2022 明治安田生命 J3リーグ 第34節
11.20
SUN
14:00KICKOFF
VS藤枝MYFC
HOME 長野Uスタジアム
HOME
AC長野パルセイロ
0
試合終了
0
前 半
0
0
後 半
0
0
藤枝MYFC
AWAY
STATICSスタッツ
- シュート
- 2
- ゴールキック
- 8
- コーナーキック
- 2
- 直接FK
- 13
- 間接FK
- 3
- オフサイド
- 3
- PK
- 0
MEMBER CHANGE交 代
68′
OUT
山中 麗央
IN
山口 和樹
73′
OUT
佐藤 祐太
IN
坪川 潤之
73′
OUT
三田 尚希
IN
東 浩史
88′
OUT
森川 裕基
IN
牧野 寛太
88′
OUT
佐野 翼
IN
山本 大貴
CARD警告/退場
45′+2
佐藤 祐太
87′
坪川 潤之
STARTING MEMBERスターティングメンバー
- 矢田貝 壮貴
- 21 GK
- 池ヶ谷 颯斗
- 5 DF
- 秋山 拓也
- 3 DF
- 杉井 颯
- 19 DF
- 原田 虹輝
- 32 MF
- 佐藤 祐太
- 17 MF
- 水谷 拓磨
- 7 MF
- 三田 尚希
- 14 FW
- 山中 麗央
- 24 FW
- 森川 裕基
- 16 FW
- 山本 大貴
- 33 FW
- GK 35
- 内山 圭
- DF 6
- 小笠原 佳祐
- DF 2
- 川島 將
- DF 3
- 鈴木 翔太
- MF 7
- 鈴木 惇
- MF 18
- 水野 泰輔
- MF 24
- 久保 藤次郎
- MF 15
- 杉田 真彦
- MF 26
- 横山 暁之
- MF 27
- 榎本 啓吾
- FW 38
- 渡邉 りょう
SUBSTITUTEサブメンバー
- 大内 一生
- 1 GK
- 乾 大知
- 30 DF
- 坪川 潤之
- 6 MF
- 牧野 寛太
- 9 MF
- 東 浩史
- 10 MF
- 山口 和樹
- 18 MF
- 佐野 翼
- 13 FW
- GK 21
- 菅原 大道
- DF 16
- 神谷 凱士
- DF 22
- 久富 良輔
- MF 28
- 松村 航希
- MF 33
- 河上 将平
- FW 8
- 岩渕 良太
- FW 9
- 大石 治寿
STATICSスタッツ
- シュート
- 8
- ゴールキック
- 7
- コーナーキック
- 7
- 直接FK
- 15
- 間接FK
- 2
- オフサイド
- 2
- PK
- 0
MEMBER CHANGE交 代
68′
OUT
渡邉 りょう
IN
岩渕 良太
77′
OUT
鈴木 翔太
IN
神谷 凱士
77′
OUT
鈴木 惇
IN
河上 将平
88′
OUT
小笠原 佳祐
IN
久富 良輔
CARD警告/退場
90′+5
水野 泰輔
DATA試合環境
- 入場者数
- 3,649人
- 天候
- 雨、弱風
- 気温
- 11.9℃
- 湿度
- 78%
- ピッチの状態
- 良芝
- 主審
- 酒井 達矢
- 副審
- 畠山 大介
- 副審
- 田邉 裕樹
- 第4の審判
- 山際 順義
COMMENT試合後のコメント
※試合後記者会見より抜粋
試合を振り返って総括をお願いします。
「いろんな難しい感情があるのでなかなか鮮明には思い出せない部分もあるのですが、非常にプラン通り進行していた前半だったのかなと思います。一本決定機を先に作ったのは我々で、しかしそれが決まらないのは今季の象徴というのか、完全にGKとの一対一の状態だった。それが決まっていればまた違ったゲームになったのかなと思います。後半もアグレッシブに、先ほどのセレモニーでも述べました通り"ORANGEの志"の部分はチームから伝わってくるものがあり、一体感を持って、攻守に諦めない強度の高い闘いをしてくれたと思います。今ぱっと思い返しても後半に関してはものすごく決定機だったというシーンの記憶が無いので、最後のところで崩し切れなかった部分があるのかなと思います。逆にカウンターからのピンチが一本記憶にあるので、引き分けという結果は内容からしても妥当だったのかもしれません。ただ、気持ちの部分で今日は絶対勝って終わりたいと強く思っていたので、それが達成できずにとても残念です。水谷もセレモニーの挨拶で話していましたが、ここは僕らのホームであって、ホームで違うチームが昇格していく姿を目の当たりにするのは悔しさしか残らないですし、自分たちがその立場になれるように、もっと強くなるしかないのかなと。今日の試合というよりは今シーズンを振り返って、今自分の中にめぐる思考や考えの中にあります。たくさんのお客さんが来てくれて、本当に感謝していますし、本当に良い雰囲気で最後終われたのは良かったのかなと思います」
後半押し込まれる時間が長くなりながらも、シュートコースに寄せる部分など、秋山選手を中心にある程度徹底出来ていたのでは。守備面への評価を教えてください。
先程話した通り前半は守備も攻撃も概ねプラン通りで、後半は守備の部分の寄せとかそういったところはもっと気持ちが入っていたんじゃないかと思います。そんなに危ないシーンは多くなかったと思います。相手がボランチの鈴木選手を高いポジションに置き、普段は低いポジションでビルドアップするのが得意な選手なんですが、高いポジションに押し上げて来て、それで厚みを出してきました。我々は彼を消していくような前半の戦い方だったので、そこがあって相手にペースを握られる時間もありましたが、佐藤の隣に水谷を配置して割とすぐ対応できたと思っています。そんなに危険なシーンが多かったゲームでは無いので、非常に評価できるDFラインだったと思います。秋山だけではなく、池ヶ谷も本当にたくさんのデュエルに勝っていたと思いますし、矢田貝も一本あったピンチをしっかりと止めてくれましたし、集中したパフォーマンスを見せてくれたんじゃないかと思います」
攻撃面はシュート2本という公式記録のカウントでしたが、率直にその数字に対して感じることは。
「確かに少ないですが、公式記録がカウントするスタッツは今までの試合でもあれ?と思う時がありました。きっと三田のシーンはシュートとして記録には残って来ないと思いますが、その辺のミドルシュートよりも随分決定機ではあって。大事なのは決定機をどれだけ作れるのか、だと思います。たくさんエリア外から打ってもシュート数は記録出来て、試合を見ていない人たちには『凄く攻めていたんだな』という印象を与えるかもしれませんが、そんなことは無い。相手は8本という記録でしたが、あまり危険なシュートは記憶していません。一本エリアに近いところからニアの上に抜けて行ってCKの判定になったシーンがありましたが、あのシーンですら危険なエリアからのシュートでは無い。なのであまり気にしていないというか、あまり打てなかったのもあると思いますが、前段階のチャンスのところでやはり課題が出たと思います。後半もフリーなのにクロスが上がってこないとかGKにキャッチされてしまうとか。東を最後に送り出し、右サイドのボックス付近で原田と良いコンビネーションを見せてくれましたがそこからなかなかビッグチャンスが生まれてこなかったり。あとちょっとのところで足りない部分がチームとして今季ずっとあったと思いますが、比較対象を相手にすると、大幅に相手にチャンスがあって僕らが何とか引き分けたというゲームでは無かったんじゃないかと思います」
『14勝10分10負』という今シーズンの結果についての受け止めは
「全然足りない記録だとは思います。8敗はするかなと思っていましたが2敗分多い。あとは勝点64を自分の中ではターゲットにしていた部分ではあったのですが、今52で終えて12足りない。いろいろと不運でこぼした勝点もありましたが、それでも7~8点くらいと考えると、60点台に載ったとしても4点分くらいは足りません。そこは単純に自分の力不足として受け止めて自分が成長しないといけないなと思います。相手を分析するのも自分ですし、戦い方を選択するのもトレーニングを組むのも自分、メンバーを選ぶのも、最後に声を掛けて送り出すのも自分なので、結局全ての責任が自分にある。あそこのシュートが決まればとか、あのシュートが外れてくれればとか、思い返せばきりがありませんが、一言で言えば自分の力不足だったと思います。しっかりと見つめ直すオフシーズンにする。これ以上出来ないくらいの努力はしたので、同じ努力をまた1年継続して結果に結びつけられるように頑張りたいと思います」
今シーズンを振り返って、一番伸びたところや手ごたえを感じた部分はありますか。
「一番を選ぶというのは難しい質問ですね。全てにおいて、僕はかなり伸びたチームなんじゃないかと思っています。セレモニーでも述べましたが、そもそも僕らが昇格するのは奇跡に近い、歯車が全て噛み合わないと達成できない目標であり、毎試合毎試合昇格に向けて全力を尽くすのは当たり前ですが、昇格出来るのは全くもって当たり前ではありません。そのプロセスを楽しんでいかないといけないと思います。サポーターにあの場で聞いてみればよかったですが、そのプロセスといったところを楽しんで貰えたとすれば、良いシーズンだったと思います。情けないと思われるかもしれませんが、本当に誇らしい戦いを選手達は見せてくれた結果の8位なので、そこに対しては受け止めるしかないのかなと思います。攻撃の構築といった部分では、最後決めるだけというシーンがだいぶ増えたと思います。去年と比較してのゴール数についてですが、今年は42点。例えば2020シーズンが確か49くらいだったと思いますが、そんなに変わらない。チャンスを外した数を考えればもっともっと50~60点取れたシーズンだったと思うので、通用する攻撃力は構築出来たと思います。シーズン前に僕が言っていたのは、去年ゴール数が足りなかったんじゃなくて安定してゴールを取る力が足りないという事でした。今日最後が0点で終わってしまったのが残念ですが、特に後期に入ってからはコンスタントにゴールネットを揺らすことは出来ていたと思います。去年みたいに8ゴール取った試合とかがないので、ゴール数としてはそんなに誤差は無く差には表れづらいですが、コンスタントに誰が出てもゴールが奪える、個の力ではなくチームとしてチャンスを作れるのは構築出来たと思います。守備に関しては相手のストロングを消す守備は、だいぶ試合の中で臨機応変に出来るチームになったと思います。それがやはり後半に入ってからのブーストだったり、ハーフタイムでの修正からのパワーアップだったり。今日も試合中に鈴木選手に対する途中からの対応だったり、そういう選手一人ひとりの戦術理解は高まったので、臨機応変に自分たちのストロングを相手のウィークにぶつけていくようなところも伸びた部分だと思います。フィジカル的な部分についても、ランファーストの部分で物凄い強度が出ています。夏は少し落ち込みましたが、それはどこも同じ。スプリント回数や走行距離はJ3はデータが開示されていないので知り合いの指導者のところとしかコミュニケーション取れませんが、たぶんトップ3に入る数値はずっと出ていると思います。そこも去年に比べてひとつ成長した部分だと個人的には思っています。一人一人としてもチームとしても成長したシーズンだったと思います。昨年の9位から、チーム数も増えた中でも8位と一つでも順位を上げることが出来た。これでスタートラインは一つ高くなったので、また上を目指して足りない部分をやって行くしかないのかなと思います」
(最後にシュタルフ監督からメディアの皆様へ)
「皆さんも本当に、1年間ありがとうございました。いつも我々に注目したくさん良い記事を書いてくださって、非常に励みにもなったし刺激にもなりましたし、感謝しかありません。なのでもっと良い記事を書かせたかったなと思うような内容も多くて、もっとポジティブなニュースをたくさん書けるような来季にしたいと思っています。引続きよろしくお願いいたします。一年間ありがとうございました」
※試合後メディア取材より抜粋
今の率直な気持ちは。
「悔しいシーズンだったと率直に思っています」
長野1年目、自身のプレーで手ごたえを感じた部分は。
「後ろからのビルドアップとか、ボールを持った時の落ち着きとか、対人プレーだったりで通用する部分はあるのかなと思いました。けど、まだまだ伸びしろというか、もっと上手くなれるしもっと強くなれるので、上のレベルまで上げられるように頑張りたいなと思います」
モチベーションが難しい試合だったのでは。どんな想いを持ってピッチに入りましたか。
「今年で契約満了になったり引退する選手もいて、そういう選手達の為にも最終戦は必ず勝とうという気持ちもモチベーションもひとつでした。あと僕が思っていたことがあって、コロナ禍で声出し応援が出来なくてずっと手拍子や無音の状態の時もあって、けど毎回応援してくれていました。声出し応援が初めて解禁になったアウェイの岐阜戦は、自分の中で本当に感動しました。アウェイなのにたくさんのサポーターが応援に来てくれて、必死に声を出して必死に応援してくれて。なのに追いつかれて勝てなくて、そういう大一番で勝てなかった試合が多かったので、サポーターの喜んでいる顔を最後に見たいなと思って闘っていたんですが、結局最後の今日勝てなくて。最初に言った通り、本当に申し訳なく悔しい気持ちでいっぱいです」
来季昇格の為に必要なことは。
「悠紀さんもそのことについて触れていましたが、やっぱり一人一人がもう一段階もう二段階上に上げて、個人のレベルを上げないと昇格は厳しいんじゃないかと思って闘っていました。それを一人一人がもっと理解して突き詰めてやらないと、昇格は難しいのかなと思いました」
池ヶ谷選手にとってどんな一年でしたか。
「一番に出てくる気持ちは感謝です。長野はサポーターの方たちが本当に暖かいと感じます。時には厳しいことも言ってこられたりしますが、それは当然の話で。でもそういうことじゃなくて、『一緒に頑張ろうぜ』とコールリーダーの方やゴール裏の人たちが言ってくれることが本当に多いです。だから本当に歯痒い気持ちで、この人たちの為に頑張りたいという気持ちを持っていた一年でした。そういう想いはチームメイトみんな持っていると思うので、それを来年にぶつけたいと思います」
※試合後メディア取材より抜粋
今の率直な気持ちは。
「正直試合中に涙が出て来て、終わるにつれてこの時間が続けばいいなと思ったんですが、終わった後は選手や監督から『お疲れ様』と言って貰って、悔いなくやり切ったなという感じでいます」
サッカーから離れる事になる今感じていることは。
「サッカーは自分の人生だったので、なかなかこれからの事はわからなくて、サッカーの無い生活がどんな感じか自分でも正直わかりません。この試合で改めて、サッカーは素晴らしいスポーツだなと感じました」
3年間のプロ生活で得たものは。
「それまでは試合に出れていましたが、プロになってからはレギュラーとして試合に出ることが出来なかった。だからそうした中でいかに自分で乗り越えるのかと考えて、ただただ前向きにやろうと。練習でも自分的にはさぼることなく、不貞腐れることもなく続けて行こうとただただ前向きに自分の為に3年間過ごしたら、最終的に引退する試合で監督に起用して貰えたので、良い要因になったのかなと思います」
試合を終えて多くのサポーターが声を掛けていました。
「自分は本当に素晴らしい環境でサッカーをさせていただいたなと、今日改めて感じました。『これから応援してるで』とか『寛太の人間力なら大丈夫やで』と言ってくれる人がたくさんいるので、前向きに、明るい未来が待っていると思ってこれからの人生を歩んでいきたいと思います」
パルセイロで過ごした3年間はどんなものでしたか。
「本当にただただ幸せでした。試合に出れていない事もありましたが、この3年間は人にも恵まれて街にも環境にも恵まれながら、サッカー選手としてサッカーさせていただいたなと感じています」