2022-23 Yogibo WEリーグ 第22節
6.10
SAT
14:00KICKOFF
VSINAC神戸レオネッサ
HOME 長野Uスタジアム
HOME
AC長野パルセイロ
- 菊池 まりあ
- 28’
- 榊原 琴乃
- 67’
2
試合終了
1
前 半
1
1
後 半
1
2
INAC神戸レオネッサ
- 守屋 都弥
- 44’
- 阪口 萌乃
- 77’
AWAY
STATICSスタッツ
- シュート
- 14
- ゴールキック
- 10
- コーナーキック
- 4
- 直接FK
- 6
- 間接FK
- 2
MEMBER CHANGE交 代
63′
OUT
三谷 沙也加
IN
鈴木 日奈子
63′
OUT
菊池 まりあ
IN
榊原 琴乃
69′
OUT
大久保 舞
IN
太田 萌咲
69′
OUT
伊藤 めぐみ
IN
肝付 萌
85′
OUT
上田 莉帆
IN
小澤 寛
CARD警告/退場
90′+1
小澤 寛
STARTING MEMBERスターティングメンバー
- 伊藤 有里彩
- 1 GK
- 岡本 祐花
- 3 DF
- 岩下 胡桃
- 5 DF
- 奥津 礼菜
- 15 DF
- 奥川 千沙
- 22 DF
- 大久保 舞
- 6 MF
- 三谷 沙也加
- 7 MF
- 菊池 まりあ
- 14 MF
- 伊藤 めぐみ
- 18 MF
- 瀧澤 莉央
- 10 FW
- 上田 莉帆
- 33 FW
- GK 18
- 山下 杏也加
- DF 3
- 土光 真代
- DF 5
- 三宅 史織
- DF 7
- 脇阪 麗奈
- MF 2
- 守屋 都弥
- MF 6
- 伊藤 美紀
- MF 10
- 成宮 唯
- MF 11
- 高瀬 愛実
- MF 27
- 小山 史乃観
- FW 9
- 田中 美南
- FW 24
- 愛川 陽菜
SUBSTITUTEサブメンバー
- 風間 優華
- 31 GK
- 肝付 萌
- 2 DF
- 長江 伊吹
- 4 DF
- 太田 萌咲
- 13 MF
- 鈴木 日奈子
- 16 MF
- 榊原 琴乃
- 32 MF
- 小澤 寛
- 29 FW
- GK 1
- 武仲 麗依
- DF 4
- 竹重 杏歌理
- MF 16
- 天野 紗
- MF 29
- 箕輪 千慧
- MF 51
- 宮本 華乃
- FW 8
- 阪口 萌乃
STATICSスタッツ
- シュート
- 10
- ゴールキック
- 14
- コーナーキック
- 1
- 直接FK
- 7
- 間接FK
- 2
MEMBER CHANGE交 代
46′
OUT
愛川 陽菜
IN
阪口 萌乃
68′
OUT
高瀬 愛実
IN
天野 紗
87′
OUT
小山 史乃観
IN
箕輪 千慧
CARD警告/退場
DATA試合環境
- 入場者数
- 1,807人
- 天候
- 曇、弱風
- 気温
- 26.8℃
- 湿度
- 67%
- ピッチの状態
- 全面両芝
- 主審
- 柳 彩乃
- 副審
- 萩尾 麻衣子
- 副審
- 山本 真理
- 第4の審判
- 稲葉 里美
COMMENT試合後のコメント
試合の総括について
「今日の最終戦、引き分けではなく勝つことを目指して試合に臨みました。上手く先制点を獲ることができました。90分間を通じて長野がやりたい試合運びができていたと思います。失点シーンは残念に思いますが、今シーズンの集大成として考えた時に、素晴らしい試合ができたと思います。選手たちが自信に満ち溢れたプレーをしてくれましたので、選手たちの成長を非常に感じましたし、観てくださっている方々と一丸となって戦えた90分間でしたので、非常に満足をしています」
今日の試合、4バックで戦った狙いは?
「前節のベレーザ戦が終わった直後には、次節は3バックで戦おうと考えていたのですが、映像分析をする中で4バックで戦ったほうが守備がはまるのではないかと思い、4-4-2で勝負しようと思いました」
ラスト3試合の素晴らしい戦いぶりについて
「公式記録も内容も、直近の2試合はぎりぎりで勝ったとか、ぎりぎりで引き分けたという試合ではなかったと思いますし、勝ち試合だったという感覚を持っていました。上位3チームの強豪とのラスト3試合は、この1年間積み上げてきたことが発揮できるようになりました。楽しい時間だったと思います」
今日の試合、監督としてどんな言葉を選手たちにかけて、試合に臨んだか
「このメンバーで1年間やってきた、今日が集大成だという話をしました。最終戦をホームでできることもありがたいことでしたし、来てくださるサポーターの皆様と想いをひとつにして、必ず勝とうといって送り出しました。選手全員が自分の持っている力を出し切ってくれたと思います。正直勝ちたかったので悔しいですが、今日の試合は内容も結果も満足しています」
監督が、パルセイロ・レディースの選手たちのポテンシャルを感じている部分は?
「ハードワークできるというのが、どこのチームにもない強みだと思います。90分間走り切る部分もそうですが、ラスト3試合はチームの総力と言いますか、交代枠をフルで使い切ってチームとして運動量を落とさずに強度を維持することができたと思います。ですので、監督である私自身がスタートの11人だけではなく、交代出場する5人も含めて、自信をもって選手をピッチに送り出すことができるまで、選手たちが成長してくれたことが大きな要因だと思います」
選手たちに伝えたいことは
「日々まじめにトレーニングに取り組んでくれました。上手くいかない時も下を向かずに取り組んでくれました。上手くいかない時、矢印が外を向いてしまえば向上しないと思いますので、どんな時も自分に矢印を向けて向上心を持って取り組むことが大切です。若い選手が多いですし、今後も貪欲に取り組み、成長して欲しいと願っています」
1年間、どんなことを意識してチーム作りをしたか
「監督になって1年で積み上げていくのは時間として長くないと思っていましたが、ヘッドコーチとして長野に加入させていただき、前小笠原監督がやってこられたサッカーをベースとし、進化させていくことが長野の良さに繋がると思っていました。前線からのハイプレスに磨きをかけること、攻撃では『縦に速いサッカー』を目指しましたがその弊害としてボールロストが多いという課題が出ました。そこから、ボールを自分たちが保持しながら相手ゴールに向かっていく攻撃の形をトレーニングし、積みあがったかなと思います。
選手には伸びしろがありますし、個性豊かです。選手の良さを最大限発揮できるようなチームを作れたらと思っていました。最後は、良い感じに仕上がったんじゃないかなと思います(笑)」
引退する肝付萌選手について
「肝付選手を大学時代4年間指導してきました。怪我をしていましたが、今日のホーム最終戦、この試合に合わせてリハビリトレーニングを組んでコンディションを上げてきてくれました。正直なところ本調子ではなかったと思いますが、途中出場で送り出すレベルまでコンディションを上げてきてくれたので、チャンスがあれば使おうと思って、メンバーに入れました。
引退することについて、正直もったいないと思いましたし、まだやれると思い本人との話をしました。肝付選手は大学4年間でサッカーを辞めると言っていたのを説得して、長野でプレーするよう促し、この3年間良くやったと思います。私自身、肝付選手と最後一緒に戦えたことを誇りに思います。縁を感じます。良く頑張ったね、という想いです」
長野県の中で、また全国で、パルセイロ・レディースが今後どう育っていって欲しいか?
「長野は、WEリーグの中でも選手たちが置かれている環境が決して良いほうではないと思っています。ただし、それを言い訳にせずに、自分たちの力で這い上がる、そういった気持ちを持ってやってくれれば良いと思います。私自身も恵まれた環境ではないことを言い訳にしたくなかったですし、自分たちで良い環境にしていくこと。良くするにはスタジアムに沢山の方に足を運んでいただく必要がありますし、そのためにも成績を残さないといけません。それがWEリーグ、プロとしての役割だと思っています。興行として成立しなかったらプロではないと思います。
長野もそうですし、WEリーグ全体が興行として成り立っていない部分は、今後の日本の女子サッカーの懸念材料だなと正直思っています。パルセイロ・レディースここにあり、というような長野県のシンボルになっていただけるよう、今後の発展を心から願っています」
最後の試合、どのような気持ちでスタジアム入りしたか
「現役最後の試合を、長野Uスタジアムという素晴らしいスタジアムでできるので、一瞬一瞬噛みしめながらプレーしようと思っていました。自分にとっては引退試合なのですが、チームにとっては目標である6位以内を目指す大切な試合でしたので、最後まで選手としてやるべきことを全うする気持ちでスタジアムに入りました」
怪我からの復帰、ギリギリの調整だったのでは?
「怪我からの復帰ということでギリギリでした。スタッフやトレーナーの皆さんに、少しづつ復帰のためのメニューを早めてもらい、なんとか今日の試合に間に合いました。選手交代でピッチに入る前に、田代監督からは戦術的な指示と、頑張ってこいと声をかけていただいて背中を押してくれたので、自分の持っているすべてを出し切ろうと思ってピッチに入りました」
肝付選手にとって、今シーズンのチームの印象は?
「今シーズン、苦しい時期が沢山ありました。そんな中でも、選手スタッフ全員が諦めずに、今やるべきことを考えて取り組んできた結果が、最後のラスト3試合の素晴らしい戦いぶりに繋がったと思っています。長野には日本女子代表選手がいるようなチームではありませんが、選手1人1人が100%の力を出し切れば、このような素晴らしい戦いができるということを証明できたと思います。来シーズンも引き続き、沢山の方に応援していただきたいと思います」
試合終了のホイッスルが鳴った瞬間の気持ちは?
「試合に正直勝ちたかったです。多くの方がUスタに来てくれましたし、背中を押してくれました。素晴らしい雰囲気の中でサッカーができたことを幸せに感じました。長野に来てよかったなと、心から感じることができました」
長野で過ごした3年間の時間は?
「長野に来て多くのことを経験させていただきました。山梨学院大学時代は2部だったのですが、そこから長野へ呼んでいただき、自分の持っている力をすべて出し切ろうという気持ちでこの3年間取り組んできました。自分なりにできることを精一杯やりました。引退の発表をさせていただいた際には、SNSを通じて多くの方から温かいコメントをいただき、自分が長野でやってきたことが間違いじゃなかったんだなと感じることができました」
恩師である田代監督の下で、WEリーガーを引退することについて
「同じタイミングで長野を去ることになりました。現在の私があるのは田代監督のおかげです。この素晴らしいWEリーグという舞台で長野のチームで戦えたこと。田代監督が私の背中を押してくれたからこそ、今の私がいます。田代監督には感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです」
どのような気持ちで次の人生に進んでいきますか?
「今回の引退は、後ろ向きな決断ではありません。人として自分がもっと成長するために、今回引退を決意しました。今後はアスリートのセカンドキャリアを支援するような仕事をしてみたいと思っています」