試合の総括について

「今日の再開初戦。勝ち点3を挙げるべく、チーム全員で照準を合わせて準備をしてきました。そういった中、結果としては引き分け、勝ち点1しか奪えなかったので残念に思っています。ポジティブに考えれば勝ち点1を積み上げたと言えるのですが、後半巻き返すために今日は絶対に勝たなければいけない試合でした。しかしながら、この中断期間でトレーニングで積み上げてきた形がプレーで現れてきていました。ゴール前の崩しの部分だったり、ラストパスとフィニッシュの精度を向上させるよう日々のトレーニングで積み上げたいと思います。

今日の前半は、選手間の距離が開きセカンドボールがまったく拾えませんでした。前半の序盤、少しボールが落ち着くようになってからは、ピッチの幅、両サイドを広く使った攻撃ができたかと思います。カウンター攻撃に移ったときにボールを失ったりする場面が課題だと思いますが、チームとしてどう戦うかの意思疎通はできていると思いますので、選手個々の判断の質を上げていきたいと思います」

デビュー戦となった榊原琴乃選手について

「チームに加入して1か月。榊原選手のスピードやドリブルは、長野の1つの武器になると感じていますので、今日はスターティングイレブンとして起用しました。試合の中で、榊原選手の良さが随所に出ていたと思います。決定機が2度あったかと思いますが、決定機でゴールを決め切る選手になって欲しいと思います。今後も榊原選手に出場機会を与えながら成長させて、それをチーム力の向上につなげたいと思います」

声出し応援によるスタジアムの雰囲気について

「雰囲気が凄く変わったと思います。新型コロナウイルスの脅威という社会状況がありましたので、初めて声援を受ける選手が多かったと思います。選手たちの背中を押してくれる素晴らしい声援だったと感じています。声援があることで、スタジアムで選手とサポーターの一体感がより生まれていたと思いますし、今日素晴らしい雰囲気の中で試合をさせていただいて、サポーターの皆様には本当に感謝しています」

試合を振り返って

「今日の試合、私にとってはWEリーグ開幕戦でしたが、スターティングイレブンとしてデビューすることができて非常に嬉しく思うと同時に、何回もあったチャンスでゴールを決めきることができなかったので、自分の課題として認識できました。またすぐに来週試合がありますので、出場できるように準備をすることと、ゴールを決め切ることを突き詰めたいと思います。

WEリーグでプレーすることが、ずっと自分の目標でした。今日試合に出場できたことを嬉しく思います。また、長野のユニフォームを着て試合に出るということに責任感も感じました。なでしこJAPANの経験がある選手が沢山いる大宮さんとの対戦でしたので、楽しみにして試合に臨むことができました」

試合を振り返って

「WEリーグ後半戦、巻き返すためには今日の試合がとても重要でした。今日の試合、勝ち切れなかったことが反省点ではありますが、良いプレーも沢山あったと思いますので、悲観することはまったくないと思います。良かった部分を伸ばしつつ、修正すべき点を修正し、来週のホーム戦で勝てるようチームを作り上げたいと思います。今日の試合のスタッツに現れていると思いますが、チームとして点を獲って勝つ。シュートを打つ、シュートを決めるきることを意識して中断期間のトレーニングを積み上げてきました。チーム全員が得点を奪いに行く姿勢を見せれたと思います。逆にまだまだ足りない部分としては、ゴール前で相手ディフェンスを崩すプレーだったり、ちょっとしたパスのズレで最終的にシュートまで持っていくことができなかった場面です。今後も引き続きそのあたりの課題改善に向けて、トレーニングを積み上げたいと思います。

今日の試合、声援というのを久々に感じて、少しずつ日常が戻ってきたという実感が湧きました。ファン・サポーターの皆様の声援が、私たち選手の頑張る原動力になっていると再確認できた試合でしたし、本当に感謝しています。また来週ホーム戦がここ長野Uスタジアムでありますので、1人でも多くの方にお越しいただいて、大声援でチームの後押しをしていただければ嬉しいです。私たちは、勝利という結果でもって、皆様の声援に応えたいと思います」

試合を振り返って

「今日の試合の前半の序盤、相手の縦のスペースを突くことができず、後ろが重くなってしまっていたかなと思います。前半の途中、ハーフタイムで田代監督からもっと高い位置を取るように指示がありました。相手が後半足が止まり始めていたこともあろうかと思いますが、点を獲るために攻撃をどんどん仕掛ける必要があったので、勇気を持って前へ前へと仕掛けていきましたが、結果として1点を奪うことができなかったのが残念です。ですが、チーム全体として良いプレーが沢山出ていたと思いますので、日々のトレーニングから精度、クオリティを意識して取り組むこと。自分としては、フィニッシャーの役割であったとしても、クロッサーの役割であったとしても、次節のホーム戦で勝つために、1週間良い準備をしていきたいと思います。サポーターの皆様の声援が試合前のアップの時から凄く聞こえてきて嬉しかったですし、後半最後まで走り切ることができたのも、サポーターの皆様の声援があってこそでした。次節も熱い応援で後押しをよろしくお願いいたします」