RESULT

2022 明治安田生命 J3リーグ 第29節

10.16

SUN

14:00KICKOFF

VSSC相模原

HOME 長野Uスタジアム

HOME

AC長野パルセイロ

山本 大貴
2’
乾 大知
41’
山中 麗央
47’

3

試合終了

2

前 半

1

1

後 半

0

1

SC相模原

船山 貴之
3’

AWAY

STATICSスタッツ

シュート
18
ゴールキック
12
コーナーキック
8
直接FK
7
間接FK
0
オフサイド
0
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

71′

OUT

山中 麗央

IN

山口 和樹

71′

OUT

山本 大貴

IN

宮本 拓弥

83′

OUT

宮阪 政樹

IN

坪川 潤之

86′

OUT

森川 裕基

IN

デューク カルロス

86′

OUT

三田 尚希

IN

藤森 亮志

CARD警告/退場

STARTING MEMBERスターティングメンバー

大内 一生
1 GK
池ヶ谷 颯斗
5 DF
乾 大知
30 DF
杉井 颯
19 DF
佐藤 祐太
17 MF
宮阪 政樹
15 MF
水谷 拓磨
7 MF
三田 尚希
14 MF
山中 麗央
24 MF
森川 裕基
16 MF
山本 大貴
33 FW
GK 1
柴崎 貴広
DF 2
夛田 凌輔
DF 4
水本 裕貴
DF 24
鎌田 次郎
DF 27
渡部 大輔
MF 8
中島 賢星
MF 15
川上 竜
MF 10
藤本 淳吾
MF 30
中原 彰吾
MF 14
安藤 翼
FW 7
船山 貴之

SUBSTITUTEサブメンバー

矢田貝 壮貴
21 GK
坪川 潤之
6 MF
デューク カルロス
11 MF
山口 和樹
18 MF
藤森 亮志
25 MF
原田 虹輝
32 MF
宮本 拓弥
8 FW
GK 31
圍 謙太朗
DF 18
白井 達也
MF 19
松橋 優安
MF 25
田中 陸
FW 9
浮田 健誠
FW 22
佐相 壱明
FW 29
藤沼 拓夢

STATICSスタッツ

シュート
7
ゴールキック
12
コーナーキック
5
直接FK
9
間接FK
1
オフサイド
1
PK
0

MEMBER CHANGE交 代

71′

OUT

安藤 翼

IN

松橋 優安

71′

OUT

中島 賢星

IN

田中 陸

71′

OUT

中原 彰吾

IN

藤沼 拓夢

79′

OUT

船山 貴之

IN

浮田 健誠

83′

OUT

夛田 凌輔

IN

佐相 壱明

CARD警告/退場

DATA試合環境

入場者数
2,766人
天候
晴、弱風
気温
24.6℃
湿度
67%
ピッチの状態
良芝
主審
國吉 真吾
副審
清水 崇之
副審
長田 望
第4の審判
戸島 立晶

COMMENT試合後のコメント

シュタルフ 悠紀リヒャルト監督

※試合後記者会見より抜粋

試合の総括をお願いします。

「今日は1,043日ぶりにホームでの声出し応援が解禁されるという事で、何としてでも勝利で終わる。どんな試合になっても最後パルセイロが勝って、集まってくれた人たちに喜んでもらう。そこに全てを捧げた一週間でありゲームでした。それが実って本当に、微々たることですが、少しはここ数試合苦しい中でも支えてくれたサポーターの皆さんに返すことが出来たのかなと思います。これだけチャンスを作れば決まるんだなと。またたくさんのチャンスを外したり最後のところでパスがズレたり決め切れなかったり、そのアタッキングサードの課題は残るんですが、やはり質よりも回数の部分で、今日は何度も何度も決定機を作れたと思うので、それが結果的に3本入った。課題だった1点リードのまま終盤に入るのではなく、2点リードで終盤に入れたところも良かったと思います。ここ数試合泣かされていたセットプレーからの失点の部分では、このリーグでは本当に屈指のキッカーである相模原 藤本選手を相手にもゼロに抑えられたことも良かったと思います。課題や改善点は私の立場からすると当然ありますが、今日は本当に選手を褒めたいと思いますし、一人一人がサポーターの声に応えたいという気持ちで闘ってくれたと思います。それがサポーターの皆さんにも伝わってくれたら良かったなと思っています」

秋山選手が欠場し乾選手がスタメン出場。事故的な失点を取り返す得点を見せましたが、その評価は。

「非常に良いゲームをしていたと思います。選手一人一人特徴があって、秋山はビルドアップの中心人物ですし、乾は非常に対人に強いDF。そうした部分であったり、空中戦の強さはどちらも持っている選手なので、自分の良さは非常によく出してくれていたと思います。セットプレーの得点源になる部分は岐阜戦で証明していますので、今日得点出来て本人もホッとしていたんじゃないかなと思います」

セットプレーの出来栄えについては。

「いつもとは違うやり方を今週から取り入れて、自分ももっとリーダーシップを執ってセットプレーにテコを入れなきゃいけないと取り組みました。今回はたまたま上手く行きましたが、永遠の課題でもありますので、今日やられなかったから次もやられない訳ではありませんし、これで全部が完璧な訳でもありません。次の対戦相手からはセットプレーで失点しないという準備を続ける事。僕たちも疎かにしがちな部分かもしれませんが、得点の3割程はセットプレーから生まれている。それを選手もしっかりと自覚して、いくら良いゲームをしても一発のセットプレーで涙を吞む悔しい想いを今季たくさんしてきたので、それを繰り返さないんだという部分が、今日はセットプレー無失点という結果に繋がりました。攻撃に関しては、乾の『自分がここで取り返す』という気持ちだったと思います。セットプレーは気持ちが強い方がゴールを決めるもんだと思っているので、だからこそ他の選手も普段から、失点に絡んだからとか得点が取れていないからとかではなく『セットプレー来たぞ、これは俺のものだ』という気持ちで臨む選手がもっとたくさん出てこなきゃいけないのかなと思います」

プレスをかけてくる相模原に対して上手く剥がしてビルドアップで勢いよく攻撃に繋げていたのでは。

「プレッシャーをかけてくるチームに対しての苦手意識は、そもそも後期に入ってから全くありません。もちろん引っかかって危ないシーンというのは90分間通せばゼロではありませんが、芝に足を取られるようなシーンもお互いにありました。それをゼロには出来ないんですが、自分たちの力で剥がしていけるという自信・手応えは選手達も感じていると思います。ポジション・距離感・立ち位置みたいなところは大分浸透してきているので、相手に前から来られても蹴るだけにはならないフットボールに到達出来ているのかなと思います。なので、その部分はまあまあ良かったと思いますが、最初に話を戻すと、私の立場からしたらまだまだ伸びしろや修正点はもちろんあるので、ビルドアップに関してもそれは例外ではありません。そういう小さなところで積み上げをして、もっと上のレベルでも通用するビルドアップにしていきたいです」

課題としていた攻撃の厚みの部分も躍動しているように見えましたが。

「そういう風に見えていたのであれば非常に嬉しいです。僕の目からも、攻撃の厚みは良かったと思っています。アタッキングサード内のプレーの回数や決定的なチャンスも多かったと思います。一個手前のところのミスで最終的にはシュートまで行けなかったが繋がっていたら1点だったよね、というシーンも多々あったので、これは選手も自信にして欲しいです。こういう最終ラインへの圧力の掛け方をボールを持ってすると、どこかでひずみが来てゴールネットが揺れるスポーツなのかなと思います。ジャブを打ち続けた90分だと思うので、それを残りの5ゲームでも全部出せるように、また練習していきたいと思います」

「がんばろう長野」Tシャツを着用して挑んだ想いと、声出し解禁について試合前に選手達に懸けた言葉は。

「まず『がんばろう長野』Tシャツに関しましては、僕も2019年10月13日に長野に居て、台風の被害を実体験として経験して目の当たりにしたことは結構衝撃的な事として覚えています。被災したにも関わらず、よそ者でしたのでその場を何もせずに、地元の方のなんの力にもなれずに横浜へ帰ったことが心残りでした。まだまだ被災した方々が苦しい中、自分たちは本当に帰っていいものかと、当時そうした感情が沸いてきたのを鮮明に覚えています。そして復興試合(10月31日に代替試合)の時に何か出来ないかと思って着たのがこのTシャツでした。先日3年目の10月13日を迎えたので、この試合はそれを思い出す意味と、まだまだ完全に復活出来ていない人たちへのエールの気持ちを込めて、もう一度、今度は長野人として少しでも元気を与えられるパフォーマンスを僕たちが見せて、何か持ち帰っていただきたいという想いを込めて着用しました。

試合前の選手に対しては、やはり昇格という誰もが望んでいる一番大きな花というか目標を、大一番で勝ち切れず、この数週間で届きそうだったものを遠くへしてしまった。その中で忘れてはいけないのが、そもそも昇格うんぬん以前に我々を見に来てくれている人たちが居る事。我々のパフォーマンスで、その後の過ごし方・今日が良い帰宅になるのか、悲しい帰宅なのか、人の日常に、人生に影響を及ぼす仕事をしているんだと。3年間どんなに悔しくてもブーイングを禁じられたり、どんなに嬉しくても声を禁じられ、それでもなおスタジアムに足を運び、このクラブ・その時々の選手を一生懸命に、きっと手が腫れるまで拍手や太鼓を叩いたり。大旗隊も凄くかっこいいですが、僕は振ったことが無いですがきっと重たいと思います。そういった応援をしてくれる人たちが、どれほどこの声出しを待ち望んだのか、どれほど楽しみにしていたのかというのを、一人一人がしっかりと覚悟として汲み取って、今日は必ずそこに勝点3をプレゼントしないといけない試合だと伝えて送り出しました」

次節10/23YS横浜戦、10/30松本との信州ダービーと特別な試合が続きます。

「毎試合毎試合同じですが、やはり勝つと負けるでは大違いで、最終的な順位以前に、目の前の試合に対して100%勝つ為に全てを出し切るのがスポーツマンとして当たり前のことだと思います。勝点が1位・2位と開いている状況の終盤戦になってしまいましたが、一試合一試合今日のように、喜んで飛び跳ねてくれるサポーターの顔を一回でも多く見る為にも、僕たちは闘わないといけません。信州ダービーの前の、僕にとっての古巣対決であるYS横浜戦は、横浜の選手達がギラギラして長野に乗り込んでくると思います。最近の内容や成績を見ても決して侮ることの出来ない相手だと思うので、心して準備して、願わくば信州ダービーには2連勝でアルウィンに乗り込む。そうしたところに繋げられる一週間にしたいと思っています」

FW 33
山本 大貴

※試合メディア取材より抜粋

どんな想いで試合に臨みましたか。

「3年ぶりの声出し応援だったので、自分たちは感謝の気持ちを込めて絶対に勝たなければいけないという気持ちがありました。絶対に何が何でも勝ってやろうという気持ちだったので、結果に出て良かったです」

得点シーンについて振り返ってください。

「モリ(森川選手)がクリアしてくれて、そのこぼれ球を良く拾ってゴールに向かえてよかったと思います」

声出し応援についての想いは。

「自分はパルセイロに来て初めてのスタでの声出し応援でした。声があるのとないのとではやっぱり雰囲気が違いますし、声出しのおかげで自分たちはカを貰いました。その力をゴールという形で示せて本当に良かったと思います。3得点と複数得点して勝てたことも良かったですし、何よりもこの声出し応援してくれた皆さんの前で勝てて、最後みんなで歌って、サポーターの皆さんも喜んでくれたので本当に良かったです」

今後の試合に向けての意気込みを。

「自分たちはしっかりと勝つだけ。目の前の試合一戦一戦を勝って、上位を脅かせられるようにしたいと思います」

DF 30
乾 大知

※試合後メディア取材より抜粋

同点に追いつかれたシーンはアンラッキーな形でしたが。

「自分でもよくわからないですが、足がつまずいたというか引っかかってしまって。あれだったら空振りした方がまだ潔いという形で、後悔というか、よくわからない感じでした」

得点シーンについて振り返ってください。

「ああいう形で失点に絡んでしまって、セットプレーでしか自分は取り返せないと思うので、それに対しては強い気持ちでCK・FKに入ろうと思っていました。山本選手が良い形でヘディングしてくれて、そのこぼれ球が自分のところにきてくれたので、押し込むだけでした」

声出し応援についての想いは。

「『帰ってきたか』と、気持ちが入りました。人がいるかいないかでも違いますし、声があるとまた全然違って、その声が自分たちの後押しになるので、本当に心強かったです。きつい時・苦しい時に自分たちの力になっています。本当に、ファン・サポーターの皆さんの声は大事なんだなと改めて感じました」

MF 24
山中 麗央

※試合後メディア取材より抜粋

試合を決める得点となりました。

「自分達は3点目の追加点を取れずに最後追いつかれる試合が多くて勝点を逃していたので、3点目というのは凄く意識していました。得点シーンは颯(杉井選手)がボールを持った時に、自分はマイナスで受けようと思っていたところに良いボールが来て、良いシュートを打てたので良かったと思います」

ホームでの声出し応援は特別だったのでは。

「凄く声を出してくれて試合中も凄いなと思っていましたし、交代してからは冷静に見られましたが、本当に最高の応援でした」