2023 明治安田生命 J3リーグ 第28節
9.23
SAT
18:00KICKOFF
VSカターレ富山
HOME 長野Uスタジアム
HOME
AC長野パルセイロ
- 山中 麗央
- 4’
- 山中 麗央
- 22’
- 山中 麗央
- 59’
3
試合終了
2
前 半
0
1
後 半
1
1
カターレ富山
- アルトゥール シルバ
- 79’
AWAY
STATICSスタッツ
- シュート
- 7
- ゴールキック
- 12
- コーナーキック
- 6
- 直接FK
- 11
- 間接FK
- 4
- オフサイド
- 4
- PK
- 0
MEMBER CHANGE交 代
57′
OUT
佐藤 祐太
IN
小西 陽向
81′
OUT
音泉 翔眞
IN
木原 励
81′
OUT
原田 虹輝
IN
宮阪 政樹
86′
OUT
山中 麗央
IN
加藤 弘堅
86′
OUT
船橋 勇真
IN
秋山 拓也
CARD警告/退場
90′+4
加藤 弘堅
STARTING MEMBERスターティングメンバー
- 金 珉浩
- 21 GK
- 船橋 勇真
- 4 DF
- 池ヶ谷 颯斗
- 5 DF
- 杉井 颯
- 19 DF
- 音泉 翔眞
- 18 MF
- 原田 虹輝
- 32 MF
- 西村 恭史
- 6 MF
- 森川 裕基
- 16 MF
- 佐藤 祐太
- 17 MF
- 山中 麗央
- 10 MF
- 三田 尚希
- 14 MF
- GK 21
- 田川 知樹
- DF 25
- 安光 将作
- DF 5
- 今瀬 淳也
- DF 14
- 下堂 竜聖
- DF 19
- 柳下 大樹
- MF 16
- 末木 裕也
- MF 17
- 坪川 潤之
- MF 47
- 野口 竜彦
- MF 7
- 佐々木 陽次
- MF 22
- 椎名 伸志
- FW 9
- 大野 耀平
SUBSTITUTEサブメンバー
- 矢田貝 壮貴
- 1 GK
- 秋山 拓也
- 3 DF
- 小西 陽向
- 13 MF
- 宮阪 政樹
- 15 MF
- 加藤 弘堅
- 47 MF
- 木原 励
- 22 FW
- 山本 大貴
- 33 FW
- GK 1
- 柴崎 貴広
- DF 3
- 大畑 隆也
- MF 20
- 大山 武蔵
- MF 28
- 柴田 壮介
- MF 30
- アルトゥール シルバ
- FW 8
- 松岡 大智
- FW 39
- 高橋 駿太
STATICSスタッツ
- シュート
- 10
- ゴールキック
- 8
- コーナーキック
- 2
- 直接FK
- 11
- 間接FK
- 2
- オフサイド
- 2
- PK
- 0
MEMBER CHANGE交 代
46′+1
OUT
坪川 潤之
IN
アルトゥール シルバ
46′+1
OUT
柳下 大樹
IN
大山 武蔵
65′
OUT
佐々木 陽次
IN
高橋 駿太
65′
OUT
下堂 竜聖
IN
大畑 隆也
65′
OUT
椎名 伸志
IN
松岡 大智
CARD警告/退場
16′
野口 竜彦
DATA試合環境
- 入場者数
- 4,067人
- 天候
- 曇、弱風
- 気温
- 19.8℃
- 湿度
- 75%
- ピッチの状態
- 良芝
- 主審
- 大橋 侑祐
- 副審
- 宇治原 拓也
- 副審
- 田代 雄大
- 第4の審判
- 栗原 祐一郎
COMMENT試合後のコメント
※試合後記者会見より抜粋
試合を振り返って総括をお願いします。
8月末に長野に来て3週間強が経ちますが、ある方からこんな話を聞きました。『松本のサポーターの方は試合で着たユニフォームを着たまま帰路について、駅前で食事したり試合を振り返る、そういう光景がある。長野のサポーターは、長野の街ではユニフォームを脱いで食事をされている』と。どっちが良いとか悪いとかそういうことでは無くて、『そういう所があるんだよな~』という話をした方がいました。今日選手達を送り出す時に彼等にも話しをしました。今日で言えば例えば(山中)麗央の10番のユニフォームを着ている人が堂々と街中を歩いて、居酒屋さんでもファミリーレストランでもどこでもいいけど行く。恥ずかしいから脱いで帰ろう…とか思わせたらそんな悔しい事はないよな、その人たちが堂々とオレンジ色のユニフォームを着て、街中に出て今日の試合を振り返って語れるような、そういう帰路に就かせてあげたい。そう変えられるのは俺たちしかいないから、いつも声を枯らして応援してくれる人たちが堂々と帰れるような試合をして帰ろう。だから(前回ホームの)愛媛戦の1-1はダメだぞと。内容もだけど、勝点3だぞ、そう話して送り出しました。その結果どうだったかは、皆さんの心に留めていただいて。皆さんが帰る際に一人でも多く、オレンジ色のユニフォームの方が楽しそうにしている光景が見られたのであればすごく幸せなゲームだったんじゃないかなと思います。戦術的な事はいろいろあるかもしれませんが、それだけ価値のあるようなゲームを、僕は一番の特等席で見せてもらったと思っています。
急造の3バックでした。特に両脇を務めた選手(杉井・船橋)は本職ではなかったにしろ完遂出来ていたのでは。狙いと評価を。
まず池ヶ谷があそこを出来るというのは、自分の鳥取時代にたくさん助けて貰いましたし、あいつだったら問題なくやれるだろうなと思っていました。杉井に関しても彼のビルドアップの力、左足オープンで構えてビハインドから入って行くっていう所で行くと、ワイドでやる時よりも彼の違った良さが出せるんじゃないかなと見ていました。なので急造と言っても、そこの池ヶ谷と杉井に関しては僕の中では急造では無かったという捉え方でした。プラスして船橋の右のセンターバックも、実は少しあたためていたところもあって。彼の推進力だったり、彼の良さを出していく事を考えると、右のセンターバックでも彼の良さが充分出せるんじゃないかなという事は、思っていたところがありました。彼の大学時代からも知っていますし。もちろん今日っていう意味で言えば急造っていう捉え方もあると思うんですが、自分の中では勝点3を充分持って来られる、あとは計算立った中で充分務めてくれたのではないかなと感じています。唯一誤算があったとすれば、池ヶ谷がこんなに集中力が続く事って、僕が彼と今まで付き合ってきた中(鳥取)では本当に無かった事。彼は90分間の中でとか、3連戦とか試合が増えてくる中でどっか抜けてくる所があったんです。彼がYS横浜とか長野で長い時間ピッチに立ち続けてきたひとつの要因なのか。ここまで集中する姿を僕は今まで見てこなかったので、それは嬉しい誤算であり、彼の成長を感じています。あと、私がこういう話をして文字にしていただく事で、彼にとって良いプレッシャーになれば良いなと思って、今ここで話をさせてもらいました。笑
クロスボールへの対策やシュートブロックの部分を今週のトレーニングで行っていました。その意識が植え付いた上で、今日の試合でも発揮されたのでは。
シュートブロックとか云々というよりも、プレーをやめないっていう事です。最後のところでボールを目で追うのではなくて…ボールを目で追っている時点でボールは移動していますから。ボールが移動しているってことは自分がポジションを変えないと守れないという事。それが時間が無くてわずかながらだとしても、ボールの移動中にポジションを変えられるように。今日ドピンチで結果オフサイドになった瞬間が終盤にあったと思いますが、あそこでオフサイドだからと言って脚を止めた選手は一人も居なかったはずです。オフサイドフラッグが上がっていたけど最後まで。オフサイドだったとしても、相手にネットを揺らさせないように脚を止めずにプレー出来ていたので、今日の90分間のプレーを総括すると、あのプレーなのかなと。オフサイドになったとしても脚を止めずに掻き出したあの姿勢が、今日の90分間を象徴しているなと。それが3得点にも繋がっていて、プレーをやめないという事。あそこ(3点目)でくさびが入って、(小西)陽向が倒されましたが、麗央の脚は動いていた。1点目にしても、森川のあのボールに対して、麗央が反応しているからこそ良いポジションでシュートが打てたわけです。「プレーをやめなければいい事がある」っていうこと。まずはプレーを止めずにやり続けた結果『あ、こういうことが待っているんだな』という事を、彼らはどんどん実体験として重ねているところだと思います。もちろんシュートブロックだとかそういう場面もありますが、それはプレーをやめないっていう部分の断片的な事であって、100あるうちの1とか2。98とか97のところに関してどんどん繋がり出してきているのではないかなと。今治戦の90分を何とか富山戦の90分に繋げる事が出来たので、次の琉球戦の90分にも繋げていきたいと思っています。
山中選手の今季初得点を、多くのサポーターが首を長くして待っていました。山中選手への評価は。
まず彼のシュート技術というのは練習から見ていても、ボックス付近で一番点を取れるのは麗央だなというものは見せ続けてくれていました。ですから、彼が点を取るという事で言えば、さほど不思議ではなくて。彼のストロングの部分ですので。その中でもう一つ目を向けなければならないのは、今日木原が途中から出ましたが、彼は守備に奔走することで手一杯になって攻撃のところで何か一つプレーが出来たかというと、恐らく何も出来ていなかったんじゃないかと僕は思っています。麗央の評価すべき点というかピッチに立つ理由で言ったら、彼は点を取るだけじゃなくて、前線のプレッシングに関しても木原以上のものを見せてくれたと僕は思っています。ですから、先発として出たのは山中であって、木原ではなかったという所。麗央が取った3点は、彼の持っている技術の素晴らしさを評価すれば充分。でも自分の中では、プラスαを持って来てくれる選手であって得点だけではない。山中というプレーヤーという事だけではない、チームとしてやるべき姿勢という部分。脚を止めずに・ラインを下げずにチームがやれている要因として、彼のプレーがあると思っています。得点だけでは無くて、下がらずに、相手がボールを持っていたとしても攻撃できるという事。麗央はそこが今日素晴らしかったなと思いますし、木原を例に挙げましたが、そういう所はぜひ他の選手も含めて、競争に火を着けてもらいたいなと思います。追うだけじゃ点を取れないぞ、点を取っても追わなかったらピッチには立てないぞ、山中は3点も取ったぞと。それを剥がしたいんだったらやるべき姿勢がもっとあるよね。そういう所を、十二分に見せてくれたと思います。彼のハットトリックというのは、チームにとってそういう物差しを与えてくれたという意味でも、非常に大きな活躍だったんじゃないかと思っています。
山中選手は今季から10番を背負いながらも、これまで出場機会が少なく苦しんだ時期もありました。監督としてどのように10番を背負ってもらいたいと感じていますか。
苦しんでいたのかは僕はわからないですが、どういう10番を目指してほしいかっていうのは…なんでしょう。でも一つ言えるのは、僕が『こういう10番を目指してくれ』というものを上回っていて欲しいなと思います。クラブも選手もそうですが、自分の知り得ない世界に行って貰いたい。だからJ2という舞台で90分42試合フルで出来るような選手であってほしいし、その先にはJ1という舞台があって。コーチという立場ではJ2やJ1で経験がありますが、監督という立場では僕はやったことが無いですし、自分も知らないステージに足を踏み入れたいですし、彼等にも知らないステージに行って貰いたい。だから自分が知っているステージの中だけで、ああだこうだと『君はこうなれ』と言ってその中でまとまって欲しくないです。もっともっと我々は違う世界を見たいし、違うステージに行きたい。僕が言った事をやったからと言ってそれがいいとは僕は思っていません。彼等に違うステージに行って貰いたいからこそ、自分もそのステージにどうやったら入って行けるのか、彼等に対して何を言ったら支えて行ってあげられるのか。そのステージに連れていってあげる、そういう言い方もおこがましいですが、それは彼等も僕らも一緒だと思っています。だから麗央にこんな10番になって欲しいなんていう、俺が言う10番像なんてぶち壊して、もっともっと羽ばたいて貰いたいなと思います。
髙木監督就任後ホーム初勝利です。強敵富山を相手に初勝利を掴んだことについて、どのように受け止めていますか。
先程の総括でもお話しさせていただいたように、自分にとってどうだかっていうのは正直どうでもよくて。見に来てくれた方々がどういう想いを持って帰られたかっていう事。何か明日朝起きたら清々しい朝を迎えるなっていう、そういう力に少しでもなれていたら良いと思っています。だから僕にとってホーム初勝利とか富山相手にとかはあまり関係ない。来てもらった方が幸せな気持ちで帰って貰う事が一番です。少しでも多くの方が『パルセイロのサポーターで良かったな』と思えるような帰路に就いてもらいたいし、そういう一週間を過ごしてほしいなと思います。それが次の琉球戦とか、試合がどんどん経つにつれエネルギーが活力に変わって、少しでも多くの勝点3をもたらせられたらいいなと思っています。…強いて言えば、僕自身がこの試合で100試合目だったので、そういう試合で勝てて良かったなと、それくらいです。いいもの見せて貰ったなと、本当に思っています。選手に感謝しています。
今日の時点で、昇格圏内(2位鹿児島)との勝点差が9になりました。残り10試合に向けて一言お願いします。
とにかく私たちは、上とか下とかではなくて、目の前の一試合を嚙みついて噛みついて嚙みついて行って、その結果どうなっているか。もう他力も無いと目標とするところは掴めないですし、他力がある以上、一喜一憂していても今日目指しているようなフットボールが出来るのかと言えば多分出来ないと思います。だから自分たちがコントロールできる事・自分たちに集中して。相手の事を考えるのは、ボールが2個になった時か相手が12人になった時でいいので、自分たちに出来る事に集中して、自分たちに出来る事で勝点3を持ってくる事にフォーカスして、一試合一試合とにかく全力で闘っていく。その先に何があるかというのは、闘ってみないとわからない状況だと思うので、とにかく目の前の1試合、目の前の勝点3、目の前のゴールに噛みついて食らいついていく。少しでも相手ゴールに近づけていく、それに尽きると思うので、それを明日からやって行くだけだと思います。
※試合後メディア取材より抜粋
試合を終えて、率直な今の気持ちを聞かせてください。
素直に嬉しいです。
負けたら昇格から大きく後退する厳しい状況でしたが、どんな気持ちで試合に入りましたか?
富山との前期の試合で、自分がピッチに入ってから流れが悪くなった試合だったので、自分個人としては悔しい試合でした。同じ相手にやり返せるならと思って、すごく意気込んで入りました。
待望の今季初ゴールとなった1点目を振り返ってください。
森くん(森川)がギリギリ足を延ばしてくれて、(ボールが)来るかなって準備が出来ていたので、あとは決めるだけでした。
その後の2点目、3点目も山中選手らしいゴールだと感じましたが、自分自身ではどう感じていますか?
その通り、自分らしい…きれいではないですけど、自分らしさがあるゴールだったなと思います。
今季から10番を背負ったプレッシャーもあったのでは。今日のゴールまでどんな思いでしたか?
本当に苦しくて、1日でも早くゴールが欲しかったです。そのために取り組んできたので、本当に嬉しいです。
苦しい日々を乗り越えたからこそ、ハットトリックに繋がったと感じますか?
得点が取れない中、試合に出られない中でも腐らずにやってきたことが今日に繋がったと思います。
「ハットトリックを決める予感」みたいなものはありましたか?
やってやろうって気持ちはいつもどおりあったんですけど、ハットトリックは予想してなかったです。でも1点目を早い時間に取れた時は。今日いけるのかなっていうのはありました。
3点目を取った時、真っすぐにベンチに向かっていったのは、どんな思いからでしたか?
自分を使ってくれて、それで結果を残せて…ベンチでシュナさん(シュナイダーGKコーチ)とかみんな喜んでくれていたので、走っていきました。
サポーターも背番号10番のゴールにまだまだ期待していると思います。今後のゴールへの意気込みを。
やっとスタートを切れたと思うので、ここからサポーターの方々を満足させられるように、たくさんゴールを決めていきたいと思います。
昇格の可能性も残した中で…次の試合に向けて意気込みをお願いします。
今年は混戦で、本当に分からない状況。ここ最近、連勝がないですし次勝つことが大事だと思うので、1つ1つ勝っていきたいと思います。自分がゴールすることが自分の仕事だと思っているので、次も決めます!