※試合後メディア取材での質疑応答から抜粋

試合の総括をお願いします。

「朝から雪の降る寒い日でしたが、多くのファン・サポーターの皆さんに来ていただき、最後まで声援をいただきました。本当にありがとうございます。皆さんの前でとにかく勝たなければいけませんでしたが、達成できませんでした。ただただ申し訳なく情けない試合をしてしまったと思っています。試合内容に関しては、どうにか前半のうちに積極的に攻撃をして先制点をとることを目指していました。何回かチャンスはありましたが決め切ることが出来ず、後半はチャンスもあまり作れませんでした。『終わったときにどうなっていたいか』と問いかけ『自分たちに矢印を向けて』やってきましたが、ただただ実力が足りなかったんだと思っています。ただ、セレモニーでも言いましたが、まだまだ選手達のサッカー人生は続きますし、パルセイロの歴史も続いていきます。今日のこの経験を活かすしかないし、悔しさを忘れずに次に繋げていくしかないと、今は思っているところです」

今シーズンの戦いぶりについて総括を。

「多く選手が入れ替わったという事もあり、クラブスローガンでもある『Change！』を打ち出して、勝敗に関わらず、まずは見ている人たちに選手達の熱量やハードワーク・躍動している姿を見せる試合をしようと働きかけてチームを作ってきました。もちろん上手くいったことや上手く行かなかった事、多々ありますが、最終的には今日負けてしまいシーズンが終わったところで3位。ただそうした選手の熱量が伝わるようなチームは作れたのではと思っています」

昇格へあと一歩届かなかった要因は。

「なにか一つの原因があった訳では無いと思います。全ての面で少しづつ足りなかったのでは。今日の試合だけではなく、これまでも攻撃していても最後決め切れないという課題はありました。全体的なレベルを上げていくことは、今後の一つのテーマになると思います」

※試合後メディア取材での質疑応答から抜粋

今の率直な気持ちは。

「本当に悔しいです。今日もたくさんの人が応援に来てくださっていた中、応援してくれている全ての方の期待を裏切ってしまったことになり、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。勝って昇格してみんなで喜び合いたかったですが、本当に残念です」

昇格へ足りなかったものは。

「今日の試合が全てではなく、一年通しての結果で最終的に抜かれてしまったという事。大事な試合が今までもあって、勝てた試合もあれば今日みたいに落としてしまった試合もありました。本当に、その甘さが、最終的に昇格に繋がらなかったんだと思います」

今日は今シーズンの課題が全て出た試合だったのでは。

「これまでも点を獲られると厳しい試合になっていることはわかっていましたので、何とか失点せずに最後までに1点獲れればいいと思っていました。最後失点してしまったのが全てだったと思います」

チャンスがありながらも崩しきれなかったことについては。

「いつも通りチャンスは作れていましたが、決め切る力が足りませんでした。こうした試合だと独特な雰囲気があって、いつも思い切りやっている事に慎重になってしまったりした部分もありました。自分たちの実力不足だったと思いますし、この壁を乗り越えなければいけないと痛感させられる試合だったと思います」

監督からは、今後のサッカー人生に活かしてほしいという言葉もありました。

「自分自身、今シーズンのような昇格争いの経験は今までありませんでしたので、年齢的にも今年は最後のチャンスかもしれないと思って臨んできました。結果が出なかったことに関しては残念ですが、今後の自分のサッカー人生で、必ず悔しさを晴らせるようにまた頑張っていきたいと思います」

※試合後メディア取材での質疑応答から抜粋

今の率直な気持ちは。

「ただただ残念な気持ちでいっぱいです」

昇格に足りなかったものは。

「正直、これが足りなかったという明確な答えはまだ出ていないです。ただ、その何かが足りなかったことは事実ですし、自分たちで見つめて取り組んで行くしかないと今は考えています」

2失点してしまった事については。

「僕たちは勝って昇格を決めたいという気持ちが全面に出ていたにも関わらず、数少ないチャンスをモノにさせてしまいました。後ろのポジションの選手としては、そこはしっかりリスクマネジメントしないといけなかったと思います。チーム全体が得点を獲ることに強い意識があったからこそ、僕がゲームをコントロールして、失点を絶対にしてはいけないことを、声をかけたりプレーでみせたり、もっと出来たことがあったのではと思います。個人の力不足も感じています」

キャプテンマークを巻く重責を担い、成長したと感じる部分もあったシーズンだったのでは。

「キャプテンマークは誰しもが巻けるものではありませんが、監督が僕に任せてくれたことには率直に嬉しかったです。だからこそ、チームを勝たせられる選手になりたかったです。年間を通してつけさせてもらう事が多かった中で、もちろん成長した部分もありますが、プロの世界は結果が全てなので、今日の結果が全て。敗戦して昇格を逃したという事は、チーム全体の甘さや僕自身の弱さ・甘さがあったのではと思います」

1失点目の時の気持ちは、折れてしまったのか、火が付いたのか。

「気持ちが折れることは無かったです。試合は90分で決着がつくものですし、今までも先制されてしまう試合もありました。ピッチに立っている選手、監督・スタッフ、ベンチのメンバーもチーム全体的に気持ちが落ちているという雰囲気は一切無かったです」

試合終了の瞬間の気持ちは。

「年間を通して昇格を目指してやってきて、今日は本当に目の前に昇格がありました。それを逃してしまった瞬間でしたので、本当に何も考えられない状態で、サポーターの皆さんが悲しんでいたり悔しがっている姿を見て、自分自身まだまだ成長しないといけないというか、自分の物足りなさを実感していました」

『これからも応援する』と言うサポーターが多くいらっしゃいました。それも踏まえ、今後のサッカー人生で活かしたい事とは。

「まず、これからも長野パルセイロを応援すると言ってくれる人たちがいることに、感謝しています。また、今週は雪が積もってしまい、今日の試合に向けての練習が危ぶまれましたが、クラブスタッフや、土曜日にはアカデミーの選手達も雪かきをしてくれました。いろんな人の支えがあるチームなので、まずは長野パルセイロに関わる全ての人に感謝したいですし、これからも応援してくれる人たちの為に、個人としてもチームとしてもまた上を向いて闘っていきたいと思っています」