったと思います。
試合前と勝利後の今では心境の変化はありましたか?
パルセイロに来ると決めた時に、松本には絶対に勝ちたいと思っていたし、これはまだ全然だと思いますけど全国的な知名度だったりそういうパワーバランスをひっくり返したいと思って長野に来ました。この一試合だけじゃなくて、やっぱり成り上がっていく為には実力もそうだしチームの魅力もそうだし、メディアに多く取り上げてもらうことも必要だし。今回こうやって長野県が盛り上がっている中で勝てたことは、パルセイロがこれから大きくなっていく中では凄く大切なことだと思うし、そこに貢献できたのはすごく嬉しいです。
リーグ戦での出場機会の少ない選手が中心でしたが、その点ご自身も思うところは。
個人的には別に試合には出ていなくても自分が一番だと常に思っていますし、試合に出たら自分の力を証明するだけです。セットプレーからやられてしまいましたが、僕が出ている時間は失点しないと言われるような、そんなプレーをこれからもしていきたいと思います。
来週5/13信州ダービーへの意気込みは。
お互いにどういうサッカーをするのか肌で感じたと思いますし、この一週間どっちが良い準備が出来るかっていう所から勝負が始まっていると思います。今日出ていない選手も含めて全員で、また来週からしっかり準備していきたいと思います。
※試合後メディア取材より抜粋
今の率直な気持ちは。
まず15年間勝利が無かったという話を聞いていたので、監督も試合前にそのジンクスを崩していこうと言っていて、勝てて良かったです。
ダービーの独特な雰囲気でしたが、いかがでしたか。
長野のサポーターもたくさん来てくれたので、その応援が力になったと思います。
試合を振り返って自己評価はいかがですか。
失点したことは悔しかったですが、1失点で抑えてPK戦まで行けたのは守備陣としては良かったと思います。
PK戦で見事なセーブを見せましたが、どんな気持ちでしたか。
まずカップ戦の前には毎回一週間通してPKの練習をするので、練習の時から止めていた経験もあったし、1本止めれば蹴る選手がみんな決めてくれると信じていたので、それだけを考えていました。
勝利が決まった瞬間は真っ先に大野選手と喜んでいましたが。
佑哉くんは本当にいろんな想いがあったと思います。最高な気持ちでした。
来週5/13信州ダービーへの意気込みは
来週また同じ相手との試合ですが、ホームでも絶対勝ってまた上に上がれるように全力で戦いたいと思います。
※試合後メディア取材より抜粋
得点シーンについて振り返ってください。
颯(杉井選手)からのパスしか覚えていないんですが、空間が空いていたんで良いパスが来て決められてよかったです。イメージ通りのシュートが打てたなという感覚でした。
次週5/13信州ダービーに向けての意気込みを。
まず今日試合に出たメンバーは、リーグ戦でチャンスが無かったり出場時間の少なかった選手がスタートだったりしました。山雅さんはある程度本気のメンバーだったと思いますし、そういう相手に勝てたのはチームとしての競争がもっと生まれてくると思います。チームとしての今日の課題を修正して行く中で、次に選ばれたメンバーが出れば勝てると思います。
今後の試合への意気込みは。
今日は得点出来たので、リーグ戦でも得点とかアシストとか出来るように頑張りたいです。