「カップ戦の最終戦になりましたが1,500人を超す応援をいただきながら、勝ちきれなかった事、國澤選手のラスト試合で笑顔で送り出せなかったことも併せて残念でした。

　前半はノジマの勢いを受けるだけになってしまいましたが、GK池ヶ谷選手、DF五嶋選手を軸に無失点で折り返すことが出来ました。後半、選手を入れ替えることで我々の攻撃を取り戻す時間帯が増えましたが、疲労もあり、シュートにパワーがなく、決めきるまでに至りませんでした。厳しい試合でしたがギリギリのところで踏ん張る場面が増えてきたと思いますが、終盤せっかくリードしていながら逃げきれないところは幼さを感じました。

　國澤選手が抜ける穴はとても大きく誰であっても埋めることは出来ませんが、残りの選手たちが3割増しで守備を意識することで埋められればと考えています。オフを挟みますが後半のリーグ戦に向けて全力で準備していきます。

　國澤選手にはケガと体調管理には気を付けて、活躍してくれることを楽しみにしています。我々も頑張ります。本日も応援をありがとうございました」

最後の試合となる今日、どんな気持ちで試合に入りましたか。

「実感はなかったので普段と変わらない試合の入り方でしたが、今終わってみて『最後だったんだな』という想いです」

「終わったんだな」というのはさみしさでしょうか？

「さみしいですね。でもまだ実感が無くて、来週も再来週もまた試合があるような感覚がしています」

海外挑戦を本田監督に相談したタイミングについて

「今年の契約更新の時に、海外を考えていることは伝えていました。でも、アメリカから帰ってきた時から、また海外に行きたいとは思っていたので、それは常々伝えていました」

パルセイロでの日々を振り返って、今どんな心境ですか？

「行くと決めた時から、離れたくないという想いが日々増しています。サッカーの面だけではなく、長野が好きだしパルセイロが好きなので、本当に離れたくない想いでいっぱいです」

海外ではどんなプレーをみせたいですか？

「パルセイロで5年間やってきたことを海外で試して、自分がどれだけできるのか挑戦したいです」

チームメイトにメッセージはありますか？

「直接口に出して言ってはいませんでしたが、みんなが私を勝って送り出したいという気持ちを見せてくれて、本当に嬉しかったです」

大歓声を送ってくれたサポーターに向けて。

「決勝トーナメント進出が無くなっても、毎回1000人を超えるサポーターの皆さんが会場に足を運んでくれました。絶対に勝ってサポーターの皆さんと喜びたいと強い気持ちで臨んでいたのですが、相手あってのことなので、そこは勝負の世界の厳しさかなと思います。本当は勝って結果で恩返しをしたかったのですが、それでも変わらず応援し続けてくれた皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです」

今日の試合を振り返って

「（國澤）志乃の最後の試合ということで勝ちたかったんですが、最後の最後で引き分けに持っていかれてしまって残念な気持ちです」

次のリーグ戦まで約1ヶ月が空くことについて

「チームとしては練習をしていきます。来週から1週間休みがありますので、個人としてはW杯もあったので、色々と気持ちを整理したいと思っています」

國澤選手へのメッセージ

「5年間一緒にプレーにしていて、どんな苦しいときでもチームの心臓として頑張ってくれていたので、志乃なら海外でも楽しくやっていけると思うので、大丈夫かな（笑）と思っています」