「立ち上がりにうまく点が入って、その後セットプレーを含めた形でだいぶ押し込まれて、そこでもし相手に1点入っていれば危ないというか苦しい試合になったと思います。そこでポストだったり、ゴール前で体を張って守り切れたことで我々の方にリズムが来たのかなと。後半も立ち上がりすぐに点が入ったりして、点を入れていく部分に関しては非常によかったと思いますけれども、点差ほどの力の差はなかったのかなと思っています。我々はまだ連勝もできていませんし、もしかするとこの5-0という数字ばかりがいい意味で選手たちの自信になってくれたらいいんですけれども、もう一方では危険なシグナルだとも思っています。リーグ戦においては勝点3でしかないわけですから、しっかりとトレーニングをして改善すべき点は改善して次の試合に臨みたいと思います」

奪って前に出ていく力というのがここ最近変わってきた点だと思いますが、いかがでしょうか？

「チャンスという意味では前節も同じくらいチャンスは作れたのかなと思っています。そこを決められたかどうかがこの点差になったかもわかりませんし、奪うということに関してはこだわっていますので、奪うだけではなくて奪ったあとのイメージを共有しようというところで選手たちにはトレーニングも含めて一番要求している点かもしれません」

先制してその後かなり押し込まれるシーンがありましたが、あの場面は耐えるということで考えられていましたか？

「一つは力の差があるわけではないので耐えるというのはあると思います。それがあの時間帯だったというのはあると思いますし、もう一方ではもう少し対応の仕方があったのかなとも思います。その点は少し細かい点にはなりますけれども、相手も出てくるところがあるので、そこの対応の仕方は必要かなと思います。ただ、守る時間帯というのは絶対あるので、そこで絶対に失点をしないというメンタリティーはもっともっと強くしなければいけないかなと思います」

これでリーグ前半が終了しますが、後半に向けて一番修正したい点と意気込みをお願いします。

「攻撃も守備も改善しなければいけない部分は多いと思いますが、私が考える特効薬というかチームを活性化させるというのは守備のところを集中してやっていく、守備というのは守るための守備もありますし、攻撃的に奪いに行く守備というのもあると思いますが、守備の質を上げていくというのをあまり時間もない中ですが、しっかりと構築していきたいです。当然、攻撃のシチュエーションも出ますからそういう部分の質やアイデアというのは、選手たちにいい意味で提示をしていきながら元々持っている攻撃のアイデアやテクニックというのを引き出してあげられるようにしたいと思います。ただ、先ほどと重複しますが、攻撃の面で今日はたまたまゴールが入った部分もあると思いますし、チャンスも前節同じくらい作れていましたが結果は引き分けだったということで、水物なところもあると思いますから失点をしないチームにしていく。その中で、1点を取って1-0で勝っていくというのが一番の目標になると思います」

プロ初のゴールを決めた堂安選手の評価と今後期待する点を教えてください。

「彼は攻撃のアイデアも持っている選手で、結構よく走れて守備をできるタイプなんですね。前半戦ボランチで起用していたこともあって守備の感覚なども磨いてくれたのかなと思っています。そういう守備の感覚を持った選手がサイドにいるというのは、チーム全体にとって奪うという意味では重要なので、そこはうまく機能しているのかなと。若いですし経験がまだ浅いですから、今日活躍したことは評価していますし喜んでもいいと思いますが、これが過信になってしまうと足元をすくわれる世界だと思いますから、そういうところを引き締めながらやっていくことが彼の成長につながるのではないかと思います。まだまだやらなければならないこともいっぱいありますし、可能性もある選手だと思いますからもっと高い目標に向かってチャレンジしてほしいと思います」

試合を終えた今の気持ちを聞かせてください。

「今季初めて大量得点で勝てたので、これで勢いに乗って次節は今季初の連勝もつかみたいと思っています」

チーム3点目となるゴールシーンを振り返ってください。

「松原選手からのクロスが入ってくるかなというタイミングで、いいポジションだけとっておこうと思っていたんですけど、かなりいいボールが来たので、落ち着いてコースだけ考えて打ちました」

今季初ゴールとなりました。

「点を取れない時期というのは、FWにとって気持ちが焦るものなので、これでホッとしてはいますし、また次の点を狙ってもっと積極的にいけるかなと思います」

次は群馬戦となります。意気込みを聞かせてください。

「まだ連勝をしていないので、次連勝することで勢いに乗ると思いますし、後半の最初の試合ということもあるので、しっかり勝って勢いに乗ることをチーム全体で目指してやっていきたいと思います」

試合を終えた今の気持ちを聞かせてください。

「ホームでなかなか勝てなかったので、今回大量得点で勝てたことを素直に嬉しく思います」

先制ゴールのシーンを振り返ってください。

「今シーズン、チャンスがあった中でなかなか決めきることができなかったので、ようやく決めることができて嬉しいというよりはホッとした気持ちが強かったです」

プロ初ゴールということになりましたが、どんな気持ちでしたか？

「その時はまだ立ち上がりだったと思うので、もちろん嬉しかったですけど、勝つことが第一優先なのでその時はまだ正直感情はなかったです」

今振り返るといかがでしょうか？

「ゴールを目指していましたし、それを取ることができて自分の中では勢いに乗れると思っているので、よかったと思います」

続いて、チーム4点目となった2ゴール目を振り返ってください。

「勝又さんがサイドからキープしてくれて中に折り返してくれたので、あとは左足で合わせるだけでした。ラッキーといえばラッキーなので、感謝したいと思います」

試合後、多くの子どもたちに声を掛けられていましたがいかがですか？

「自分たちは子どもに夢を与えないといけないですし、そういう意味では今日の勝利というのは多くの子どもたちに夢を与えられたかなと思うのでよかったです」

今日の試合はサッカー人生で記念すべき試合になったのではないですか？

「そうですね、初ゴールで勝てたというのは自分にとってすごく自信にもなるので、素直にすごく嬉しいです」

次節群馬戦に向けての意気込みをお願いします。

「今シーズン、まだ連勝できていないので、必ず連勝して勢いに乗っていきたいと思います」

最後はしっかり上がっていっての得点でした。

「タイミングを見てチャンスになりそうなところで思っていました。富山もあの場面であまり守備にという感じではなかったのでラッキーだったと思います」

チームは一つ乗り換えた手ごたえはありますか？

「まだ連勝できていないので、次がまだ大事になるのかなと思います。次に勝点3を取れなかったら今までと一緒の流れになってしまうので連勝できるようにしたいです」

リーグ前半は苦しかったと思いますが、昇格というところについてはどう捉えていますか？

「誰一人諦めていないと思いますし、そのためには勝ち星を積み上げることが大事だと思うので、1試合1試合やっていくことだと思います」

試合を終えていかがですか？

「今日こうやって5-0で勝てたのは嬉しかったですし、サポーターの皆さんに辛い思いをさせた分、今日こうやって勝てたので続けていけたらと思います」

さらに無失点での勝利となりました。

「皆が頑張ってくれて、それほど僕の所でのピンチは少なかったので、皆に感謝したいです」

前半はコーナーキックなどが多くて、ポストに当たりシーンもありました

「そうですね、本当に今日は運がよかったなというか、運を味方につけられたというのはありました」

これでリーグ前半が終了しますが、振り返っていかがですか？

「僕らが最初に思い描いていた順位とは全然違いますし、ここから後半戦は、昇格を目指して負けられない試合が続くので、前半の最後にこうやって5-0で勝てたのは本当に後半戦に向けていいスタートになると思います