RESULT

2023 明治安田生命 J3リーグ 第30節

10.8

SUN

14:00KICKOFF

VSヴァンラーレ八戸

HOME 長野Uスタジアム

HOME

AC長野パルセイロ

西村 恭史
24’

1

試合終了

1

前 半

0

0

後 半

1

1

ヴァンラーレ八戸

オリオラ サンデー
56’

AWAY

STATICSスタッツ

シュート
10
ゴールキック
10
コーナーキック
1
直接FK
14
間接FK
4
オフサイド
4
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

60′

OUT

丹羽 匠

IN

小西 陽向

74′

OUT

音泉 翔眞

IN

加藤 弘堅

74′

OUT

原田 虹輝

IN

大野 佑哉

81′

OUT

山中 麗央

IN

山本 大貴

81′

OUT

高橋 耕平

IN

船橋 勇真

CARD警告/退場

STARTING MEMBERスターティングメンバー

金 珉浩
21 GK
高橋 耕平
37 DF
池ヶ谷 颯斗
5 DF
杉井 颯
19 DF
音泉 翔眞
18 MF
原田 虹輝
32 MF
西村 恭史
6 MF
森川 裕基
16 MF
丹羽 匠
28 MF
山中 麗央
10 MF
三田 尚希
14 MF
GK 25
谷口 裕介
DF 19
加藤 慎太郎
DF 39
近石 哲平
DF 20
蓑田 広大
MF 24
山田 尚幸
MF 30
山内 陸
MF 48
相田 勇樹
MF 14
前澤 甲気
MF 5
稲積 大介
FW 7
佐藤 碧
FW 90
オリオラ サンデー

SUBSTITUTEサブメンバー

矢田貝 壮貴
1 GK
船橋 勇真
4 DF
大野 佑哉
7 DF
小西 陽向
13 MF
宮阪 政樹
15 MF
加藤 弘堅
47 MF
山本 大貴
33 FW
GK 13
大西 勝俉
MF 9
姫野 宥弥
MF 17
妹尾 直哉
MF 22
渡邊 龍
MF 27
丹羽 一陽
MF 32
國分 将
FW 11
佐々木 快

STATICSスタッツ

シュート
8
ゴールキック
13
コーナーキック
5
直接FK
7
間接FK
0
オフサイド
0
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

74′

OUT

佐藤 碧

IN

妹尾 直哉

83′

OUT

山田 尚幸

IN

姫野 宥弥

87′

OUT

山内 陸

IN

渡邊 龍

CARD警告/退場

80′

山田 尚幸

DATA試合環境

入場者数
2,906人 
天候
曇、弱風
気温
18.8℃
湿度
54%
ピッチの状態
良芝
主審
西山 貴生
副審
国吉 真樹
副審
手塚 優
第4の審判
深澤 寿男

COMMENT試合後のコメント

髙木 理己監督

※試合後記者会見より抜粋

試合を振り返って総括をお願いします。

勝点3しか望んでいない状況の中で、最後まで勝ちを取りに行きましたが、力一つ及ばず、こうした結果になってしまい非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ選手達は精一杯やってくれていると信じていますし、それを勝点3に繋げてあげられていないのは、100%自分の責任です。やはりしっかりもう一度、練習からやるべきことをやって行かなければいけないと、改めて突きつけられた勝点1だったと思います。

丹羽選手がJリーグ初出場となりました。スタートで起用した意図と評価は。

この起用は佐藤の怪我に起因しているのはまず間違いありません。近藤、進などがあともう少しでピッチに戻って来れるかどうかっていう所で、そうした選手達の怪我の状況も踏まえて、シャドーのポジションの選手に関しては色々とトライしています。ただそこはトライという事では無くて、八戸さんに勝つ為に丹羽をピッチに送り出しました。なので起用の意図がトライというのとは少し違いますが。八戸さんの3ボランチで出てくる選手達の背後で、しっかりと前を向いてボールを前に運んでいくという点で、起点となり顔となり、我々の取りたいスペースを見れる。という意図があって今日は(丹羽)匠を起用しました。前半の開始早々に八戸さんがロングボールやスローインで押し込んできた中で、我々がそれを弾いて加速して行く、音泉に展開したプレー。そういう所でボールを最初に受けたのは恐らく匠だったと記憶しています。そこでのプレーのクオリティという所に関しては、匠らしさを出してくれたと思っています。ただ、時間が進むにつれて。もちろん八戸さんが後半は一つ飛ばして、ボールを縦方向により多く入れてきたという事もありますが、その中で少しづつ相手を背負うようなシーンが徐々に多くなってきたことによってロストが増えてきたのは、次に活かして貰いたいなと思います。やはりこちらがグーを出すとわかっていれば相手はパーを出してくるわけで、そのパーに引っかからない様に我々はどうやってチョキを出すか。いたちごっこになるのではなくて、ポジション取りの速さと予測と、技術の正確性という所で言えば、彼が持っているものがあります。それを次に活かして貰いたいなと思っています。ただやはりもっとバタバタするのかな…彼にとってはそういう状況だったかもしれませんが、堂々と振舞ってくれたので、ぜひ次の出場時間を明日の練習から掴みに行くことにフォーカスして貰いたい。そういう想いでいます。

前半はオリオラ サンデー選手(八戸)にボールが入っても池ヶ谷選手を中心に対応し切れていました。後半は相手が揺さぶりテンポも出してきた中で、失点シーンにも繋がってしまったのでは。前半と後半の変化に順応できなかったのでは、という見方についてはいかがでしょうか。

自分はそうは思っていません。あの失点シーンは、長野の左サイドからペナルティエリアの中央付近に斜めのボールが入ったと思います。あのボールを、恐らく高橋は先読みして(相手が)ボールを蹴る前から動いていたのではと思います。我々はプッシュアウトボックスと呼んでいますが、我々の原則としては、あの押し出すボックス内でのチャレンジは、ボールの移動中。それはフットボールの原則だと思っていますし、だからあのプレーは我々の原則からも外れる。クロスの守備でニア付近を抑えに行くんですが、その選手が先読みして動いてしまえば、後ろの選手がリレーションシップを取って行くオーガナイズが根底から覆されてしまいます。ですから、押し込まれたことがあの失点の原因とは捉えていません。それに対しては対策していますし、これだけ拮抗していて、ましてや前回対戦は0-4でやられている相手。その相手が一個飛ばしてくるという事に対して、十分にリアクトは出来ていたと思っています。そのリアクトが崩れた瞬間というのが、ボールが出ていないにも拘わらず我々の3バックの選手が先に動いたこと。まずそこに着眼して、どうだったか?という事に目を向けたいと思っています。だから実際にそれ以外のシーンでは失点していない訳で、失点したのはそのワンプレーから。もっと言えば、その前のプレーに遡れば、我々はセカンドボールを回収して弾いて前進して行こうっていう所のミスが何回か続いていたと思います。そこでミスが続いていなかったらどうだったか?という所。遡ってでも「ここに立ち帰れよ」っていう軸が我々にはあります。まずそれが出来たか出来なかったか。そこに目を向けて行きたい。でないと、相手が対策して来てどうだこうだっていう事になる。型が無いと型破りは出来ません。その型をしっかりと作るためには、やはりしっかりと練習して、もう一回地に足を付けて行かないといけない。みんなが原則で動いていく中で、プレッシャーがない状況で先に動くっていうのは、特に自陣ではあり得ない。ペナルティエリアを踏んでいるような選手がそれをやっていればどうなるのか?それをやった結果、失点した。そうした、型が無くなってしまったシーンがあったから失点してしまった。なので、後半押し込まれたとは思っていませんし、それが失点の原因だとは思っていません。

後半はシュートチャンスをモノに出来なかったとはいえ、落ちずに改善が見られたと思いますが、監督はどのように見ていましたか。

途中から入った選手達のパフォーマンスによるものが大きいと思っています。リズムよくボールを前進して前からプレッシングかけて…という展開になれば原田は水を得た魚のようにプレー出来ますが、そこをプレーさせない為にはと相手は対策を考えてくるわけです。そうして頭を越された展開になってくる中でも、セカンドボールを戻すとか球際とか、原田はプレーしてくれていました。ただそこでマイボールになった瞬間に相手のファーストラインの背中でボールを引き出していくっていうシーンは、交代するまでの間で殆どボールに触れていなかったのではないかと思います。あそこでボールを一つ動かすことが出来れば我々の展開になるのではないかなと。ターンしてチャンスになりかけたようなシーンで起点にはなりましたが、その次を待っていても、もしその前に失点してしまったらゲームの流れを持ってくるのは難しくなるなと考えました。中盤の中のズレを活かしてプレーできるとすれば加藤なので、押し込むような展開に持ち込みたかったです。実際に加藤が入ってからの時間帯の方が、ハーフラインを攻略出来たと思っていますし、それは今までの時間の中でしっかりと(加藤)弘堅が準備していたから。それは山本や小西など、途中から入った選手全員に言えることだと思います。流れを持って来れた要因は、彼らの力によるものが大きい。そうして繋げるだけの力や原則のトレーニングっていうのは普段やっているので彼らはプレー出来ます。スタートから起用した丹羽もそんなに遜色なく、ノッキングが起こることなくやれていたと思います。そのバトンを弘堅たちが引き継いでくれた。ただ僕はそれを何としても勝点3に結びつけてあげたかったなという想いと、非常に申し訳なかったと感じています。

昇格へより厳しい状況になりました。最後まで諦めずに、という想いは変わらないと思いますが、その点の想いを教えてください。

とにかくあと8試合。あとそれよりも、次のダービーです。ダービーに対して全力を注ぐこと。それは昇格争いしていたとしても降格争いしていたとしても、次の一戦に対してのテンションは変わりません。テンションが変わるのであればそれに合わせて給料明細の額は変えなければいけないですが、そうではありません。同じテンションで、より勝ちを目指して闘って行くという事で言えば、普遍的に変わらない事だと思っています。それは何も特別な事ではありません。飲食店には入ればいつもと同じ味が出てきます。それが毎回違う味だったら同じ額を貰うのはおかしいでしょうし。同じチケット代を頂いて応援に来ていただける以上、それ以上のものを乗せてお返しすることが、我々に課せられた使命だと思っています。ぜひ次のダービーに全力で入って行く事に尽きると思います。それをやった中で最後どうなっているかは、神のみぞ知るところだと思います。我々としたらただ星勘定するのではなくて、勝点を持ってくる為の型を作って行く事。型がない事にはこの8試合を勝ち続けて行く事は無理です。そこに目を向けてしっかりと練習することに尽きると思います。

後半相手のペースにハマる時間帯が長くなりました。プレスを剝がすだけの力が必要なのか、はやめに長いボールを入れるという判断力が必要なのか…。冒頭に「勝点1を突き付けられた」という言葉もありましたが、その点の、チームの成長や課題はどのように考えていますか。

相手が対策してきたとしても、一人人数が増える訳でもないし攻守でピッチの広さが変化するわけでもありません。早めに縦に入れてきた中だとしてもスペースは常にあるし、実際にボールは拾えていました。そこで一度前に出て戻って、そこからボールを弾きながら関わって前進して行くっていう、それが恐らく我々を対策してきた相手に対しての、我々のリアクションになって来ると思います。その強さが無かった。その一つだと思います。押し込まれた頭を越される展開になった時に、越えられた中でも相手の2トップの背中や3ボランチの間には、スペースがある。それをキャッチできるくらいの力が後半には無かった。拾えていてもそれがギリギリだったから、少しミスが散見した。それが続き、決定的だったのが、先ほどにも触れた失点の要因の部分。なので、それがもし仮に起きず、交代選手が入り1-0のままだったら…っていうとタラレバになってしまいますが、あまり精神論や主観で話はしたくない。相手が対策してきた中でもスペースはあったし、そのスペースを使いながら、相手を押し返すだけの力が足りなかった。でも守れてはいた。でも先に動いて背中を通されて失点した。っていう事実だけです。あの状況の中でもスペースを突けなければいけませんし、でも守らなければいけない。その原則がある中でも、両方ともやれなかったから失点した。そこに目を向けてしっかりと練習していく。またここに話が繋がりますが、とにかく形無しにはなりたくないっていう所です。型が無いと型破りにはなれませんし、型をしっかりと作って勝点3を持ってくる。我々には型がちゃんとあるし、その叩きのめすことが出来る型をちゃんと試合で出そうよと。それが出来ないうちは、僕は次の話には行きたくないです。

MF 6
西村 恭史

※試合後メディア取材より抜粋

前節琉球戦に続き追いつかれてのドローに終わりました。率直に今の気持ちは。

2試合ともリードしていた中で追いつかれてしまった展開で、チームみんなそれも含めて悔しい、もったいないっていう想いです。

琉球戦の悔しい想いを持っていたと思いますが、どんな想いでピッチに入りましたか。

最後に琉球に追いつかれてしまったので、もう一度最後に笛が鳴るまで気を引き締めてやって行こうってチーム全員が思っていました。今回はラストでの失点では無かったですが…相手のFWには強烈な外国人選手もいて、結構全員が身体を張って抑えていましたが、結局は最後の緩みのところでやられてしまって、僕たちにはまだそこが足りていない部分だなと思いました。相手を守り切らないと。逆に僕も点を決めましたがもっと決められるチャンスはありましたし、僕意外にもありました。そこで決め切っていれば勝てた試合でした。そこは全員がもう一回練習から意識しないといけないところだと思います。

得点シーンについて。転がってきたボールはかなり難しいものだったと思いますが、いかがでしたか。

あまりピッチが良くない中で、あのシーンもボールがちょっと浮いていたんですが。ボールのバウンドがどうなるかわからないピッチなので。相手と上手く入れ替われるかなって思っていたら実際に行けました。最後は感覚というか、意識したというよりも身体が勝手に動きました。僕自身久々のゴールでしたし、勝てれば良かったですが、自信も付いたと思うので、また次も決められればと思います。

勝利に必要なことは。

もう一度基礎を求めて行く事だったり走ることだったり。それはリキさん(高木監督)もずっと普段から言っています。それを今僕たちは体現しようとしていて、それで勝てていないってことはまだ足りないっていう事。監督が言っている事を100%再現しないといけないし、それが出来れば富山戦みたいに勝てる試合も多くなってくると思います。どこかで誰かの緩みがあれば失点してしまうし、そういう緩みっていうのを練習から無くして行けば試合でもそういう事はなくなる。そういう基礎的なところをもう一回やるべきだと思っています。

昇格に向けて更に厳しい状況ではありますが、意気込みを聞かせてください。

可能性はあるので、可能性ある限り闘いますし、チーム全員がそういう気持ちです。最後まで全力で闘って…それに今年のJ3は何があるかわからないので、順位とか勝点の差だったり。それを信じてやるしかないと思っています。

次節は信州ダービーです。意気込みを。

天皇杯と、ホームでやったリーグ戦前期では勝ちましたが、メンバーとか色々とお互いに変わっています。前回勝ったからとかそういう事では無くて、もう一回僕たちが一週間しっかりと練習する。アウェイですがたくさんのサポーターの方が来てくれると思います。ここを勝たないと厳しくなっていくと思うので、それがダービーであることは僕はすごく良いタイミングだと思っています。ここで山雅を倒してしっかりと最後は上を倒していけるように準備して頑張りたいと思います。

DF 19
杉井 颯

※試合後メディア取材より抜粋

琉球戦の悔しい想いを持っていたと思いますが、どんな想いでピッチに入りましたか。

琉球戦はあと一歩のところで失点をして、引き分けなのに負けたようなテンションになっていたので、今日はそういうことが起きないように頑張ろうっていう気持ちで挑みました。

前半から前へ前へという想いが伝わりましたが。

琉球戦もそうでしたが、相手が分析してきた中でやることが増えて、いつも以上にプレッシャーがはまらないというか。相手も蹴って来るっていう感じだったので、それが前半から上手く行かなかったかなと思います。

後半は押し込まれるような時間でしたが、チャンスも幾つもありました。後半の手応えは。

立ち上がり相手も勢いを持ってきましたし、前半とちょっと違った形でより人に強く来ていたので、それをどう掻い潜るかが、結構手こずった部分でした。もう一個剝がせれば僕たちがチャンスになっていたっていうシーンもありましたし、逆に行けないと僕たちのゴールの近くでプレーする機会が多くなって。それが特に最初は多かったです。それで失点してしまったかなと思います。

良いプレーが勝点3に繋がらないと監督も話していましたが、昇格・勝利の為に必要な事は。

本当に負けないのはまだいいですが、勝たないと上との差は縮まらないですし、僕たちのホームでやれる事は大きなメリットなので、何としても勝点3を取らないと昇格も見えなくなります。琉球戦もそうですが、こういう難しいゲームをどれだけ勝点3に結び付けられるか。そして勝点3を持って帰って来れるかが本当に一番重要な事でした。それが大きなミッションなので、それが達成できないというのは悔しいです。

期待値が高い事もあり、勝点1は評価されないと感じますか。

このホームで勝点1というのは誰も求めていないですし、勝点3を取らなければやっぱり皆さんも納得できないと思うし僕たちも納得できません。妥当な反応かなと思います。

昇格へ厳しい状況ではありますが、諦めずにという想いでしょうか。

可能性はゼロでは無いですし、ゼロになるまで闘いますし、もしゼロになったとしてもこのエンブレムを背負っている以上やらないといけません。それを期待して皆さんもスタジアムに来てくれていると思いますし、どんな状況になっても諦めない姿勢やゴール前に向かって行く姿勢が僕たちは本当に大事だと思っています。それをどれだけ見せれるかっていうのが大事だと思うので、昇格とか云々ありますが、一個一個の試合をどれだけみんなで闘えるかだと思います。

次節は信州ダービーです。意気込みを。

僕たちは今年アルウィンで負けていないですし、山雅にも負けていません。また必ず勝って…勝てると思いますし、勝たなければいけない相手だと思います。前回は勝ってからちょっと調子を落としてしまったので、勝って調子がどんどん上がって行けばいいなと思います。調子が上がるきっかけになる試合になるように頑張ります。