「台風21号及び北海道で発生した地震で被害に遭われた方々、関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。我がチームにも各地に縁のある選手、スタッフが多く、心が痛みます。

村雨の一日でしたが試合開始時刻に近づくにつれ雨も止んでくれて、湿度の高い中でのキックオフになりました。横山選手のパルセイロへの復帰戦を多くのサポーターのみなさんと共に迎えようと、キャンペーンを企画しました。レディースで1万人は難しいと思いもしましたが、選手自らがアイディアを持ち寄り観客動員に努めました。雨も止み、大勢のサポーターの皆さんがUスタジアムにお越しいただき横山選手の復帰に花を添えていただき、試合を盛り上げ、選手たちの背中を押してくださいました。ありがとうございました。

肝心な試合はというと、あまりにも簡単に失点してしまい、苦しい試合展開になりながらも後半仕切り直しで追いつきながら最後に逆転勝ちの絵を描きながらの敗戦は、とても悔しい結果です。横山選手のコンディション、中野選手との組み合わせ、色んなことを試行錯誤しながら中断期間に課題に取り組んできましたが、まだまだ克服できていない点がいくつもありました。

後半戦を勝利といういい形でスタートすることが出来ませんでしたが、この結果を真摯に捉えて、これから2か月間我々は毎日の練習に集中して、一戦一戦を大切に戦っていきたいと思います。

1万人には届きませんでしたが、このキャンペーンを成功させようと努力してくれた選手、関係者の方々に衷心よりお礼を申し上げます。今日の試合をきっかけにまた観戦に来ようと思っていただける試合であったなら幸甚です」

悔しい結果となりましたが、試合を終えた今の率直な気持ちを教えてください。

「たくさんの方に来ていただいた中で、試合は苦しい展開だったんですけど、皆さんの声援が本当に後押しになってはいて、勝てなかったことが悔しいですね」

苦しい展開の中でピッチに入りましたが、どんな気持ちでしたか？

「2点差というのはあったんですが、誰一人諦めることなく下を向いていなかったですし、ピッチに立ったら絶対に決めるという気持ちを強くもちました。監督からも入る前に『チャンスは絶対あるから決めてこい』と言われていたので、点を決められたことはよかったと思います」

ゴールシーンを振り返ってください。

「真奈美さん(中野選手)からドンピシャのボールが来たので、あそこは本当に決めなきゃという気持ちが強くて、普段あまりヘッドはしないんですけど、ココしかないというのがあったのでしっかり決めきれたことは大きな成長だったと思います」

ケガもあり悔しい思いもしてきたと思うんですけど、その中でピッチに立てたというのはまた少し違った思いもありましたか？

「何試合か離れていたので、最初は皆と連携も少し取れなくて自分自身納得いくプレーはできていなかったんですけど、久しぶりに出場してやはりあのピッチというのは本当に空気感や雰囲気が本当にあるので、それを感じられたこともよかったと思いますし、結果は負けてしまったんですが、追いつけたことは大きいと思います。その後に勝ち越されたことは課題だと思うので、最後しっかり勝ちきれるようにまた練習していきたいと思います」

そして、今日は横山選手復帰戦でもありました。

「久美さん(横山選手)とは公式戦で初めて一緒に出させてもらいましたが、練習では何度も久美さんの声掛けやプレーで頑張らなきゃと思えましたし、後半戦はまだまだ続くので、しっかり久美さんと連携を取っていきたいと思いますし、自分からどんどん盛り上げてやっていきたいとも思います」

今後の意気込みを聞かせてください。

「まだまだ後半戦は始まったばかりですし、今日は負けてしまいましたが得たものは大きいと思うので、もっともっとチームで一つ一つの練習を無駄にせずに頑張っていきたいと思います」

復帰初戦となりましたが、振り返っていかがでしたか？

「前よりかは自分たちがボールを支配できた戦いができたんですけど、最後で失点してしまったり立ち上がりに失点してしまったりして、勝てた試合を勝てなかったなと感じています」

横山選手のPKで流れが変わったと感じましたが、いかがでしたか？

「前半から結構シュートも打っていたんですけど、久しぶりのFWということでまだまだシュートの決定力不足だなというのはすごく感じました」

1年ぶりのUスタでのプレーはいかがでしたか？

「雨であまりお客さんも来られなかったと思うんですけど、久しぶりに長野でプレーできてよかったと思います」

試合前にはどんな気持ちで臨んだんですか？

「特に考えなかったんですけど、楽しめたらいいなとは思っていました」

ドイツでの1年間というのは自分にとっても大きいモノになりましたか？

「そうですね、大きいモノになったかはピッチで示せたらいいかなとは思っています」

今後の抱負を聞かせてください。

「残り8試合、優勝を目指してチーム一丸となって頑張りたいと思いますので、応援をよろしくお願いします」