「3試合目にしてようやく片目が開きました。台所事情は楽ではありませんが、今、チームが一体感を持って試合に挑んでいます。すべての選手が自分のやるべき仕事を理解し、勝利を目指して走ってくれました。決して強いチームではありませんが、走り切ったことが今日の勝利を掴んだと思います。そして決めるべき人が決めてくれた事が何より大きな勝因です。

　課題は山積みです。１日の練習時間が足りないくらいですが、毎日の練習を丁寧に大切に積み上げていきます。また、リハビリの選手たちが１日でも早くピッチに戻って来てくれることを願っています。

　アウェイでしたがサポーターの皆さんと初勝利を分かち合えて良かったです。ありがとうございました」

今シーズン初得点＆初勝利です。今の気持ちは？

「やっとスタートラインに立てたという気持ちです。勝点3をとることができましたが、これからの試合もずっと大事ですし、切替えていきます。カップ戦を挟むので少しだけリーグ戦は空きますが、まず個人としては日本代表として頑張ること、チームとしてはカップ戦を頑張って戦ってほしいと思います。」

自身のシュートへの意識について

「自分へのマークが厳しい分、味方が空いているという気持ちが強くなって、ゴール前でも味方を使うことが多かったんですが、自分の持ち味はゴールや強引なドリブルですし、それを消してしまうと相手にとっては怖くない選手だと思います。先週の試合で1対1の場面を外してから監督にも『もっと自分で行け』と結構はっぱをかけられていて、今日の試合でまた決められなかったらだいぶ落ち込む結果になったと思います。自分は褒められて伸びるタイプだと思っていたのですが、厳しい中ではもっと強くなれるかなと思ってます。」

得点シーンを振り返ってください

「みんなが立ち上がりに前からプレッシングしていました。シュートへの意識は常に持っていたこともあり、得点のシーンでは鈴木選手が良いパスをくれた瞬間に、ワンタッチでいいシュートが打てました。鈴木選手は新たなポジションで2年ぶりくらいのリーグ戦でしたが、これまでもすごくチームの為に頑張ってくれていたので、あのパスからゴールを決められて良かったと思います。」

慣れないポジションでのプレーでしたがいかがでしたか。

「慣れないポジションではありましたが、チームの為に走る・動くというのはどのポジションでも変わりないので、自分はとにかく一生懸命やろうという気持ちで試合に挑みました。」

早い時間帯からチャンスがありました。監督からはどのような指示がありましたか？

「チームのコンセプトでもありますが、前から積極的に行くというところ。しっかりできた部分もありますし、できなかった部分もありましたので課題としてしっかり修正していければと思います。」

自身のアシストでの得点シーンを振り返ってください。

「ボールを受けた瞬間に横山選手が走っている姿が見えたので、ワンタッチで、久美に任せた！という気持ちでパスしました。早い時間に得点出来てよかったと思いますし、みんなが前から行くことで生まれた点だと思いますのでチームとして理想の得点だったと思います。」

今後の試合について

「今日はようやくの初勝利でしたが、この良い雰囲気を続けていけたらもっと良くなると思いますし、簡単な試合はこれからもないと思います。こういう試合で勝てたという自信をもって、勝ち切れる力をつけて強いパルセイロを見せていけたらと思います。」