試合の総括をお願いします。

「コロナ禍の中、また悪天候の中、対戦チームであるアルビレックス新潟レディース様はもちろん、関係者の皆様の試合開催へのご尽力に心より感謝申し上げます。また、悪天候の中、最後まで応援いただきましたサポーターの皆さまに心より感謝申し上げます。試合を通じて、選手のサッカー理解度、個人能力、戦術、すべてにおいて足りないと感じました。システム変更をして臨みましたが、それ以前の問題として個人の判断力、技術を試合の中で発揮できなかった。簡単にボールを奪われるなど、前半は全くサッカーにならなかったと思います。

後半は整理をして臨み、自分たちがボールを保持できるように少し改善されたと思います。しかし、2失点目も簡単な横パスのミスが原因だったのが残念でした。右サイドで途中出場した川船選手は高校生ですけど投入し、突破とクロスでアシストを記録したのは収穫だったと思います。年齢に関係なく、判断やサッカーの理解度を上げれば女子の世界では十分やれるというのを川船選手は見せてくれたと思います」

システムを4-4-2から、3-4-3に変更した狙いは？

「前線にいきなりボールを当てるのではなく、ボールを保持しながら、3バックとボランチが時間をつくり、良いタイミングになったときにトップにボールを入れて攻撃することが狙いでした。しかし、3バックが相手の2トップにつかまったり、サイドハーフが自分のマークを捨てて出てきているのにそれに気づかず慌てたりしていた。相手2トップをどこまで寄せさせるか、それによって逆があくと思いますが、その状況をあまり理解できていなかったと思います」

3バックの意図は？

「3バックにしたのは最初から意図したものです。9月からのＷＥリーグ公式戦に向けて、サッカーの理解度を上げていくことが目的です。4-4-2でうまくいかないときや、相手チームに対策をされたときには自分たちから変化することが必要ですので、プレシーズンマッチで試したおきたかったのが理由です」

試合を振り返って。

「今週は練習の時からアピールをして、自分がメンバーに選ばれるよう準備をしてきましたし、試合に出たら絶対に結果を残そうと思ってました。得点シーンは、前に人数をかけていたので絶対に自分にクロスボールが入ってくると思って走りました。川船選手からのクロスボールが完璧でした」

昨年の半月板損傷からの復帰戦でのゴールでした。

「今年1月に怪我が完治し、今シーズンのスタートから練習を積んできました。昨年はDF登録でしたが、監督から自分の特徴から前めのポジションが良いのではと言われて今年はFW登録になり、起用してもらえるようになりました。今日はウイングバックで出場してゴールという結果が残せてよかったです。毎回メンバーに選ばれるように練習から良い準備をして、監督やコーチから求められるプレーができるように頑張りたいと思います」