RESULT

第27回長野県サッカー選手権大会 決勝

5.8

SUN

14:00KICKOFF

VS松本山雅FC

サンプロ アルウィン

AC長野パルセイロ

0

試合終了

0

前 半

0

0

後 半

1

1

松本山雅FC

田中 想来
79’

STATICSスタッツ

シュート
8
ゴールキック
11
コーナーキック
5
直接FK
13
間接FK
4
オフサイド
2
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

70′

OUT

三田 尚希

IN

デューク カルロス

80′

OUT

池ヶ谷 颯斗

IN

杉井 颯

80′

OUT

原田 虹輝

IN

東 浩史

80′

OUT

宮阪 政樹

IN

坪川 潤之

84′

OUT

佐藤 祐太

IN

山本 大貴

CARD警告/退場

80′

水谷 拓磨

STARTING MEMBERスターティングメンバー

大内 一生
1 GK
喜岡 佳太
2 DF
秋山 拓也
3 DF
池ヶ谷 颯斗
5 DF
水谷 拓磨
7 DF
三田 尚希
14 MF
宮阪 政樹
15 MF
森川 裕基
16 MF
佐藤 祐太
17 MF
原田 虹輝
32 MF
宮本 拓弥
8 FW
GK 16
村山 智彦
DF 11
安田 理大
DF 13
橋内 優也
DF 44
野々村 鷹人
MF 4
安東 輝
MF 24
吉田 将也
MF 26
佐藤 和弘
MF 29
村越 凱光
MF 34
稲福 卓
MF 36
住田 将
FW 25
榎本 樹

SUBSTITUTEサブメンバー

矢田貝 壮貴
21 GK
杉井 颯
19 DF
坪川 潤之
6 MF
東 浩史
10 MF
デューク カルロス
11 MF
佐野 翼
13 FW
山本 大貴
33 FW
GK 35
神田 渉馬
DF 28
三ッ田 啓希
MF 17
表原 玄太
MF 41
山本 龍平
FW 15
菊井 悠介
FW 42
田中 想来

STATICSスタッツ

シュート
11
ゴールキック
14
コーナーキック
3
直接FK
6
間接FK
10
オフサイド
5
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

73′

OUT

村越 凱光

IN

田中 想来

73′

OUT

稲福 卓

IN

菊井 悠介

86′

OUT

榎本 樹

IN

三ッ田 啓希

CARD警告/退場

51′

村越 凱光

59′

安東 輝

90′+1

安田 理大

DATA試合環境

入場者数
8,072人
天候
晴、弱風
気温
16.5℃
湿度
29%
ピッチの状態
全面良芝
主審
田中 玲匡
副審
大峡 論
副審
伴 勇
第4の審判
高坂 凌

COMMENT試合後のコメント

シュタルフ 悠紀リヒャルト監督

※試合後記者会見より抜粋

試合の総括をお願いします。

「11年ぶりのダービーという事で、たくさんの人が見に来てくれました。『熱い日本一のダービーに」と選手達にも言いました。今年はW杯イヤーです。日本のサッカーが今後、どんどん強くなってW杯で優勝できるような国になる為には、優勝経験のある8カ国と何が違うのかと考えました。日本はまだサッカーが日常の文化として根付いていない事は一つ大きな違いであると、自分自身のキャリアを通して感じてきました。日本にいつかW杯を獲れる日が訪れるとすれば、日本にもきっと世界に誇れるダービーが誕生している時だと思っています。その一番大きな可能性を秘めているのが、心に熱いものを持っている、長野で行われるこのダービーなのではと私は感じています。両クラブがJリーグに上がって初めてのダービーで、パルセイロが勝って新たな歴史の1ページを残したいと頑張りましたが、ワンチャンスを決められて、結果我々はゴールネットを揺らすことが出来ませんでした。非常に悔しい敗北になりました。私はドイツから来ましたので、ダービーという文化が日常にあり、ダービーでは負けることが許されない文化で育ちましたので非常に悔しいです。来週、我々のホームで再びダービーがあるので、この悔しさをしっかりと返してやりたいなと思っています」

試合展開について、試合のプランとその評価についてお聞かせください。

「相手がどのような布陣で来るのかわからない中での準備でしたので、簡単ではありませんでした。我々は一試合一試合を大切に、そしてこのダービーを大切にという事で、今考えられるベストメンバーで臨みました。パルセイロらしくしっかりボールを握って、伝統でもある攻撃的なサッカーをもう一度ここで披露して、主導権を握りながらの攻守でしっかりと勝つプランでした。ゴールの部分だけ、残念ながら達成することが出来なかったと思います。前半を見てもほぼ我々のフットボールをしていたと思いますので、内容ではいい戦いが出来たのではと思いますが、内容で結果が決まるスポーツではありませんので。そこはシビアに捉えて、アタッキングサードの精度では足りない部分が多々あったと思いますので、明日から練習して、Uスタでは必ず勝てるように準備していきたいと思います」

両ウィングにボールが入りながらもシュートまで繋がらなかった印象ですが、どのように捉えていましたか。

「その通りだと思います。崩した後に最後クロスの精度を欠いてしまったりタイミングが合わなかったり、上手いファウルストップに止められたり、勝負に徹する部分で今日は相手の方が一枚うわてだったと思います」

松本 榎本選手にボールが入った時に、松本に拾われる展開が多かったのでは。

「その点は私はあまり感じていません。榎本選手に対するロングボールはほぼ秋山が勝っていたと思いますし、基本的にはそこもプラン通りです。出場が榎本選手か小松選手なのかはわかりませんでしたが、ターゲットになる選手に対して、我々のチームで一番ヘディングが強い秋山がしっかりと跳ね返し出来ていたと思います。数えられる程しかピンチは無かったと思います。失点については攻め疲れの部分もありますし、ボールロストの形が悪かった部分もありますが、90分間を通して与えたチャンスの数としては合格点ではと思います。あの失点が無ければまた全然違ったゲームになっていたと思います」

失点した時間帯は疲労感なのか、セカンドボールを拾われショートカウンター...というシーンも増えていたのでは。3連戦の影響もあったのでしょうか。

「現象として、少し間延びしてセカンドボールを拾われてしまった感覚は私も同じく感じています。ただ原因としては疲労感というよりも、1点取りたいという攻撃の焦りと、90分間で相手を仕留めたいという事で前へのウエイトにシフトし始めていた時間帯だと思いますので、そうしたところが裏目に出たのではと思います。また、失点前に池ヶ谷にトラブルが発生したとサインがあってバタバタとして、DFラインも一瞬集中力を欠いてしまったのだと思います」

山雅が4-4-2で中を締める中、サイドの攻撃が多く中を使えなかった印象です。

「当然アタッキングサードでは中を締められるとなかなか打開することは難しいですが、中を突破しないとゴールが生まれないスポーツではありませんので、それは織り込み済みです。サイドからえぐるシーンは何度もあったと思いますし、セットプレーに関しても、秋山が折り返したシーンなんかは誰かが詰めれば1点。そうしたところの、最後詰めていくことだったり、あと一歩。そのあと一歩を確実に踏み出せるチームになっていかないと、先日の沼津戦もそうですがゲームを支配しても勝点がもらえない。ゲームを支配しても天皇杯には進めない。本当に悔しいので、改善していくしかないと思います」

主導権を握りながらもゴールが生まれない試合が2試合続いています。どのような修正を加えていきますか。

「この2試合の共通点としては、前でのラストの精度・アタッキングサードでの最後のプレーで、ラストパスなのかクロスなのか、その精度が伴っていない事。それは焦りなのかわかりませんが、選手一人ひとりが意識をしてクオリティを出していく事が一つだと思います。共通しないのは、失点の時間。沼津戦は出だしでアンラッキーなディフレクトで失点してしまいましたが、今日は非常に集中していた。前半はほぼノーチャンスだったと思います。後半は何本か危ないシーンがありました。負けたので何も言えませんが、守備の部分では決して悪いゲームだったとは思いません」

次週5/15(日)リベンジに向けて、どのように臨みますか。

「難しい部分は、勝ちゲームをしたのに勝てなかった為に明確な修正点が無いところだと思います。今日のゲームをもう一度やること。しかし失点をせず、そして自分たちはゴールネットを揺らすこと。その為には、練習を通して、最後のアタッキングサードの部分で一番ノっている選手やクオリティをピッチ上で出せる選手を。次はホームなので、点が取れるように練習をするだけだと思います」

サポーターに向けての想いは。

「申し訳ない気持ちが大きすぎて、何も言えません。信じて後押ししてくれていたと思います。我々もパルセイロが勝つと信じて90分闘った結果、一歩及びませんでしたので、悔しさには計り知れないものがあります。この悔しさはホームで返すしかないと思います。次はみんなで笑えるように、もう一度力強い後押しをお願いします。今度こそみんなで笑うことが出来るように頑張るしかないと思いますので、言葉よりもしっかりと良いゲームで応えたいと思います」

DF 3
秋山 拓也

※試合後記者会見より抜粋

松本 榎本選手とのバトル(特に空中戦)が多かったと思いますが、どのような意識を持っていましたか。

「まずは負けない気持ちで入って、実際ほぼ勝てていたと思います。負けてしまったシーンに関しては改善していかなければと感じています」

終盤まで失点0を保っていましたが、耐えきれなかった要因は。

「自分たちの方がチャンスが多かった中、それを決め切ればもっと流れが変わったと思います。一瞬の突きでやられてしまったので、来週に向けてしっかりと修正と準備をしなければいけません」

失点シーンについて、現状の分析は。

「潰し切るべきところで潰し切れなかったことが失点に繋がったと思います。来週の練習では、球際の部分を突き詰めてやっていきたいと思います」

11年ぶりの信州ダービーという事で、試合前はどのような空気感でしたか。

「僕自身は、信州ダービーがどのくらい凄い事なのかあまり知らなかったのですが、地域の皆さんやサポーターの皆さんがダービーの話題をたくさんしていて。チームとしても、今日は特に絶対勝つしかないと話していましたし、球際や気持ちの部分などは負けないくらい戦えたと思っています」

次週5/15(日)リベンジに向けての意気込みを。

「今日も勝ちたかったですが、こうした結果になってしまいました。来週は絶対に勝つしかありません。一週間ありますので、全員で勝つ気持ちで取り組みます。絶対に倒したいです」

MF 15
宮阪 政樹

※試合後記者会見より抜粋

前線の選手にボールが入りながらも孤立していたのでは。中盤からはどのように見ていましたか。

「チームとして、前に入った時には仕掛けてクロスなどを狙っていましたので、ボールの配給は出来ていたと思いますが、その抜け方とかバリエーションが少なかったと思いますので、改善しなければいけません。自分たちが上に行くためには、個人としても打開できるようなスキルや能力は必要になってくると思います。信州ダービーで難しかったと思いますが、これだけたくさんのお客さんが入った試合で、もっと高められたと思います。配球としては良かったと思いますが、チームとしての課題だと思います」

山雅OBでもありますが、このダービーへの特別感については。

「松本にいた時は長野とカテゴリーも違くて、公式戦ではなくプレシーズンマッチとして対戦した形でした。やっぱり公式戦になると雰囲気もより一層作って頂けます。昨日前泊でホテルに着いた後も、テレビ特番を見てダービーの歴史などを知ったうえで試合が出来ました。アルウィンに帰って来たなという気持ちもありましたが、今日は勝てず自分のプレーもあまり出せなかった。来週はホームUスタで戦えるので「宮阪っていい選手だよね」と思ってもらえるプレーをして見返したいと思います」

ダービーで負けた悔しさは、特別に次戦へのモチベーションに変わるのでは。

「本当に悔しいですし、リーグ戦ではなく天皇杯予選ではありますが、負けたら終わり。僕たちはもう天皇杯に出る資格を失いましたので、やはり尚更悔しいです。でもあと2回、リーグ戦で戦う機会があります。来週しっかりとその準備をして勝って、またアルウィンに戻ってきた時も勝って、パルセイロの方が強いんだと見せつけたいと思います」