RESULT

2023 明治安田生命 J3リーグ 第22節

8.13

SUN

19:00KICKOFF

VS鹿児島ユナイテッドFC

AWAY 白波スタジアム

AWAY

AC長野パルセイロ

佐藤 祐太
27’
宮阪 政樹
90’+5

2

試合終了

1

前 半

0

1

後 半

1

1

鹿児島ユナイテッドFC

戸根 一誓
56’

HOME

STATICSスタッツ

シュート
14
ゴールキック
8
コーナーキック
4
直接FK
12
間接FK
2
オフサイド
2
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

67′

OUT

音泉 翔眞

IN

近藤 貴司

67′

OUT

森川 裕基

IN

髙窪 健人

76′

OUT

三田 尚希

IN

藤森 亮志

90′+4

OUT

加藤 弘堅

IN

宮阪 政樹

CARD警告/退場

53′

音泉 翔眞

62′

池ヶ谷 颯斗

69′

加藤 弘堅

74′

佐藤 祐太

STARTING MEMBERスターティングメンバー

濵田 太郎
30 GK
高橋 耕平
37 DF
大野 佑哉
7 DF
池ヶ谷 颯斗
5 DF
船橋 勇真
4 MF
加藤 弘堅
47 MF
杉井 颯
19 MF
佐藤 祐太
17 MF
三田 尚希
14 MF
音泉 翔眞
18 FW
森川 裕基
16 FW
GK 13
松山 健太
DF 17
星 広太
DF 28
戸根 一誓
DF 23
岡本 將成
DF 5
薩川 淳貴
MF 30
木村 祐志
MF 27
山口 卓己
MF 25
端戸 仁
FW 11
五領 淳樹
FW 34
鈴木 翔大
FW 36
米澤 令衣

SUBSTITUTEサブメンバー

金 珉浩
21 GK
佐古 真礼
35 DF
近藤 貴司
8 MF
藤森 亮志
9 MF
宮阪 政樹
15 MF
安東 輝
25 MF
髙窪 健人
23 FW
GK 1
泉森 涼太
DF 3
ウェズレイ
MF 7
千布 一輝
FW 19
山本 駿亮
FW 39
河辺 駿太郎
FW 46
武 星弥
FW 24
藤本 憲明

STATICSスタッツ

シュート
9
ゴールキック
12
コーナーキック
5
直接FK
15
間接FK
0
オフサイド
0
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

71′

OUT

五領 淳樹

IN

河辺 駿太郎

71′

OUT

木村 祐志

IN

千布 一輝

76′

OUT

端戸 仁

IN

山本 駿亮

76′

OUT

鈴木 翔大

IN

藤本 憲明

87′

OUT

米澤 令衣

IN

武 星弥

CARD警告/退場

37′

星 広太

DATA試合環境

入場者数
6,126人
天候
晴、弱風
気温
28.8℃
湿度
62%
ピッチの状態
全面良芝 
主審
矢野 浩平
副審
国吉 真樹
副審
田代 雄大
第4の審判
小川 稜

COMMENT試合後のコメント

シュタルフ 悠紀監督

※試合後記者会見より抜粋

試合を振り返って総括をお願いします。

非常に疲れるタフなゲームでしたが、最後にあのような形で自分たちの方に勝利の女神が微笑んでくれて本当に良かったなとホッとしています。勝てない時期が非常に長くて、サポーターにも非常に苦しいゲームばかり届けていました。そんな中でもここ4~5ゲームはまたファイティングポーズをとることが出来ていて、でもあと一歩のところで勝点をこぼしていたり、前節もホームで負けてしまったり。今日はそれでも駆けつけてくれたオレンジのサポーターがいましたし、最後まで本当に全員が自分の武器を出すっていう所とタフに戦うっていう所、しっかりと汗をかいて勇気を持ってプレーすることを、一人一人がよくやってくれた事が勝点3に繋がりました。勝たせて貰って本当に嬉しいし、感謝しかありません。鹿児島はいつも来るのが楽しみです。すごく綺麗なところだなと思いますし、スタジアムの雰囲気も良くて今日も6,000人を超えるサポーターが駆けつけて、良い雰囲気の中でフットボールをやらせて貰えて、鹿児島のサポーターの皆さんにも感謝しています。本当に毎回毎回、このスタジアムではギリギリの良いゲームが出来ているような、そんな場所なので、今回も良いゲームが出来て良かったなと思います。

FKのタイミングで宮阪選手を投入した狙いや信頼の想いなどを教えてください。

宮阪選手にあの位置のFKを蹴らせれば、右に出る選手はいないので。2本あれば1本は絶対に決めると思いますので確率50%のチャンスだったなと。彼にとってはPKのようなものだと思うので、信じて送り出すだけでした。今日は結構ゴールマウスに嫌われるシーンがあったので、祈りを込めて見守りました。良い仕事をしてくれてホッとしています。

2トップのハイプレスが良く効いて流れを引き寄せていた印象です。守備面でのプランと評価は。

ホームでの対戦では逆に劇的なスーパーゴールを決められて、1-2というスコアで勝点3を持って行かれました。その反省を活かして、いつもの僕たちのプレッシングの形の縦ずれだと相手のストロングである今日で言えば米澤選手とか五領選手のところから、こちらに疲れが見えてきた時に背後を取られてしまうのが前期の反省点でしたので、そこの追い込み方を変えました。何よりも特に前半の森川と音泉のインテンシティというのは、人間離れしたものだったと思うので、本当に感謝しています。たぶんめちゃくちゃ今夜はよく眠れるんじゃないかなって思うくらい出し切ってくれたので、彼らの運動量とプレッシングが僕らの時間帯を守備ではきっかけとして作ってくれたので良かったです。その後バトンを引き継いだ近藤も髙窪もスムーズに役割を果たしてくれたのは、やっぱり練習で相手役をやってくれた、長野に残っている選手達のおかげでもあります。準備したものがしっかりと発揮できて、それが結果に繋がってくれたのはみんなの力ですし、本当に感謝しかありません。

久しぶりに出場した選手達も含めて勇気を持ってプレーしていたのでは。

今日は相手のアタッカーが、ハイボールというよりはスピーディーな選手が多かったです。我々は一人一人の武器を最大限に使って行かなきゃいけない立場ですし、怪我人も出ていて今こそONE TEAMが求められている中で。今日の相手のアタッカーを考えると大野のスピードが役に立つなというところで信じて送り出しました。彼もこの連敗や勝てない時期で本当に変わった選手の一人です。自分に矢印を向けて自分の課題に向き合って、今非常に成長している選手です。今日も本来は自分でももしかしたら苦手意識を持っていたであろうビルドアップも、危なげなくこなせるようになってきましたし、彼の成長を感じられる好ゲームだったんじゃないかなと思います。

髙窪選手・藤森選手について。今までの悔しさを晴らすようなプレーを見せた印象ですが、彼等への評価は。

先程話した点にも繋がるんですが、自分は選手の事を選手自身が持っている武器で評価しています。その武器が噛み合うのではというゲームで使ってあげることによってそれが自信に繋がったり、通用するなという感じることで更なる成長意欲に繋がってくれるんじゃないかなと思っています。髙窪にしても藤森にしても、ずっと本当に頑張っている選手です。今日は相手とのマッチアップのシミュレーションの中で、噛み合うんじゃないかなと思ってメンバーに入れました。今日は一定の手応えと適度な悔しさを噛みしめて長野に帰ると思います。髙窪とかは特に、あとちょっとボールが浮いていたら入っていたGKとの1対1のシーンとかは夢に出てくると思いますし、彼にとっては決まっていればJリーグ初得点だった。ちょうどいい経験が出来たと思うので、これをまた次の成長の糧にしてほしいです。藤森も、去年はここでゴールを決めてくれて。攻撃のスイッチをかなり入れてくれたと思います。また長野に帰ったら良いメンバーが残っているので、切磋琢磨して欲しいです。今日で累積が貯まった選手もいますので、ポジション争いをしっかりと繰り広げて貰って、自分がしっかりと勝てる18人を見極めて、岐阜戦に臨みたいと思います。

上位から得た今日の勝点3の価値は非常に大きいのでは。

僕たちは本当に追い詰められているので。前期に授業料として勝点を多く払いすぎているので、だいぶ離されてしまっていますが、たぶん普通のシーズンだったら絶望的な位置にいるはずです。それが今年はまだ少し連勝すれば手の届くところに上位陣が居るので、自分たちの力を信じて全力を出し切るゲームをあと16回見せるしかないかなと思います。僕たちが自分たちのパフォーマンスを発揮すれば、勝利に値するゲームは相手がどこであっても出来ると思います。だからこそ10節終わった時点で首位にいた訳ですし、その後のゲームでは自分たちのパフォーマンスを出し切れていなかったので今低迷しています。でも先程申しました通り、この4~5ゲームは本来の自信や一体感とか、そういったものを取り戻しつつあるので、今日の勝利を更に自信に変えて欲しいです。でも浮かれている場合では全くもってありません。次の岐阜も非常に強いチームですし、昨日勝って勢いに乗って向かってきます。今年は上位とか下位とか、そういう概念を捨てた方が良いと思います。一試合一試合、本当にどこが勝つかわからない。今日も3位(鹿児島)対15位(長野)だったら普通は3位が勝ちます。でもこうして僕たちが勝ちました。本当にどこも気が抜けないと思うので…みんなJ3を観ましょう。今年は面白い残り16ゲームになるんじゃないかと思います。

MF 17
佐藤 祐太

※試合後メディア取材より抜粋

上位チームからの勝点3は大きいですね。

上のチームに勝てたことは非常に良い事で、1位2位はあんまり変わっていないかもしれないけど、上に一歩でも近づいていくっていうのは離されないっていう意味でも良かったと思います。

得点シーンについて振り返ってください。

練習の時からボールがよく来るなあとは思っていて。今日も来そうだなっていう雰囲気が実際にあって、右足に来たらいいなあ…ってくらいに思っていたんですが。ちょうどポジション取りも上手く行ったし左足のところにこぼれてきて。でも来たら思い切り振ろうと思ってたんで、本当に絵に描いたような、狙った通りに入ったのは運が良かったですね。まぐれです、あんなのは(笑)。10年に一回出るかどうかっていうシュートが、今日出て良かったです。

先制点を奪ったという意味でも大きな得点だったのでは。

そうですね。点を取った後も自分達の時間をすごく作れていましたしボールを動かせていましたし。毎回こういう試合が出来れば。自分たちは力のないチームでは無いと思うので、自分たちの力を発揮できればどこにでも勝てると思います。今日の自分のゴールがみんなに勇気を与えられたのであれば、僕自身も良かったなと思います。

前からの守備が上手くはまっていた印象ですが、その点は狙い通りだったのでしょうか。

基本相手は繋いでくるっていうのがあって、うちは前期の試合もハイプレッシャーとかで行けていた部分もありました。今日はモリくん(森川)と(音泉)翔眞っていうのもあって、運動量豊富で走れて戦える選手を置いて、本当に前のその2人が相手を限定して走ってくれて、相手を上手く誘導することが出来たので、2列目の選手としてはとてもすごく狙いやすかったです。後ろの選手も背後に対してちゃんとカバーリングだったり潰すところは潰したりとかしてて。(大野)佑哉もそうですし、(高橋)耕平・ガヤさん(池ヶ谷)のところでラインアップを非常にこまめにやっていたと思うので、それがコンパクトに前から行けた要因だと思います。これを続けたいと思います。

セットプレーで2得点でしたが、流れの中から仕留める力も欲しいところでは。

どっちかというと今日は前から行ったりだとかビルドアップの段階で相手を剥がせていて。相手のSBが結構出て来ていてショートカウンターみたいな形もありました。本当に最後の最後で決め切る力が大事だと思います。これが3点4点と取れていたらもっと楽なゲームになっていたし、それは自分たちに矢印を向けてもっと突き詰めて行かなきゃいけないと思います。今日はセットプレーで取れましたが、もっと厳しい試合になった時には勝てないと思うし、上に行く為には点を取って勝つしかないので、これを教訓にもっと練習してレベルアップしていきたいと思います。

MF 15
宮阪 政樹

※試合後メディア取材より抜粋

見事なヒーローになりましたね。

いや、なんもしてないですよ。最後(プレー時間は)30秒くらいでしたかね。

得点シーンについて。FKのタイミングでの交代から含めて振り返ってください。

ファウルを受けた瞬間に「どうする?」みたいな感じで…監督が交代って言っていたので自分でも「来い」って思っていましたし、準備は出来ていました。ボールも45分ぶりに触る感覚ですし、(アップでは)ゴールには打っていないので、そういう意味ではファーストタッチで入ったんで良かったなと思います。

軌道の狙いはありましたか?

GKがどれだけ自分の事を分析していたかはわかりませんが、「ニアを狙うぞ」っていう雰囲気は出しながら。結構ファーの壁が甘かったので。あとは(加藤)弘堅がファーに蹴って決めたので、絶対に見返してやろうと思って蹴りました。

加藤選手とは同ポジションのライバルとしても悔しさやもどかしさもあったのでは。

もちろんあります。あのポジションで前半戦やってきたのは自分で、ある程度の成績はあって、負けているんで何とも言えませんけど勝ってきた試合もあるし、積み上げてきたものは個人的にはあるつもりです。でもやっぱり毎試合ヒーローが出てくるのが大事だっていうのは、以前にもインタビューでお話ししたと思います。それが今日たまたま追加点を取ったのが自分なだけであって、(佐藤)祐太も久しぶりのゴールでしたし、本当に90分間通して、みんなの守備は全員がヒーローに値する頑張りだったと思います。やっぱりそういうプレーを見て、しっかり自分も準備していましたし、アディショナルタイムでもう(交代は)無いかなって思ってたけど準備は続けていました。それが結果に繋がったので良かったなと思います。

長野に来て以降、直接FKでは初得点となりました。

嬉しいです。率直に。長野で3年間やってきた中で、直接狙えるFKは5本あるか無いかだと思います。1年目はたぶん1本。去年も1本か2本だったかなと。今年は1本あって決められなかったんで、その5本目か6本目かのチャンスで決められてよかったです。これでどのカテゴリーでも得点することが出来たので、本当に良かったです。

最後に直接FKを決めたのは…

4年前、山雅での神戸戦だと思います。自分でも「そんなに取ってないんだ」っていう感じです。でも得点自体は毎年取れているんで、これで12年連続になったので嬉しいです。

DF 7
大野 佑哉

※試合後メディア取材より抜粋

90分間総じてラインを高めに保ちながらしっかりと守ろうという意識が見えました。

自分の特徴も出せるので、自分が出た時はラインを高めにっていうのはすごく意識していたし、それが結果に繋がって良かったなとは思います。

裏のリスクもあったと思いますが、周りの選手との連携も含めてうまくいった感覚は。

(高橋)耕平もガヤくん(池ヶ谷)も、試合中にしっかりとコミュニケーション取れてやれていたし、スピードのところはこのリーグだったら自分は負ける気は無いので、ある程度リスクをかけてでも自信もって対応が出来るっていう気持ちがあるので、強気にやることが出来ました。

何本か実際にカバーするようなシーンもありましたが、来られても「やれるよ」っていう感じはあるのでしょうか。

みんなも信頼して「行ってくれ」っていうように言ってくれて、役割分担もわかりやすいんで、みんなの期待に応えるために自分の武器を発揮しました。

セットプレーでは失点しましたが、流れからの失点はゼロで抑えたのは自信に繋がるのでは。

失点してしまった事実はありますが、ピンチもありましたが試合を通してそんなに崩されたとか問題があったとかとかいう点は少なかったと思います。でもこれは守備陣だけじゃなくて前の選手が追ってくれたっていうのもあるし、チーム全体でまた自信が上積みしたかなと思います。1試合だけじゃ意味が無いので、これをまた上積みして勝ち続けて行けたらと思います。

大野ここにありっていう姿を見せられたっていうのもあるのでは。

そうですね、夏の男が夏に活躍できなくていつするんだっていう気持ちで今日入りました。なかなか自分が試合に出ても結果を変える事が出来なかったりだとか、少しビッグマウスで結果が出なくてダサいとかありましたけど、これで一回結果も出たので。まだチームの主力というかポジションを奪い取れたっていうことでは無いので、この勝ちをきっかけにチームを引っ張っていく存在になれたらと思います。